チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:3年2組(第6回)

◯ 絵本『はちかつぎひめ』香山美子/文、赤坂三好/絵

◯ 絵本『カニツンツン』金関寿夫/文、元永定正/絵

◯ 絵本『こんにちワニ』中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 担任の先生は東京に出張だそうだ。ドアのところで待っていると、一人の子がわざわざ教えに来てくれた。

 代わりの先生もまだいらっしゃっていなかったが、自分たちで声を掛け合って席に着き、「どうぞ」と招き入れてくれた。

 欠席の子はいないし、この冬インフルエンザにかかった子もいないとのこと。元気だな。

 

『はちかつぎひめ』

はちかづきひめ (こどものとも絵本)

 「鉢(はち)」という言葉に馴染みがないかもしれないと思い、少し説明してから始めた。絵があるから大丈夫だとは思うけど、本当はこんなふうに頭にかぶるものではないんだと言っておいた。

 切り絵風の絵が見やすく、華やかで、お話によくあっている。お話は、昔話の基本に沿っているが、実の母親が死の直前にかぶせた鉢のせいで姫がつらい思いをすることになるのはちょっと意外だ。でも、結局はハッピーエンドになるからいいのだけれど。

 努めてゆっくり読み、7~8分かかったが、静かによくきいてくれた。

 

カニツンツン』

カニ ツンツン (こどものとも傑作集)

 これは私の定番絵本。でも、このクラスではまだほとんど読んでいなかったみたい。不思議な言葉の羅列と、カラフルな不思議な絵が続く。初めはキョトンとしていた子どもたち、何ページか進むと、次第に笑いが起こってきた。おかげで私も楽しく読めた。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 最後はおなじみのこれ。さすがにみんな覚えていてくれた。そして、一緒に声を合わせて言ってくれた。大きくなっても覚えていてね。そして、その時は私のことも思い出してね。

 

10分。