チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:5年3組(第2回)

◯ 絵本『うみさち やまさち』赤羽末吉/絵、舟崎克彦/文

◯ 絵本『もりもりくまさん』長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

 

 このクラスは2回め。前回に引き続き、神話の絵本を読むことにした。

『うみさち やまさち』

日本の神話〈第6巻〉うみさち やまさち

 これは神話の中では比較的わかりやすく、難しい言葉はあまり出てこないので、読むのにもそれほど苦労しなかった。ただ、努めてゆっくり読んだ。

 海幸、山幸、という兄弟の神様の話。弟の山幸が仕事を交換してみたいと頼み込み、兄の海幸の道具を借りて釣りを試みるが、うまくいかないばかりか、兄の大切な釣り針をなくしてしまう。山幸は、自分の剣から1500本もの釣り針を作って謝ったが許してもらえない。

 困った山幸が浜で泣いていると、老人(塩椎の神)の助けで、海神の宮殿へと行くことになる。

 山幸は海神の娘の婿に迎えられ、海の宮殿で楽しく過ごす。そのうち、兄の釣り針のことを思い出し、鯛の喉から見つかった釣り針を持って、兄に返しに国に帰る。

 そこまではいいのだが、その後の山幸の仕打ち(海神の言うとおりにしただけだが)がひどすぎる。

 終わったあと、

「これは、日本の古い本、日本書紀古事記に書かれているお話なのですが、どう思いましたか? お兄さんがかわいそうだと思いませんでしたか?」

というと、うなずいてくれる子あり。

「なぜそんな話になっているのか、興味がある人はパソコンやスマホで調べてみてください」

と言っておいた。そこから日本神話について知識を深めてもらえたらいいな。

 

『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 次は気楽に定番の絵本。相変わらず、これを出すとホッとしたような顔をしてくれる。残り時間に合わせて、ゆっくりめに読んだ。

 

13分ぐらい。