Oさん◯ 紙芝居『いのししのおんがえし』津田真一/脚本、イ・スジン/絵
Oさん◯ 絵本『どっとこどうぶつえん』中村至男
私 ◯ 素話『動物の恩返し』フィンランドの昔話
私 ◯ 絵本『ゆかいなさんぽ』土方久功
今年度最後の児童館おはなし会。
いつものように、Oさんの紙芝居から。
『いのししのおんがえし』
絵がダイナミックでとても見やすい。朝鮮の昔話だそうだ。
いのししを助けた男が、そのいのししの言うとおりにすると、本当に大金持ちの娘と結婚できることになる。ところが、その娘がオオムカデにさらわれてしまう。すると今度もいのししの素晴らしい指示により、助け出すことに成功。いのしし、どんだけ有能なんだか。
オオムカデが出てきた場面では「ムカデだ」「デカすぎだろ」「怪獣みたいだ」と声が聞こえた。たしかにね。
『どっとこどうぶつえん』
これは私も持っている絵本。字はなくて、ドットで表されている動物を当てる絵本。子どもたちはほとんどすぐに正解を出していた。大きな声を出して発散できただろう。
ここで私にバトンタッチ。
『動物の恩返し』
動物繋がりで、この話を持ってきた。子どもたちは落ち着いてよくきいてくれた。
百姓が、穴に落ちた地主を助けようと綱に棒をつけて下ろすと、クマ、さる、へび、が次々と上がってきて、頭を下げて去っていく。最後に地主を助けあげる。地主は畑や金貨をお礼にやるからと約束したのに、次の日、百姓がもらいにいくと「そんな約束はしていない」とムチで追い払う。この時、子どもたちは「やっぱり」「そうだと思った」と口々に言っていた。
その後の展開も、昔話の定石にしたがっていて、子どもたちは安心してきいていたようだ。こういうのもいいね。
『ゆかいなさんぽ』
最後は古典的な名作。これは音を楽しむ絵本。お話のあとは気楽に楽しめるものがいいと思って選んだ。動物繋がりでもあるし。楽しい絵本だ。
20分ぐらい。