チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

2018年度21回めの児童館おはなし会

Oさん◯ 紙芝居『いのししのおんがえし』津田真一/脚本、イ・スジン/絵

Oさん◯ 絵本『どっとこどうぶつえん』中村至男

私  ◯ 素話『動物の恩返し』フィンランドの昔話

私  ◯ 絵本『ゆかいなさんぽ』土方久功

 

今年度最後の児童館おはなし会。

いつものように、Oさんの紙芝居から。

『いのししのおんがえし』

いのししのおんがえし (ともだちだいすき)

 絵がダイナミックでとても見やすい。朝鮮の昔話だそうだ。

 いのししを助けた男が、そのいのししの言うとおりにすると、本当に大金持ちの娘と結婚できることになる。ところが、その娘がオオムカデにさらわれてしまう。すると今度もいのししの素晴らしい指示により、助け出すことに成功。いのしし、どんだけ有能なんだか。

 オオムカデが出てきた場面では「ムカデだ」「デカすぎだろ」「怪獣みたいだ」と声が聞こえた。たしかにね。

 

『どっとこどうぶつえん』

どっとこ どうぶつえん (こどものとも絵本)

 これは私も持っている絵本。字はなくて、ドットで表されている動物を当てる絵本。子どもたちはほとんどすぐに正解を出していた。大きな声を出して発散できただろう。

 

 ここで私にバトンタッチ。

『動物の恩返し』

 動物繋がりで、この話を持ってきた。子どもたちは落ち着いてよくきいてくれた。

 百姓が、穴に落ちた地主を助けようと綱に棒をつけて下ろすと、クマ、さる、へび、が次々と上がってきて、頭を下げて去っていく。最後に地主を助けあげる。地主は畑や金貨をお礼にやるからと約束したのに、次の日、百姓がもらいにいくと「そんな約束はしていない」とムチで追い払う。この時、子どもたちは「やっぱり」「そうだと思った」と口々に言っていた。

 その後の展開も、昔話の定石にしたがっていて、子どもたちは安心してきいていたようだ。こういうのもいいね。

 

『ゆかいなさんぽ』

ゆかいなさんぽ (こどものともコレクション2011)

 最後は古典的な名作。これは音を楽しむ絵本。お話のあとは気楽に楽しめるものがいいと思って選んだ。動物繋がりでもあるし。楽しい絵本だ。

 

20分ぐらい。