Oさん◯ 紙芝居『オニのごちそう』宮崎二美枝/脚本、藤本四郎/絵
Oさん◯ 絵本『1まいのかみのどうぶつたち』谷内庸生/作、西山悦子/撮影
今日から新学期。新しい1年生もやってきた。みんな行儀が良くて人懐っこくて、びっくり。
『オニのごちそう』
いつものようにOさんの紙芝居から。
これは絵も見やすくて、お話もわかりやすい。新1年生にはちょうどよかったと思う。
オニにごちそうだと言って、石の豆腐や竹の根っこの煮物などを食べさせてやっつける話。
子どもたちは静かに見入っていた。
『1まいのかみのどうぶつたち』
次はガラッと変わって、1枚の紙からいろいろな動物を作っていくクラフトの絵本。何ができるか、みんな口々にいろんな動物を答えていた。切れ目を入れて行くのが多いので「タコ!」「タコ!」との声が多かった。馬ができたところでは「キリン!」の大合唱。私も馬よりはキリンに見えると思う。
当て物みたいで楽しそうだった。実際に紙で作ってみるともっと楽しいんだろうな。
ここで私に交代。
『かわうその恩返し』
これもみんな夢中で聞いてくれた。最初に「かわうそって知ってる?」と聞くと「知ってる~」「絶滅したんでしょ」などとよく知っている様子。
話が始まってからも、すごく反応が良くて、問いかけると答えてくれたし、かわうそを料理しようかというところでは「え~可愛そう」との声。
邪魔になるような言い方ではなく、ちょうどいい掛け合いのような感じになって、楽しく語ることができた。
『はんぶんちょうだい』
さっきの「1まいのかみのどうぶつたち」で、紙をどんどん半分にしていくから、この絵本がちょうどいいと思って選んだのだが、なんと、夏の話だった。「あつい、あつい」と言って海に入って泳いだり、スイカを食べたり。それでも、おもしろかったから、まあいいか。子どもたちは気にしていないようだった。
「スイカで魚はつれるわけないじゃん」なとど言っていた。最後に海がつれたというところでは、びっくりしていた。海をじゅうたんのように丸めて運ぶなんて、おもしろいよね。
長新太さんの絵が、こんな非現実を明るくおもしろくしている。
30分。