Oさん◯ 絵本『うちのかぞく』谷口國博/作、村上康成/絵
Oさん◯ ピーターラビットの紙芝居『フロプシーのこどもたち』ビアトリクス・ポター
私 ◯ 素話『お月さまのお使い』 高知県の民話
私 ◯ 絵本『こわくておいしいオムライス』山末やすえ/作、大沢幸子/絵
この数日、5月とは思えない暑さ。今日は運動会の振替休日なので、朝から児童館で過ごしている子どもたちが多い。外で遊んで汗をかいて、ぐたーっと横になって少し休んでからおはなし会を始めた。それでも、いつもの元気さはなく、シーンとしていた。居眠りをする子がいなかったのは、よかった。
まずはOさんから。
『うちのかぞく』
家族を一人ひとり紹介しながら、動物や物に変身(例え?)させている。村上康成さんの絵がかわいくて、楽しい。
『フロプシーのこどもたち』
ピーターラビットの紙芝居。これは、絵本の挿絵そのまま使っているようで、各場面、真ん中にだけ絵がある感じ。それでも、集団読み聞かせでは絵本よりも紙芝居のほうが見やすいと思う。
ポターの優しい絵がそのまま生かされている。お話は、単純でなんてことないのだが、結構長い。うさぎたちの生き生きとしたかわいさで惹きつける紙芝居。
ここで私に交代。
『お月さまのお使い』
うさぎつながりで、この話を選んだ。お餅を点いている兄弟うさぎ。お月さまに届けるのだと歌っていると、猿がやってきて、「自分は月の使いだから、そのお餅をお月さまに届けてあげよう」と・・・
結構あっけなく、みんな「は?」という感じだったが、よく聞いていた。
『こわくておいしいオムライス』
「暑いから怖い話にして~」と言われたのだが、そんなこと言ったって、用意してきたものしか読めないよ。でも、偶然「こわくて・・・」だったのだ。
もっとも、これはおばけが出てくるものの、そんなに怖くはない。紙袋をかぶっておばけになったつもりでケチャップを買いに行った男の子が、本物のおばけに連れて行かれる話。
子どもたちはずっと静かだった。暑さでぐったり疲れていたのかな。
25分ぐらい。