◯ 絵本 『わらしべちょうじゃ』 植垣歩子
◯ 絵本 『せんのはっけん』 鈴木康博 (かがくのとも2019年2月号)
今年度特別支援学級は3クラスあり、総勢10名以上。みんな元気がいい。ただ、教室が狭いため、全員集まると結構きつい。私が立つところとの距離が詰まっていて、端の方の子は見にくいだろう。椅子を動かしていいよ、と言ったものの、ちゃんと見せようと思うと私が読みにくくなり、ちょっと苦労した。
『わらしべちょうじゃ』
「わらしべちょうじゃ」にもいろんな絵本があるが、昔話らしい、親しみやすい絵のこの絵本を選んだ。
”牛車(ぎっしゃ)”、”たんもの”、”ごふくやさん”など、子どもたちには馴染みのない言葉が出てくるので、ササッと一言ずつ説明を入れながら読んだ。
思ったより長くて、飽きるんじゃないかと心配になったが、一応最後まで静かに聞いてくれた。
『せんのはっけん』
長いお話を聞いて少し疲れたと思うので、2冊めは気楽に楽しめる参加型の写真絵本にした。
身近にある「線」に注目した絵本。子どもたちは元気よく答えてくれた。黄色い線のところで「ビール!」の声が飛び交ったのには驚いた。なるほどね。実際はかたむけたコップの中のオレンジジュースの線だ。スイカのところでは「スイカ!」と「かき氷!」に答えが分かれた。正解はスイカ。
和やかな雰囲気で終わることができた。
10分。