Oさん◯ 紙芝居『カマキリのぼうけん』江川多喜雄/脚本、藤本四郎/絵
私 ◯ 素話 『お化け車』滋賀県の民話
私 ◯ 絵本 『まどの むこうの くだもの なあに?』 荒井真紀
外は暑いが、児童館の中は冷房が効いている。夏休みなので子どもたちは朝から児童館に来ている。40人以上いた。
『つくもがみ』
先にOさんに「怪談ですか?」と聞いたら、「違います。ものを大切にする話」と言われたのだが、絵は怖かった。
特に、妖怪の姿よりも、それに驚いている子どもの顔が怖い。目玉が飛び出ている。子どもたちも「わ!目が!」と一気に引き込まれていた。
話自体は、実は楽しい話なのだが、何しろ絵の迫力がすごい。
『カマキリのぼうけん』
こちらは、真面目なカマキリの一生(?)の話。卵から生まれたところから、数々の天敵に脅かされながら、生き抜いていく姿が描かれている。最後に、番になるところまでで終わっていたので、ちょっとホッとした。雌が雄を食べるところはなかった。
私に交代。
『お化け車』
ギィー、ギィーという擬音を効果的に使って、ちょっと怖い話を盛り上げた。怖いけれど、温かい終わり方で、私は好きだ。
子どもたちは、静かに聞き入っていた。
『まどの むこうの くだもの なあに?』
最後は当て物。窓から見える一部から、果物を当てる。子どもたちは元気よく答えてくれた。最後の「ざくろ」だけは答えが出ず、先生が答えてくれた。でも、次のページの切った絵を見せて「食べたことある?どんな味がした?」と聞くと、「すっぱい」という声が複数聞こえた。
これは、後ろから開くと、切った絵の一部が見えて当てるクイズになる。なかなか優れものの絵本だ。Oさんは「これ、私も買う!」と言っている。
25分。