Oさん ◯ 絵本 『ねえ どっちがすき?』 安江リエ/文、降矢奈々/絵
Oさん ◯ 紙芝居 『うまいものやま』佐々木悦/作、箕田源二郎/絵
私 ◯ 素話 『にわとりのおなら』 日本の昔話
私 ◯ 絵本 『おとなりさん』 きしらまゆこ/作、高畠純/絵
今日は雨。遊戯室でバドミントンをしている子、児童室でブロックや積み木で遊んでいる子、相撲をとっている子、みんなそれぞれ元気に遊んでいた。全部で46人ぐらい。
おはなし会だからお集まり~と言っても、もっと遊びたい子もいて、なかなか落ち着かなかった。
『ねえ どっちがすき?』
これは各ページに子どもの好きそうなものが2つずつ出てきて、「ねえ どっちがすき?」とたずねるもの。キツネと男の子がそれぞれ紹介している。降矢奈々さんの絵はさすがに素敵だし、出てくるものはどれもワクワクするものばかり。
子どもたちは「右!」「左!」「バッタ!」「バナナ!」などと大声で答えて大興奮。大騒ぎになって、収拾がつかなくなる。
『うまいものやま』
その興奮状態のまま、紙芝居に突入したので、子どもたちは全然落ち着かずワイワイガヤガヤ。初めのうちはOさんの声もなかなか聞こえないほどで、途中ついに先生が注意するはめになった。
この紙芝居は、体を動かして疲れてお腹がペコペコになれば、普通の御飯と味噌汁も最高のごちそうのようにおいしく感じるということを教えている。空腹にまずいものなしということ。好き嫌いの多い怠け者の男も学んだことだろう。
後半は子どもたちも落ち着いてきて、ちゃんと聞いていた。
私に交代。
『にわとりのおなら』
これは3年ぶりに語った。子どもたちはすっかり落ち着いて、むしろ今度は眠くなったのではないかと心配になる。でも、顔を見ながら語ると、みんな、なんとかちゃんと聞いてくれているのがわかった。
初めはキツネがうまいこと言ってニワトリをおびき寄せてつかまえたものの、最後はニワトリの知恵でうまく逃げる。最後の「おなら」でやっぱり子どもたちは笑う。
「キツネとニワトリ、どっちが頭良かった?」と聞いてみると、「ニワトリ」という子が多かった。
『おとなりさん』
ニワトリつながりで、次はこの絵本。「またニワトリ?」と言われたけど、そのつもりで選んでいるんだもの。
ニワトリが住んでいる赤い家の隣の、青い家に誰かが引っ越してきたらしい。でも、なかなか会えない。
実は隣に住んでいるのはフクロウだったから。男の子の中から「夜行性だからね」という声が聞こえた。さすが、よく知ってる。 お話もよくわかってくれたようだった。
静かで心配になるほどだったが、終わってから見ると、寝ている子はいなかったのでホッとした。
20分。