Oさん ◯ 紙芝居 『じごくめぐり』 グループ・コロンブス/文、かわむらふゆみ/絵
私 ◯ 素話 『お団子ころころ』
私 ◯ 絵本 『トラとネコ』 プル・トゥリパティ/再話、いばやしまさこ/絵 (こどものとも2010年6月号)
今日は 落ち着かない子が何人かいて、途中で怒り出して友達に殴りかかったり蹴飛ばしたりし始めて連れ出された子もいた。全体的に後ろの方はザワザワしていた。
Oさんから
『じごくめぐり』
「じごくのそうべい」に似た話。途中、上下を逆にして入れるなど仕掛けがあって、始める前に二人で確認した。
ざわざわしていて、余計な茶々を入れる子がいて、手を焼いたが、閻魔様が出てくるところには子どもたちが反応していた。
『おにぎりくんがね』
とよたかずひこさんの食べ物シリーズのひとつ。本当は「おいもさんがね」にしようと思ったのだが、貸出中だったので・・・とのこと。ちょうど稲刈りが終わった頃なので、おにぎりにつなげて始めていた。
話はいつものワンパターンで、小さい子向け。かわいいけど、小学生にはインパクトが弱くて、やんちゃな男の子たちの気を引くことはできなかったようだ。
『お団子ころころ』
お団子を作るのが上手なおばあさんが、転がっていったお団子を追いかけてお地蔵さんのところへ行くと・・・のところまで語ったら、「ふしぎなしゃもじだ!」と数人の男の子が騒ぎ出し、その後しばらく話の続きをネタバレする。「黙っててね」と制してもなかなか聞いてくれなかった。
ちょうど読んでもらったところだったのかな?
でも、昔話だから、彼らが知っている話とちょっと違うところもあって、最後にはおとなしくなった。
『トラとネコ』
これも出した途端「知ってる!」の声。でも、これはネパールの昔話で、ちょっと違う。
そして、この絵が素晴らしい、というか強烈な印象を与える。特にトラの顔がすごい。表情が大胆で、眼が飛び出していたり、顎が外れそうになっていたり。木から落ちるところなど、「わあ!顔面から!」と子どもたちは驚いていた。落ちた後の顔もすごかった。
後半は特に、やっと集中して聞いてくれたようで、よかった。
30分。