◯ 本の紹介 『ルドルフとイッパイアッテナ』 斉藤洋
◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵
なんとこのクラスは今年度初めて。
今日は有名な『ルドルフとイッパイアッテナ』を持ってきた。でも、聞いてみると読んだことのある子はいなかった。聞いたことがある子は1人だけいた。
ルドルフという小さな黒猫が、ししゃもを盗んで魚屋さんに追いかけられ、トラックに逃げ込んだら、そのトラックが動き出した。しかも、なんとそのトラックは高速道路に乗っていったので、ルドルフは遠い町へ連れて行かれてしまった。
知らない大きな街で出会ったのが、この大きなトラ猫。
・・・と、そこまで説明してから、ルドルフがトラ猫(イッパイアッテナ)と出会う場面を5~6ページ朗読した。
何年か前に紹介したときには、内容をかいつまんで話しただけにしたのだが、それだとあまり魅力を伝えられなかった。今回改めて読んでみて、この本の魅力はルドルフとイッパイアッテナの軽快なやり取りや、ルドルフの独白の絶妙なおもしろさなのだと思い、朗読することにしたのだ。
そして、最後にまた補足説明。
「この後、ルドルフはイッパイアッテナに時の読み書きや生きる術を教わります。給食のメニュー表を読んで、大好きなクリームシチューの日だけおすそ分けを貰いに行ったりするんですよ。私はこれを読んだ後、野良猫を見つけるとつい話しかけたくなったりしました。猫は実は人間の言葉を理解しているのではないかと思えてきます。」
学校の図書館に何冊も揃っているので、ぜひ読んでほしい。続編も感動的。
『かぞえうたのほん』
本当はネコつながりで『タンゲくん』を持ってきたのだが、残り時間が3分ぐらいになってしまったので、定番のこちらにした。
13分ぐらい。