◯ 絵本『きんのつのの しか』 宮川やすえ/再話、井上洋介/絵
◯ 絵本『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵
廊下で子どもに「今日は何年何組?」と聞かれ、「1年3組だよ」と答えると「やった~」と行って教室に入っていった。嬉しい。
『きんのつのの しか』
子どものいない老夫婦が何かで子どもの姿を作るとそれに命が宿るという昔話はよくあるが、たいていは親孝行だったり、鬼退治に行ったり、正義の味方になる。
ところが、これは泥で作った息子がとんだ悪者になる。まず生みの親の老夫婦をぱっくり飲み込んでしまう。それから、出会う人出会う人、次々に飲み込んでいく傍若無人ぶりだ。最後にやっつけてくれるのが、鹿。
子どもたちは話が進むに連れて、泥の勇士〈化け物?〉が「大きくなった」「色が変わった」などと驚いていた。
『かぞえうたのほん』
これは定番絵本。「あ、知ってる」「好き~」の声。知っていてもよく笑ってくれた。
10分。