チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

田島征彦さん講演会

 幸運なご縁があり、はるばる淡路島から田島征彦さんをお招きして講演会を開くことができた。まだコロナ禍が収まらない中、どのくらいの方が参加してくださるか心配したが、約100人の大盛況。本来の定員の半分しか入れられないので、限度いっぱいだった。

 

 82歳の田島征彦さん、ご自身の体験と絵本に込める思いをお話くださり、実際に読み聞かせもしてくださった。これが素晴らしかった。

 

じごくのそうべえ (童心社の絵本)

 「じごくのそうべえ」は登場人物たちのトボけた台詞が、関西弁ネイティブのおじいさんらしく、絶妙。

 

ふしぎなともだち

 「ふしぎなともだち」は、これを書くきっかけとなった出来事や経過をお話しくださったあとに読んでくださったので、実感がこもっていた。自閉症の子どもと友達になる話。

 

なきむし せいとく: 沖縄戦にまきこまれた少年の物語 (童心社の絵本)

 圧巻は最新作「なきむしせいとく」。何度も沖縄に足を運び、話を聞き、勉強して、今までで一番苦労して書かれた絵本だとのこと。

 これは・・・高学年からでないと無理だと思う。戦争について語り継ぐのは大切だが、あまりにもリアルで残酷なシーンも描かれている。

 私はまだ読み聞かせに使う自信はない。

 

講演は、きっちり時間通りに収めてくださって(「1分オーバーしました」とのこと)、感動のうちに終わった。

 

 素晴らしい手書きの絵とともにサインの入った絵本はあっという間に完売してしまい、もっと多く用意するべきだったと反省した。