チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:4年1組(第5回)

◯ 絵本『あやしい妖怪はかせ』小森香折/文、西村繁男/絵

◯ 絵本『かぞえうたのほん』岸田衿子/文、スズキコージ/絵

 

 少し早めに行ったのだけれど、先生がいらっしゃらなくて、子どもたちが宿題集めなどでザワザワしていた。それでもなんとか時間ギリギリに初められたのでよかった。

 

『あやしい妖怪はかせ』

あやしい妖怪はかせ

 屋根裏に妖怪がいるようだというモリオは、妖怪はかせに調べてもらうことにする。でも、この妖怪はかせ、飼い猫のミルクを妖怪の「猫又」と見間違えたり、お母さんを「おしろいばばあ」と間違えたり・・・

 そこからの話の展開もおもしろくて、子どもたちは夢中になっていた。ドジなはかせの正体はいかに?

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)

 次は定番絵本。このクラスでこれを読んだのは5月頃かな。取り出すと「ああ、おもしろいやつ」と嬉しそうにしていた。そして、知ってるはずなのにまたよく笑ってくれた。

 ほんとにこの絵本はいいなあ。

 

10分。

 

 

朝の読書タイム:2年1組(第4回)

◯ 絵本『おしりだよ』 乾栄里子/作、西村敏雄/絵

◯ 絵本『どん!』西村敏雄

◯ 絵本『こんにちワニ』中川ひろたか/文、村上屋餅店/絵

 

 新年最初の読み聞かせ。インフルエンザもなんとか収まっている様子で、みんな出席していた。算数の数字カードを切る作業をしていて、私が(少し早めに)行ってから片付けさせていたので、始めるのはぎりぎりになった。

 

『おしりだよ』

おしりだよ

 まず、軽くおもしろい絵本から。

 男の子が、ある日お風呂に入っていると、

「あーあらってほしいなあ」と突然自分のおしりが話しかけてきた。

 それから、おしりと楽しいおしゃべりをしたり、一緒に(?)遊んだり、ブランコの乗り方を指導してもらったり・・・

 最後には普通のおしりに戻ってしまって、ちょっと寂しいけど、楽しい絵本。

 

 

『どん!』

どん!

 続いてまた西村敏雄の絵本。こちらは文も西村さん。

 元気のいい太鼓がどん!どん!と叩きながら進んでいくといろんなものに出会う。

最終的についたのは、お祭り会場だった。

 単純でわかりやすく、「どん!」などの擬音が元気で心地よい。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 最後はおなじみのこの絵本。これまで静かに聞いていた子どもたちも、「ああ、それ」と声を上げ、一緒に読んで(?)くれた。

 

10分。

朝の読書タイム:6年3組(第4回)

◯ 絵本『ながれ星が はこんできた おはなし』ヴァリスカ・グレゴリー/作、ステファーノ・ヴィタール/絵、みき たく/訳

◯ 絵本『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 このクラスも5人ぐらい欠席だという。あと月曜日に終業式で終わりなので、なんとか持ちこたえてほしいものだ。

 

『ながれ星が はこんできた おはなし』

ながれ星がはこんできたおはなし (世界の絵本)

 図書館のリサイクル市でもらってきた絵本。内容が詩的で主張があって、高学年向きなのだが、絵本なのでおそらく高学年の子は読もうとしないだろう。こういう本は読んであげなければ。

 落ちてきたお日様を巡って動物たちの間で激しい争いが起こる「お日さまのおはなし」と、落ちてきたお月さまを見つけて、思慮深いクマと協力的な動物たちが空に返す「お月さまのおはなし」。

 はじめに「きみは どちらのおはなしが すきかな?」とあるが、そりゃあ後者に決まっているだろう。

 絵も美しくダイナミックで引き込まれる。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 締めにこの一冊。でも6年生は真面目にシーンとして聞いていたので、なんだか恥ずかしかった。

 

10分。

 

朝の読書タイム:4年1組(第4回)

◯ 絵本『きょうりゅうがすわっていた』 市川宣子/文、矢吹申彦/絵

◯ 絵本『おすしのせかいりょこう』 竹下文子/文、鈴木まもる/絵

◯ 絵本『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

◯ 絵本『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 インフルエンザが流行し始めていて、このクラスも7人欠席だという。39人の大所帯だが空席が目立っていた。

 

『きょうりゅうがすわっていた』

きょうりゅうが すわっていた (こどものとも絵本)

 この絵本を知っている子はいなかったようだ。

 きょうりゅうとパパの交流、生まれてくる赤ちゃん(聞き手の男の子)と、同じ日に生まれたきょうりゅうの子に思いを馳せる温かいお話。

 クリスマスには毎年読みたい。

 

『おすしのせかいりょこう』

おすしのせかいりょこう

 回転寿司のお寿司たちが、ぐるぐる回っているのは飽きた、と真っすぐ進んで旅に出かけてしまう。

 街に出るだけだなく、世界の国々を訪れる。どこの国とは書いていないが、絵や言葉から私はわかるので、「ブラジルかな」「イタリアね」などとさり気なく付け加えた。最後に宇宙まで行って、宇宙人がお寿司を食べようとしている場面では、子どもたちは驚いて反応していた。

 

『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 これは私の定番中の定番絵本なのですが、このクラスではまだ馴染みが薄かったようだ。新鮮な驚きで迎えられた感じ。

 明るい色の派手な絵と、調子のいい言葉。くまさんのびっくりするような一日を描いている。はちみつを取りに行った場面があるので「あのはちみつどうしたんだろう?」「はちみつ食べないのかな?」と、最後まで気にしている子がいた。「ケーキに入れたんじゃない」と言う子も。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 最後は、これも定番の一冊。

 これも初めてだったのか忘れたのか、笑ったり驚いたり呆れたりしながら見ていた。

 

10分。

 

2019年度13回めの児童館おはなし会

Oさん◯ 紙芝居『こめだしえびすさま』新井悦子/脚本、いわぶちさちこ/絵

Oさん◯ 絵本『クリスマスのきせき』 高畠那生

私  ◯ 素話『運の良い男』 ジャータカ物語より

私  ◯ 絵本『おおさむこさむ』 こいでやすこ

 

 なんと2年生が学年閉鎖になったとのこと。それで今日は2年生は隔離されていた。だからおはなし会は35人だけで、いつもより落ち着いていた。

 

 『こめだしえびすさま』

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 老夫婦が土の中から出てきた恵比寿さまをきれいに洗ってあげると、恵比寿さまの鼻の穴から米がこぼれ出してきた。喜んでいると隣の欲張りじいさんがやってきて、恵比寿さまを借りていく。そして、米が少しずつしか出ないのを不満に思って、恵比寿さまの鼻をちぎって穴を大きくすると・・・

 昔話によくあるパターン。

 今日は子どもたちが最初から最後までおとなしく聞いていたのでよかった。

 

『クリスマスのきせき』

クリスマスのきせき (えほんのぼうけん18)

 「あ、それ知ってる。読もうと思って読めなかったやつ」と一番前の男の子。Oさんが先週そのクラスの朝の読書タイムに行った時、2冊めにこれを読もうとしたが時間がなくて読めなかったのを覚えていたのだ。びっくり。

 高畠那生さんらしく、意表を突くような話で、絵をよく見ないと意味がわからない。私はちょっと苦手だけど、Oさんは好きなんだそうだ。

 

『運の良い男』

 私に交代して素話から。インドの仏教説話集(ジャータカ物語)の中の話らしい。

 いきなり「むかしむかし、自分のだんなさんをとても嫌っているお嫁さんがいました」と始まる。そして、だんなさんが旅に出るときに毒薬を500粒も作って持たせる。子どもたちは「いくら嫌いでもそこまでは」「人殺しじゃん」などと驚いている。

 でもまあ、その毒薬のおかげで500人の盗賊が死んでくれたり、いろいろ幸運が続いて彼は幸せになったのだから、よかったのかな。

 あまりにも運が良くて、笑ってしまう。

 

『おおさむこさむ』

おおさむ こさむ (こどものとも傑作集)

 これは私の大好きな話。寒い季節になってきたので、読むことにした。

 おおばあちゃんに「ゆきぼうずが でるぞえ」と言われたところで、子どもたちは「ゆきぼうず?うみぼうずなら知ってるけど」などと言っている。

 また、おおばあちゃんが「まほうびん」を持たせてくれるところでは「まほうびん」を知らないらしく、キョトンとしていた。「まほう?」「魔法じゃないじゃん」「ただの水筒じゃん」という。確かに、今では普通の水筒でも保温機能がついているからね。

 その後は物語がどんどん進んでいくので、ドキドキしながらよく聞いてくれた。ちょっと怖い場面は怖い声を出して読んだ。

 かわいい雪だるまの兄弟だと思っていたら、怖いゆきぼうずに変身して主人公たちが絶体絶命になる場面では「お湯かければいい」と言った子がいた。かしこい。そのとおりです。

 

30分。

朝の読書タイム:3年2組(第4回)

◯ 絵本『きょうりゅうが座っていた』市川宣子/作、矢吹申彦/絵

◯ 絵本『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵

◯ 絵本『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 教室でみんなガチャガチャしていて準備にちょっと時間がかかったけど、なんとか間に合って始められた。

 

『きょうりゅうが座っていた』

きょうりゅうが すわっていた (こどものとも絵本)

 これはほんとに大好きな絵本。クリスマスシーズンになると読みたくなる。きょうりゅうと人間の親子の愛がリンクしている。これはクリスマスに6才の誕生日を迎える息子に、お父さんが話して聞かせる(多分)作り話なんだろうけど、それがまたいいんだよね。また来年も読もう。

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)

 ここからは定番の絵本。でも、これは覚えている子は少なかったようだ。「へんなひとかぞえうた」の後半でやっと笑ってくれた。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

これは超定番。さすがにみんな覚えていて、一緒に声を出してくれた。

 

10分。

朝の読書タイム:1年3組(第3回)

◯ 絵本『きんのつのの しか』 宮川やすえ/再話、井上洋介/絵 

◯ 絵本『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵

 

 廊下で子どもに「今日は何年何組?」と聞かれ、「1年3組だよ」と答えると「やった~」と行って教室に入っていった。嬉しい。

 

『きんのつのの しか』

きんのつののしか

 子どものいない老夫婦が何かで子どもの姿を作るとそれに命が宿るという昔話はよくあるが、たいていは親孝行だったり、鬼退治に行ったり、正義の味方になる。

 ところが、これは泥で作った息子がとんだ悪者になる。まず生みの親の老夫婦をぱっくり飲み込んでしまう。それから、出会う人出会う人、次々に飲み込んでいく傍若無人ぶりだ。最後にやっつけてくれるのが、鹿。

 子どもたちは話が進むに連れて、泥の勇士〈化け物?〉が「大きくなった」「色が変わった」などと驚いていた。

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)

 これは定番絵本。「あ、知ってる」「好き~」の声。知っていてもよく笑ってくれた。

 

10分。