チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

今年度10回目の児童館おはなし会

Kさん◯ 紙芝居 『のっぺらぼう』渋谷勲/脚本、小沢良吉/絵

私 ◯ 素話 『こわれた せともの』日本昔ばなし

私 ◯ 絵本 『どうぶつ しんちょうそくてい』 聞かせ屋。けいたろう/文、高畠純/絵

Sさん◯ 紙芝居 『あわてんぼうの こねこちゃん』石原仁美/作、瀬名恵子/絵

Sさん◯ 絵本 『どんどこ ももんちゃん』とよたかずひこ 

のっぺらぼう (日本民話かみしばい選・おばけがいっぱい) どうぶつしんちょうそくてい どんどこももんちゃん (ももんちゃんあそぼう)

 今日は児童館では初めて3人体制だった。

 4時半開始だったが、あらかじめ出し物や順番を打ち合わせするために4時に集まった。そこへ児童館の館長が来て、「30分じゃ長すぎるから、なるべく短く」とか「長いお話が続くと子どもたちが飽きるので、手遊びなどを入れて」など長々と話して私たちの決めたプログラムのチェックを始めた。

 比較的初心者のKさんはともかく、私とSさんは10年以上この小学生たちに読み聞かせをしているので、そんなことはみんなわかっている。かなりバカにされたような気がして内心ムッとしたが、そこは大人なのでぐっとこらえた。やってしまえばこっちのものだし、館長を敵に回したら後が面倒だから。

 

 外はもう真っ暗。子どもたちは1~3年生30人程度。

 

『のっぺらぼう』

 まずKさんの紙芝居『のっぺらぼう』。Kさん、演じるの上手になったなぁ。今日は特に声色も適切で楽しかった。ただ、引き抜く時に画面が斜めになるのと、差し込み終わらないうちに読み始めてしまうのは残念だった。

 

『こわれた せともの』 

 次に私が素話『こわれた せともの』。キツネが人を化かす話だ。前の紙芝居とちょっと内容が似ているのでどうしようかと思ったが、結局そのままやった。子どもたちの顔を見ながら語れるので素話はいい。自然に身振りも入って、昔話の語りの雰囲気を出せたと思う。

 

『どうぶつ しんちょうそくてい』

 続いて私が絵本『どうぶつ しんちょうそくてい』を読む。先日、講座で作者の「聞かせ屋。けいたろう」さんが紹介してくださった絵本。ちょっと小さめの絵本だが、児童館ではみんな体操座りで詰めて座っているので、教室よりは近く、大丈夫だった。

 ただ、素話の時に真ん中に座った私はそのままの位置で絵本を読み始めてしまい、体が子どもたちが座っているところの真ん中で絵本はちょっと横にずれてしまい、途中で「失敗した~」と思ったが、遅かった。せめて、絵をじっくり見せるために時々前に差し出して補った。

 面白い絵本なので、みんな興味津々だったと思う。 

 

『あわてんぼうの こねこちゃん』

 ここでSさんと交代。紙芝居の差し替えをしておくのを忘れたため、ちょっと準備時間がかかってしまった。

 紙芝居は『あわてんぼうのこねこちゃん』。ねずみを知らないこねこちゃんが、お母さんの説明をちょっと聞いては、勘違いして次々変なものをネズミだと思って持ってくる話。

 「違うよ~」「ひげないじゃん」など、本気で必死にこねこちゃんに教えている子がいておもしろかった。

 

『どんどこ ももんちゃん』

 最後に、とよたかずひこさんの赤ちゃん絵本『どんどこももんちゃん』を。ももんちゃんが赤ちゃんなのにクマを投げ飛ばした場面では、「強い~!」「金太郎みたいじゃん」などとどよめきが起こった。

 

 館長に気を遣って短いものにしたせいか、全部で20分ぐらい。まあ、仕方ないか。