◯ 絵本『まゆとかっぱ』富安陽子/文、降矢なな/絵 こどものとも2015年4月号
◯ 絵本『コップ』いまきみち/作 こどものとも年中向き 2002年8月号
◯ 絵本『たまごをうって こぶたをかって』ブルガリアの昔話 八百板洋子/再話、日置由美子/絵
◯ 絵本『もりもりくまさん』長野ヒデ子/作、スズキコージ/絵
早く行って教室に入って行くと、一番前の男の子が「やった~!読み聞かせだぁ!」と叫んだ。そう言ってもらえると、やっぱり嬉しい。
そして、なんとみんなもう席について待ち構えていたので、正規の時刻より8分ぐらい早かったけれど、始めることにした。
『まゆとかっぱ』
初めは、昨日買ってきたばかりのこの絵本。月刊「こどものとも」の最新号だ。
これは、「やまんばのむすめまゆのおはなし」シリーズの6作目。そのせいか、何人かは「あれ?なんだかその子見たことある!」と言っていた。赤い髪の元気な”まゆ”は印象に残るからね。シリーズのどれかを見たことがあるのだろう。
ちなみに、私はこのシリーズ6冊全部持っている。(月刊誌で)
順番に並べてみると・・・
『まゆとおに』1999年4月号 『まゆとブカブカブー』2001年12月号
『まゆとりゅう』2004年3月号 『まゆとうりんこ』2007年2月号
『まゆとおおきなケーキ』2009年4月号 『まゆとかっぱ』2015年4月号
どれも、とっても素敵な絵本。でも、今単行本で手に入るのは『まゆとおに』『まゆとりゅう』『まゆとうりんこ』の3冊だけらしい。残念。
ちびでかわいい”まゆ”は、やまんばの娘だけあって、見かけによらずすごい力持ち。そして、人懐っこくて、鬼だろうが龍だろうがカッパだろうが、結局仲良くなってしまう。
今日読んだ『まゆとかっぱ』では、かっぱと相撲を取る話。小さな娘っ子のまゆが、大きなカッパのデッカマルを投げ飛ばす場面では、子どもたちは「おお!」「すげ~」と声を上げていた。
最後のほうでまゆが胴上げされる場面では、思わず読むのに合わせて絵本を上下させて盛り上げた。
楽しい気分になるお話。
『コップ』
次はちょっと感じの違う不思議なお話。
みなちゃんが、コップに水をついでもらうと、ひらひらとちょうちょが飛んできてコップの中に入ってしまう。それから不思議なことにコップの中にネコのごぼちゃんお昼寝をしているのが見えたり・・・・ついにはみなちゃんまで・・・。
読み終えて、「不思議な話だったね」と言うと、誰かが「コップの向こうの景色が見えているんじゃない?」と言った。おお、鋭い。そうかもしれないね。
『たまごをうって こぶたをかって』
これは1年生にも読んだばかり。ちゃんとお話を理解してくれているようで、よかった。
『もりもりくまさん』
最後に、定番のこの絵本。取り出すと、みんなの頬が緩んだ。やっぱりお馴染みの絵本はいいね!
早く始められたので、18分。