◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵
今日は5年1組の2回め。本当は『水たまりの王子さま』を読み聞かせしようと思って行ったのだが、朝、2階の図書館に行って見ているうちに、詩の本を紹介したくなった。それで谷川俊太郎さんの1冊を借りて教室に持って行った。
まず、ちょっとドキドキしながら聞いてみる。
「前回紹介した『やまんばあさん』の本を1冊でも借りてみた人?」
→7~8人の手が上がる
「じゃあ、それを最後まで読めた人?」
→2人に減ってしまった
5年生には十分易しくて、読めるはずの本なんだけどなあ。かなりがっかりしたけど、2人は読み通してくれたのだから、良しとしよう。
気を取り直して、今日の本の紹介に入る。
『どきん』
「谷川俊太郎さんの名前を聞いたことある人?」ゼロ
ほんとか? これほど有名な詩人なのに。
とりあえず、中を開いて挿絵を見せながら、何編か読んで聞かせる。
「皆さんにわかりやすい詩を集めてあるから、おもしろいよ。」
「パラパラとめくってみて、おもしろそうだな、と思った詩だけを読んでもいいのです」
「声を出して読んでみると、良さがわかる場合もあります」
「気に入った詩を見つけたら、何度も声に出して読んでみるといいですよ」
「このシリーズでは、他の詩人さんの本もたくさんありますので、読んでみてください」
『かぞえうたのほん』
これは何度も読んでいる定番の絵本。
「お馴染みの絵本、覚えてる? これも、詩みたいなものですよね。」
と言ってつなげる。
読んでいると、知っているはずなのに、やはりクスクス笑いが起こった。
10分。
もちろん、すぐに図書館に戻って、『どきん』を返し、関連本と共におすすめ本コーナーに置いてもらうようにした。