◯ 絵本 『バナナじけん』 高畠那生
◯ 絵本 『ケンカオニ』 富安陽子/作、西巻茅子/絵
◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵
先生が厳しいのか、このクラスはお行儀がいい。「見えにくい人は椅子を持って移動してきて」と言っても、遠慮しているようであまり動かなかった。
『バナナじけん』
裏表紙とつながっている表紙の絵を見せただけで、大興奮。そして、バナナがいっぱいの扉で「おー」と声が上がる。そんなにバナナ好きか。
1年生は思ったことをそのまま口に出すからおもしろい。
道に落ちているバナナを見つけたサルが「どうするとおもう?」のところでは、一斉に「食べる!」
そして、そのサルがバナナの皮をポイッとしたところでは、「だめじゃん」「行儀悪い」など非難が。
バナナを積んだ車が次々バナナを落とし、サルが次々食べ、ウサギが何度も転び、ワニがせっせと皮を背中に乗せ・・・。
ここでは子どもたちは大爆笑。ストーリー的には単純そのものなのだが、子どもにはたまらないらしい。
でも1か所だけ、私は最初の「バナナが ひとつ おちましたよ」のところ、「バナナが いっぽん おちましたよ」にして欲しかったなぁ~と気になってしょうがない・・・。
『ケンカオニ』
これは富安陽子さんの名作。
ケンカオニにとりつかれたとっちんとのぶちゃんが次々といろんな動物を繰り出してケンカをエスカレートさせていくたびに、子どもたちは大笑いだった。さっきの『バナナじけん』で笑いのタガが外れたのかも。
お風呂からクジラが出てくるところでは、「お風呂じゃ小さいじゃん」と言っている子もいた。
『もりもりくまさん』
最後に、前回(7月)にも読んだ定番のこの絵本を出した。覚えている子も覚えていない子もいた。やっぱり1回だけじゃあね。
これも、ほぼ毎ページ「わお!」が入るので、そこで笑いが起こる。くまさんがてんこ盛りのもりそばをお昼に食べるところでは「太るよ」だって。
絵は色鮮やかだし、言葉は詩のようで調子がいいし、元気になれる絵本。これは私が長年定番にしている絵本だ。
chocolate-doughnuts.hatenablog.com
13分ぐらいかな。