チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:2年1組(第6回)

◯ 絵本 『ヒヨドリのピピのおはなし』 松野正子/作、降矢なな/絵

◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

 

 今年に入って初の読み聞かせ。

 今朝起きたら雪がちらついていて、薄っすらと積もっていたので、ちょっと緊張した。でも、子どもたちは元気いっぱい、むしろ楽しそうに外で遊んでいた。

 そのため、席につくのがちょっと遅くなったみたい。

 

ヒヨドリのピピのおはなし』

ヒヨドリのピピのおはなし

 

 酉年にちなんで、鳥の絵本から。

ヒヨドリって知ってる?」と聞いてみたが、反応したのは1~2人だけ。この辺にいっぱいいるんだけどね。

 飛ぶ練習を始めたヒヨドリの子どもピピが主人公のお話。内容は『こすずめのぼうけん』と似ている。

こすずめのぼうけん (こどものとも傑作集)

 

 しかし、ヒヨドリのピピのおはなし』はもっとリアル。

 ヒヨドリの絵は図鑑のように本物そっくりだし、

こどもたちは、ひに ひに おおきくなり、おばねも のびて、おとうさん、おかあさんと みわけがつかないくらいに なりました。

 と、現実通りにしてある。『こすずめのぼうけん』では親子の区別をつけるために無理に子スズメを小さく描いていたのだったが、このヒヨドリのピピのおはなし』はそんな小細工はしていない。

 「ピーヨッ!」というヒヨドリの鳴き声も忠実だし、

  ぱたぱたぱた、つーいっ! という ヒヨドリの ほんしきのとびかた についても書いてあって、勉強になる。

 私は読みながら、つい手振りを加えてしまった。

 これをきっかけに、身近な鳥ヒヨドリに注目して、観察してくれたらいいな、と思う。

 9分近くかかる長めの絵本だが、子どもたちは飽きもせず、真剣に聞いてくれた。

 

『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 「もっとないの?」と前の席の子がせがんでくれたので、短い定番絵本を読むことにした。「あるよー、短いのね」と言ったら、「こんにちワニ?」というつぶやきが聞こえたが、今日は『もりもりくまさん』の方にした。

 時間に合わせて早口バージョン。気分を盛り上げて、締めた。

 

10分。