Oさん◯ 紙芝居『とかげのぺろちゃん』 高家博成/脚本、タダサトシ/絵
Oさん◯ 絵本 『うそだぁ!』 サトシン/作、山村浩二/絵
私 ◯ 素話 『とかげのしっぽ』
私 ◯ 絵本 『わたしとわたし』 五味太郎 「かがくのとも」2018年1月号
今日は人数も多く、いつになく皆興奮気味でなかなか落ち着かなかった。
Oさんから。
『とかげのぺろちゃん』
これはリアルな絵で、トカゲの生態を紹介する科学物と言ってもいいかもしれない。トカゲには「ぺろちゃん」、カナヘビには「かなちゃん」、と名前がついていて、しゃべりもするのだが、子どもたちは違和感なく受け入れていた。それなのに、天敵のネコがしゃべった途端「しゃべるのか?!」の声。おもしろいものだ。
『うそだぁ!』
これは楽しいほら話。バナナの皮をむいたらチョコバナナだったとか、ジュースが蛇口から出てくるとか、飲みすぎてお腹が膨れて、おへそが飛んでジュースが吹き出し、その勢いで飛んでいくとか。
子どもたちは一つ一つに興奮して大騒ぎだっOさ。Oさんがもったいつけてゆっくりめくったり、子どもたちの顔をじっと見たりしていたから余計そうなったのかもしれない。
次は私。
『とかげのしっぽ』
紙芝居のトカゲに関連付けてこの話を持ってきた。しっぽがなかったトカゲが神さまにしっぽを付けてもらおうと頼みに行くと、しっぽは残っていないから他の動物に頼んでしっぽを譲ってもらえと言われる。
子どもたちは、ほんとにいちいち「え~!」とか「ゴリラにはしっぽないじゃん」とか「鳥のしっぽって何?」とか、まあ賑やか。
『わたしとわたし』
まず「ごみたろう」と作者を紹介したら「ごみ?」と反応。
中身は、肯定的な「わたし」と否定的な「わたし」の両方のセリフが出てくる。
「さっとおきて さっときがえよう! と おもう わたし」
「いやいや このまま もうすこし ねていたい・・・ とおもう もうひとりの わたし」
否定的な方に「うん、おれ、そっち」とか「それ、それ」とか共感しているようだった。
今日は、ずっと興奮が続いていたようだ。でも、ちゃんと聞いていての反応だから、これはこれでいいのだと思う。