チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:4年1組(第3回)

◯ 絵本 『せかいいち うつくしい ぼくの村』 小林豊

 

 今日も秋晴れ。4年生は2クラスなので、40人近くがぎっしりと教室に詰まっている。

 

『せかいいち うつくしい ぼくの村』

せかいいちうつくしいぼくの村 (えほんはともだち)

 4年生の国語の教科書に載っているこの話。そろそろ習う頃かなと思って持ってきた。聞いてみると、国語は下巻に入ったところだが、最初は「ごんぎつね」で、この「せかいいちうつくしいぼくの村」はまだ習っていないそうだ。タイミング的にはちょうどよかった。

 教科書に載っているのとは、文が一部違うらしい。でも、それよりもこの素晴らしい絵をたっぷり見てもらいたくて、あえて絵本で読んであげることにした。作者の小林豊さんは、本来画家なのだ。

 画面いっぱいの絵。主人公の少年ヤモが、村を出て町に行くところ、町の市場で苦労してさくらんぼやすももを売るところ、市場で出会った人々のこと。そして、最後にまた村に帰るところは、時間の経過がはっきりわかり、ヤモとともに長い一日を過ごした感じがする。

 たった 1にち いなかっただけなのに、とても ながい たびから かえったような きが します

が実感として伝わってくる。

 終わって振り向いてみると、国語の教科書を取り出して見ている子が結構いた。

 

 ぎりぎり10分。