Oさん ◯ 紙芝居『とうめい人間になったドロボー』 宇野克彦/作、西村郁雄/絵
Oさん ◯ 絵本 『ちゅうちゅうたこかいな』 新井洋行
私 ◯ 素話 『さむらいだぬき』愛媛県の昔話
私 ◯ 絵本『ガラスめだま と きんのつののヤギ』 ベラルーシ民話、田中かな子/訳、スズキコージ/絵
日が短くなったので、今回から4時開始にした。といっても、4時に集合をかけて、先生が少しクイズなどをするので、実際に始まるのは4時10分ぐらい。今日も50人以上の児童がいた。
『とうめい人間になったドロボー』
いつものようにOさんから。ザワザワしていたが、だんだん落ち着いてきた。
不思議なビー玉の力でとうめい人間になることができた泥棒。これで泥棒し放題だと思ったのだが、いろいろ不都合なこともある。夜になって、おばあさんと猫のいる家に泥棒に入ったら、なんと先客の泥棒がいた…。
なかなかおもしろい話だが、最後が「あれ?終わり?」という感じだった。ビー玉を落としたためにどうめい人間じゃなくなった男が、それに気づかず何かヘマをするのかと思ったら、そのまま家に帰っただけ??
『ちゅうちゅうタコかいな』
♪ちゅうちゅうたこかいな のわらべうたを知っている子はいなかったようだ。
それでも、これはツボから「な」の付くものがいろいろ出てきておもしろい。ちらっと見せているヒントも、引っ掛けになっていて、意外性がある。
『さむらいだぬき』
私に交代して素話から。たぬきの穴を見つけた藤吉が「1匹捕れれば1日分のご飯になる。2匹捕れれば2日分・・・」と言っているところで子どもたちの間から「まだ捕ってもいないのに!」の声。「そう、それが『たぬきの皮算用』というんだよ」と思わず私。
たぬきの穴からお侍さんが次々出てくるところでは、「たぬきが化けてるんじゃないの?」とさすがにみんな気づいていた。
『ガラスめだま と きんのつののヤギ』
まず、「ガラスめだま」が気になるらしい。「めだまがガラスなの?」「それが何の関係あるの?」などとしきりに言っている。
そのヤギがおばあさんの麦畑を荒らして出ていかない。おばあさんは、クマやオオカミなど次々に助けを頼むが、みんなヤギに脅されて逃げていってしまう。
子どもたちは「食べちゃえばいいのに」「どんどん弱い動物になっていく」「ウサギじゃ無理だ」などなど、興奮してにぎやかなこと。
お話に入り込んで興奮しているのだから、仕方ないよね。私は負けずに大きな声で読み続けた。
23分ぐらい。