チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

2019年度11回めの児童館おはなし会

Oさん ◯ 紙芝居『とうめい人間になったドロボー』 宇野克彦/作、西村郁雄/絵

Oさん ◯ 絵本 『ちゅうちゅうたこかいな』 新井洋行

私  ◯ 素話 『さむらいだぬき』愛媛県の昔話

私  ◯ 絵本『ガラスめだま と きんのつののヤギ』 ベラルーシ民話、田中かな子/訳、スズキコージ/絵

 

 日が短くなったので、今回から4時開始にした。といっても、4時に集合をかけて、先生が少しクイズなどをするので、実際に始まるのは4時10分ぐらい。今日も50人以上の児童がいた。

 

『とうめい人間になったドロボー』

f:id:chocolate_doughnuts:20191118173331j:plain

 いつものようにOさんから。ザワザワしていたが、だんだん落ち着いてきた。

 不思議なビー玉の力でとうめい人間になることができた泥棒。これで泥棒し放題だと思ったのだが、いろいろ不都合なこともある。夜になって、おばあさんと猫のいる家に泥棒に入ったら、なんと先客の泥棒がいた…。

 なかなかおもしろい話だが、最後が「あれ?終わり?」という感じだった。ビー玉を落としたためにどうめい人間じゃなくなった男が、それに気づかず何かヘマをするのかと思ったら、そのまま家に帰っただけ??

 

『ちゅうちゅうタコかいな』

ちゅうちゅうたこかいな (講談社の幼児えほん)

 ♪ちゅうちゅうたこかいな のわらべうたを知っている子はいなかったようだ。

それでも、これはツボから「な」の付くものがいろいろ出てきておもしろい。ちらっと見せているヒントも、引っ掛けになっていて、意外性がある。

 

『さむらいだぬき』

 私に交代して素話から。たぬきの穴を見つけた藤吉が「1匹捕れれば1日分のご飯になる。2匹捕れれば2日分・・・」と言っているところで子どもたちの間から「まだ捕ってもいないのに!」の声。「そう、それが『たぬきの皮算用』というんだよ」と思わず私。

 たぬきの穴からお侍さんが次々出てくるところでは、「たぬきが化けてるんじゃないの?」とさすがにみんな気づいていた。

 

『ガラスめだま と きんのつののヤギ』

ガラスめだまときんのつののヤギ―ベラルーシ民話 (日本傑作絵本シリーズ)

 まず、「ガラスめだま」が気になるらしい。「めだまがガラスなの?」「それが何の関係あるの?」などとしきりに言っている。

 そのヤギがおばあさんの麦畑を荒らして出ていかない。おばあさんは、クマやオオカミなど次々に助けを頼むが、みんなヤギに脅されて逃げていってしまう。

 子どもたちは「食べちゃえばいいのに」「どんどん弱い動物になっていく」「ウサギじゃ無理だ」などなど、興奮してにぎやかなこと。

 お話に入り込んで興奮しているのだから、仕方ないよね。私は負けずに大きな声で読み続けた。

 

23分ぐらい。