チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

今年度17回めの児童館おはなし会

Oさん◯ 絵本『まってる まってる』 高畠那生

Oさん◯ 紙芝居 『たのきゅう』渋谷勲/脚本、藤田勝治/絵

 私 ◯ 素話 『タヌキ侍』 愛媛県の昔話

 私 ◯ 絵本 『げたにばける』 新美南吉/作、西村敏雄/絵

 

 先月までは、4時になるともう暗くなってきていたのに、今日はまだまだ明るかった。確実に日が長くなっている。風が強くてまだ春の気配はないけれど。

 外で遊んでいた子どもたちを中に集め、春の歌を歌ってからおはなし会。今日は50人近くいた。

 

『まってる まってる』

まってるまってる

 まず、Oさんから。いろんな人や動物が行列して待っている。いったい何のため?

次のページでヒントが少し見える。初め、私はそれに気づかず、どうして子どもたちが当てるのか不思議だった。子どもはすぐに気づくんだなあ。

 当てた子は得意そうで、盛り上がっていた。

 ドーナツやリンゴを食べ過ぎた人たちが次に並んで待っていたのは・・・。これはヒントなしでもみんなすぐわかったみたい。

 

『たのきゅう』

たのきゅう (日本民話かみしばい選・おばけがいっぱい)

 これは知っている子もいたが、静かによく聞いていた。

 たのきゅうは、ウワバミの化けものにタヌキと聞き違いされ、化けてみせるハメになる。たまたま持っていた芝居の衣装や小道具でお侍や娘やお坊さんに変身して見せ…。

 自分の本当の弱みは絶対にばらしてはいけないという教訓かな? 落語の「まんじゅうこわい」にちょっと似ている。

 

★ここで私に交代。Oさんが「たのきゅう」を演じると聞いていたので、今日はタヌキで統一するプログラムを組んできた。

 

『タヌキ侍』

 まず、「取らぬ狸の皮算用」ということわざを知っているかどうか聞いてみると、誰も知らなかった。それで簡単に説明をしてから話し始めることにした。

 この昔話は、とても単純だけどおもしろい。タヌキの穴を見つけた籐吉が、タヌキを1匹とったら1日飯が食える、2匹とったら2日・・・と皮算用をしてタヌキを取ろうとするが、なぜかタヌキの穴から出てくるのは立派な着物を着たお侍さんばかり。

 「ごめん、籐吉、通るぞ!」

 「ははぁー」(ひれ伏す身振り)

を7回繰り返すと、子どもたちはすぐに「それ、タヌキだよ」「化けてんじゃないの」と見抜いた。

 そして、オチでその通りだとわかると嬉しそう。得意そう。かわいいものだ。

 

『げたにばける』

げたにばける (ひまわりえほんシリーズ)

 次はかわいいタヌキの絵本。新美南吉はこんな短いお話も書いていたんだ。

 下駄に化けるのだけが上手な子ダヌキが下駄に化けていると、たまたま下駄の緒が切れて困っていた侍が通りかかり、その下駄を履いてしまう。子ダヌキは重くて苦しくて・・・。

 子どもたちは心配そうに見ていたが、最後に侍におあし(お駄賃、お小遣いだよ、と説明した)をもらって喜んでいる子ダヌキに対し

「お金もらったからっていいのかよ」

「お金であの苦しさを忘れるのか」

などという声が飛び交った。子どもっておもしろいなあ。

 

25分。

朝の読書タイム:1年2組(第5回)

◯ 絵本 『ゆきのよるのおきゃくさま』 ティルデ・ミヒェルス/文、ラインハルト・ミヒル/絵、ひらのきょうこ/訳

◯ 絵本 『ねこどんなかお』 村上しいこ/文、MAYTA MAXX/絵

◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 先生はいらっしゃらなかったが、みんな席について待っていた。「集まっていい?」ときいてきて、「いいよ」というと、椅子を持って前や中央に移動してきた。待っていましたという感じが嬉しい。

 

『ゆきのよるのおきゃくさま』

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 一年で一番寒い季節なので、この絵本を選んだ。温かい絵と、ちょっとドキドキするお話がとてもいい。

 ある吹雪の夜、ハンスの家の戸をウサギがたたき、寒くて凍えそうなので入れてほしいと頼む。ハンスは親切に入れてやり、薪をくべて部屋を暖める。

 その後、同じように凍えたキツネがやってきて、さらにクマもやってきて・・・。

 その3びきの動物たちの関係がちょっとドキドキでおもしろかった。最後の雪の上の足跡をよく見せると、「あ、あれがウサギだ」「違うよ、キツネだよ」などと盛り上がった。クマの足跡だけは誰も間違わないね。

 私としては、表紙にもなっている、口からつららを下げたクマが好きだなあ。

 結構長いお話なのだが、1年生は静かに集中して聴き入っていた。

 

『ねこどんなかお』

ねこ どんなかお (講談社の創作絵本)

 次は軽い絵本にした。これは人気の絵本らしく、「知ってる!」の声が上がった。見たことある子が多かったせいか、思ったほど盛り上がらなかったけど、終わった途端「ねこ おこりすぎ』の絵がすごい」、と言われたので、最後にもう一度見せた。

 ねこの表情がとっても面白い絵本。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 そして、時間がわずかになったので、最後にこの絵本を。「知ってる」と、それはそうでしょう。私が何度も読んでいる。

『じゃんけん ぽんず あいこで しょうゆ』の場面が一番印象的で人気なのはいつも同じ。一緒に口に出してくれる子はまだ少なかったけど。

 終わっても、もっと読んで欲しかったような雰囲気もあったが、時間切れなのでおしまい。

 10分。

朝の読書タイム:5年2組(第2回)

◯ 本の紹介・朗読 『ウェイサイドスクールはきょうもへんてこ』ルイス・サッカー/作、野の水生/訳、きたむらさとし/絵

◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵

 

 久しぶりの5年生。体格が良くてびっくりした。大きいなあ。やっぱり高学年ともなると、ぜんぜん違う。態度もきちんとしていて、さすがだ。

 

『ウェイサイドスクールはきょうもへんてこ』

ウェイサイド・スクールはきょうもへんてこ

 まず、前に5年1組で紹介した『ウェイサイドスクール・・・」シリーズを2冊見せて、

「これ見たことある人?」

と聞いてみた。二人、手をあげた。以前1組で紹介した後、学校の図書館で目立つところに出してもらったからかな。

「読んだことある人?」

誰もいない。

 まず、ウェイサイドスクールが、各階に1教室ずつしかない30階建ての学校だということを説明。その30階クラスの一人ずつが主人公になった短いお話が30話入っている。

 その第一話を朗読した。担任のミセス・ゴーフの話。この先生は、生徒を次々リンゴに変えてしまうとんでもない先生。最初からぶっ飛んだ話なのだ。

 子どもたちはシーンとして真剣に(?)聞いていた。

 1組にしたときよりは、うまく紹介できたと思う。読んでくれる子が出るといいけど。

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)

 少し時間が余ったので、定番絵本からこれを。

 おなじみなので笑いは起こらなかったけど、まあいいか。

 

10分

今年度16回めの児童館おはなし会

Oさん◯ 絵本 『とりを よぼう』川又利彦・榎本功/写真、大久保茂徳/監修、ひやまゆみ/絵 

Oさん◯ 紙芝居 『てんぐのこま』岸なみ/再話、さとうつきこ/脚本、岡野和/絵

私  ◯ 素話 『娘の助言』 山形の昔話

私  ◯ 絵本 『おおさむこさむ』 こいでやすこ

 

 外は雪が残って寒いのに、子どもたちは元気に走り回っていた。今日は結構人数が多くて、48人。

 

『とりを よぼう』

とりをよぼう! (しぜんにタッチ!)

 まず、Oさんが、酉年にちなんで鳥の絵本を読んだ。題名を読むなり「よぼうせっしゅ!」と叫ぶ子あり。

 子どもたちは「スズメ~」などと叫んだり、餌として紹介されているものを読み上げたり、ずいぶん積極的だった。

 小さめの絵本なので、一番後ろからはちょっと見にくかったかもしれない。

 身近な鳥の紹介と餌の用意についてなど、勉強になる写真絵本だ。

 

『てんぐのこま』

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 次は続けてOさんが紙芝居。

「これは静岡県のお話です」とはっきり紹介してから始めた。

絵も見やすくて、お話も難しくなく、おもしろい。

 ちょっとざわざわする子もいたが、食いついてみている子もいた。これに出てくる天狗は、実は怖くないんだね。

 

『娘の助言』

 ここで私に交代。素話から入ることにした。

「さっきの紙芝居は、どこの県の昔話でしたか?」と聞いてみる。

すると、男の子たちが「千葉県!」「山形県!」などと大きな声で答える。いやいやいや、違うでしょ。Oさんの話を全然聞いてなかったんだね。それなのに、とりあえず自分の知っている県名を自信たっぷりに大きな声で答えているのがおかしくて、Oさんは大受けだった。

 見かねて先生が「静岡県」とみんなに言わせた。

 「さて、今度の話は山形県の昔話です」と本題に進む。すかさず「あ、俺の言ったやつだ!」と得意そうな子。いやいやいやいや、それは意味が違うって。

 このお話は、長者が娘の婿を選ぶために村の若者を募集して試験をする話。その中の一人の若者は元々その娘が好きで、身分違いから諦めかけていたのだが、「身分や家柄は一切問わぬ」というおふれを見て喜んでやってきた。

 この若者が試験に臨む時にはどこからともなく歌が聞こえて、助けになるのだった。

「えー、ズルじゃん!」と叫ぶ子あり。そうだね、確かに。

 まあ、ハッピーエンドだからいいことにして。

 

『おおさむこさむ』

おおさむ こさむ (こどものとも傑作集)

 次は私のお気に入りの絵本。ここ数日ずっと雪が降っているので、ぴったりだと思って選んだ。

 新しいマントを着てソリ遊びに出かけていったキツネのきっことイタチのちいにい。そこへ現れたかわいい雪だるまたちと一緒に遊んでいるうちに・・・。

 ゆきぼうずが正体を表したところでは、「ゴースト・バスターズみたい!」という声。うーん、確かに似ている。

 巨大化した怖いゆきぼうずの声を、私は張り切って大声で吠えて言ったので、喉がかれそうになった。

 茶々を入れながらも、みんなよく聞いてくれたと思う。

 

30分。

朝の読書タイム:3年1組(第4回)

◯ 紙芝居 『定義ってなあに?』 赤木かん子/文、きしらまゆこ/絵

◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/作、スズキコージ/絵

◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/作、スズキコージ/絵

 

 準備ができるまでちょっと時間がかかった。外は寒く、雪も積もっていたので、外で遊んできたこのほっぺは赤くなっていて、かわいい。

 

『定義ってなあに?』

定義ってなあに? (調べ学習紙芝居シリーズ 17) 品番:9804-0039

 かなり迷ったのだが、これをやってみることにした。読書タイムでは長らく紙芝居をやっていなかったので、舞台を持っていくのを忘れてしまった。仕方ないので手で高く掲げて演じることに。

 『定義』と言う言葉は難しいが、この紙芝居の内容は難しくない。会話形式で進むので取っ付きやすいと思う。

 「日本のみかん」を知らない外国人に説明するのにはどうするか、というのを嶺にとって「定義」とはどういうものかを教えていく。

 うーん。数学でいう「定義」とは違うんだなあ。理系の私にはちょっと引っかかる。 

 子どもたちは、シーンとして聞いていて、わかったんだかわからないんだか、面白がっているんだか退屈しているんだか、全然わからなかった。

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)

 気分を変えて、安心できる定番絵本に移ることにした。これは何度も読んでいるのだが、「へんなひとかぞえうた」辺りから笑いが起こって、ホッとした。

 読み慣れている絵本だと私も安心。ほとんど覚えているからチラッと見るだけで読める。絵をちゃんと見せることが出来る。

 

『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 残り時間わずかになったので、もう一冊定番絵本を。時間に合わせて早口で読んだ。

 明るい絵と調子の良い言葉で、一日の始まりにピッタリの絵本だ。

 

10分。

図書館でのおはなし会(テーマ:あったまろう)

私 ◯ 紙芝居 『ゆたんぽくん』 おおたか蓮/脚本、山本祐司/絵

職員◯ 絵本 『おでんのゆ』 真珠まりこ

職員◯ 絵本  『てぶくろ』 ウクライナ民話、エウゲーニー・M・ラチョフ/絵、内田莉莎子/訳

職員◯ 手遊び 『ちょちちょちあわわ』

職員◯ 絵本 『おしくら・まんじゅう』 かがくいひろし

私 ◯ 紙芝居 『ちいさいおなべ』 村田エミコ

Sさん◯ 大型絵本 『わにわにのおふろ』 小風さち/作、山口マオ/絵

Sさんと私◯ パネルシアター 『ふしぎなたまご』

 

 朝、雪だったので「今日は誰も来ないかもしれないなぁ~」と思っていたが、始まる頃には雪もやんでうっすら日も出てきた。そのおかげか、近所の保育園の子6人を始め、一般の親子も7~8組来てくれて、盛況だった。みんな1~2歳児のようだった。

 

『ゆたんぽくん』

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 まず、私が紙芝居を。今日のテーマ「あったまろう」に合わせて、ゆたんぽのお話。

 これは8場面で年少さん向けなので、今日のメンバーにはちょうどよかったみたい。

 やかんさんにお湯を入れてもらった「ゆたんぽくん」が、誰かの役に立ちたいと出かけていくのだが、アイスキャンディーくんや白くまくんに嫌がられ、がっかりして布団にもぐると・・・

 絵もシンプルで見やすく、赤ちゃんたちもシーンとしてよく見てくれた。

 

『おでんのゆ』

おでんのゆ

 次に図書館職員の方が、これを読んだ。子どもで一人おでんが大好きな子がいるらしく、はんぺんが出てくると「はんぺん好き~」などと反応して可愛かった。終わったときも「おでん大好き❤」だって。

 これも小さい子に適した絵本だった。絵もかわいいし。

 

『てぶくろ』

てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)

 次は男性職員の方に代わって、有名なこの絵本。子どもたちの心をとらえる永遠の名作絵本なのだが、今日の赤ちゃんたちにはちょっと早かったかもしれない。途中で飽きてざわざわし始めてしまった。それでも、かぶりつきで見ていた子もいたから、個人差があるのだろうな。

 

『ちょち ちょち あわわ』

ここで別の女性職員の方に交代し、手遊びをした。気分転換にちょうどよかったと思う。小さい子も一生けん命やっていて、これまた可愛かった。

 

『おしくら・まんじゅう』

おしくら・まんじゅう

 続けてその職員の方が、かがくいひろしさんの絵本を読んだ。絵本自体が小さいのがちょっと残念だが、興味は引いていたようだ。

 

『ちいさいおなべ』

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 ここでまた私が紙芝居を演じた。

 大きいお鍋、どっしりお鍋、中くらいのお鍋、みんな大活躍なのに、小さいお鍋だけはなかなか出番がなくて寂しい思いをしていた。そんなある日・・・。

 お話は単純で、食べ物も出てくるし、赤ちゃんも出てくるので、結構よく見てくれた。

 

『わにわにのおふろ』

わにわにのおふろ (幼児絵本シリーズ)

 Sさんに交代し、大型絵本登場。私は押さえとページめくりを担当した。大型絵本用の台はあるのだが、この大型絵本はページの紙がペラペラなので、押さえていないとちゃんと開いていてくれないから。

 主人公のわにわにがお風呂に入って出るまでの様子を描いているだけのお話だが、子どもたちには(お風呂に?)親しみがあるらしく、よく見てくれた。ワニの動きを表す擬音も効果的だと思う。

 

『ふしぎなたまご』

ふしぎなたまご (増田裕子のミュージックパネルおたのしみセット)

 最後に、Sさんと私でパネルシアター『ふしぎなたまご』を、アカペラで歌いながら演じた。部品が大きく、見やすかったと思う。

 子どもたちは目を見張って集中していた。たまらず前に出てきてしまう子もいたけれど、じゃまになるほどではなかった。

 最後にロケットが発射するところでは「お~」と(お母さんたちからも?)声が上がった。

 

30分ぐらい。

 

 

 

 

 

 

朝の読書タイム:2年1組(第6回)

◯ 絵本 『ヒヨドリのピピのおはなし』 松野正子/作、降矢なな/絵

◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

 

 今年に入って初の読み聞かせ。

 今朝起きたら雪がちらついていて、薄っすらと積もっていたので、ちょっと緊張した。でも、子どもたちは元気いっぱい、むしろ楽しそうに外で遊んでいた。

 そのため、席につくのがちょっと遅くなったみたい。

 

ヒヨドリのピピのおはなし』

ヒヨドリのピピのおはなし

 

 酉年にちなんで、鳥の絵本から。

ヒヨドリって知ってる?」と聞いてみたが、反応したのは1~2人だけ。この辺にいっぱいいるんだけどね。

 飛ぶ練習を始めたヒヨドリの子どもピピが主人公のお話。内容は『こすずめのぼうけん』と似ている。

こすずめのぼうけん (こどものとも傑作集)

 

 しかし、ヒヨドリのピピのおはなし』はもっとリアル。

 ヒヨドリの絵は図鑑のように本物そっくりだし、

こどもたちは、ひに ひに おおきくなり、おばねも のびて、おとうさん、おかあさんと みわけがつかないくらいに なりました。

 と、現実通りにしてある。『こすずめのぼうけん』では親子の区別をつけるために無理に子スズメを小さく描いていたのだったが、このヒヨドリのピピのおはなし』はそんな小細工はしていない。

 「ピーヨッ!」というヒヨドリの鳴き声も忠実だし、

  ぱたぱたぱた、つーいっ! という ヒヨドリの ほんしきのとびかた についても書いてあって、勉強になる。

 私は読みながら、つい手振りを加えてしまった。

 これをきっかけに、身近な鳥ヒヨドリに注目して、観察してくれたらいいな、と思う。

 9分近くかかる長めの絵本だが、子どもたちは飽きもせず、真剣に聞いてくれた。

 

『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 「もっとないの?」と前の席の子がせがんでくれたので、短い定番絵本を読むことにした。「あるよー、短いのね」と言ったら、「こんにちワニ?」というつぶやきが聞こえたが、今日は『もりもりくまさん』の方にした。

 時間に合わせて早口バージョン。気分を盛り上げて、締めた。

 

10分。