チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

2018年度1回目の児童館おはなし会

Oさん ◯ 絵本 『ちょうになった ぞう』 佐々木マキ

Oさん ◯ 紙芝居 『ばけくらべ』松谷みよ子/脚本、和歌山静子/絵

私  ◯ 素話 『トラから坊さんを助けた山犬』 インドの昔話

私  ◯ 絵本 『はがぬけたよ』 安江りえ/作、山口マオ/絵

 

 新年度がスタート。今日から新1年生も児童館に来ている。特に緊張した様子はなく、元気に遊んでいた。 集まって挨拶すると、行儀も良い。

 

いつものようにOさんから。

『ちょうになった ぞう』

ちょうになったぞう (わくわくメルヘンシリーズ)

 蝶に憧れて、蝶の姿にしてもらったゾウ。喜んで飛び回っていたが・・・。

佐々木マキさんのとぼけた絵とお話が楽しい。単純でわかりやすいので、新1年生にも良かったと思う。

 

『ばけくらべ』

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 ぞうがチョウに変身したところから関連付けて、「ばけくらべ」へ。

 開いた途端「知ってる!」「見たことある!」の声。それは否定的な声ではないのだ。Oさんは心得たもので「知ってる?じゃあ、もう一度聞いてね」と。

 まんじゅうに化けたキツネにすっかりだまされて本性を現してしまい、さんざんバカにされたタヌキがした仕返しとは・・・。

 有名な話だが、和歌山静子さんの絵がはっきりしていてとても見やすくて、楽しかった。

 

ここで私に交代。

『トラから坊さんを助けた山犬』

 オリに閉じ込められたトラを通りかかった坊さんが助けてやったのに、トラはいきなり坊さんに襲いかかり食べようとする。そこで坊さんは・・・。

 たまたま通りかかった山犬のおとぼけに、苛立つトラ。その場面、子どもたちは大笑いしてくれた。狙い通り。

 落語みたいで、楽しい話だ。

 

『はがぬけたよ』

はが ぬけたよ (こどものとも絵本)

 ちょうど乳歯が抜ける年頃の子どもたちなので、この絵本を持ってきた。グラグラの歯に糸を結びつけてドアのライオンの輪っかとつないで抜こうとする場面で、一生懸命自分の歯に結びつけるマネをして引っ張る動作をしている子がいてかわいかったとのこと(私は絵本だけを見ているのでわからなかったが)。

 ネズミが「抜けた歯の間から息を出してピーピーと口笛を吹いてみせる場面では、何人もの子どもたちが口笛を吹き始めた。まあ、ほとんど息もれ程度だから邪魔にはならなかったのでよかった。

 子どもたちはほんとにお話に全身で浸っているんだなあと感じさせられた。こっちも楽しい。

図書館でのおはなし会(テーマ:春)

図書館職員◯ 手遊び 『トントン パチパチ』

図書館職員◯ 絵本 『ふわふわ ふー』 神泉薫/文、三溝美知子/絵 (こどものとも0.1.2. 2014年5月号)

図書館職員◯ 大型絵本 『ぴょーん』 まつおかたつひで

Sさん   ◯ 紙芝居 『ぱんぽこぽん』矢代貴司/脚本、ひろかわさえこ/絵

私      ◯ 絵本 『ケロリがケロリ』いとうひろし

私    ◯ 大型絵本 『うみキリン』 あきやまただし

Sさん   ◯ 紙芝居 『ぴったんこってきもちいいね』 田村忠夫/脚本、つちだよしはる/絵

Sさんと私 ◯ パネルシアター  『ひよこちゃん』増田裕子ミュージックパネル

 

 朝から大雨で、これでは誰も来ないかもしれないと思ったが、5組(子どもたち9人)が集まってくれた。ほとんどが赤ちゃんとお兄ちゃんかお姉ちゃん、という組み合わせ。一番大きい子でも2歳ぐらいかな。

 

『トントン パチパチ』

 まず、図書館職員の方が歌いながら手遊び。お母さんたちは、赤ちゃんの手をとって一緒にやってくれていた。

 

『ふわふわ ふー』

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 優しいタッチの可愛い絵本だが、絵が薄くて線も細いので、大勢の読み聞かせには向かないかもしれない。今日ぐらいのこじんまりした集まりなら大丈夫だったと思うが。

 

『ぴょーん』

ぴょーん (ポプラ社のよみきかせ大型絵本)

 次は大型絵本で、乳幼児に大人気のこれ。大きくて、ぴょーんと上に開くとほんとに跳び上がるようになって、赤ちゃんも惹きつける。大型だからなおさら迫力がある。絵もシンプルなので、とても見やすいと思う。

 

『ぱんぽこぽん』

ぱん ぽこぽん (あかちゃんかみしばい いっしょにこんにちは)

 次はSさん。参加型の紙芝居。黄色い家と赤い家がある。とんとんとんと一緒にノックしてみると、パンダが出てきて一緒に「パン」と手をたたこうと誘ってくる。あかいい家にはタヌキがいて・・・。

 お母さんたちも協力的なので、みんなで参加してくれた。

 

『ケロリがケロリ』

ケロリがケロリ (いとうひろしの本)

 次は私。春にちなんでこの絵本を選んできたが、赤ちゃんにはちょっと難しかったかな。オタマジャクシの中で一番大きくて、強いしっぽが自慢だったケロリ。いつの間にか足が生えて、しっぽが短くなっていき、ついにしっぽがなくなってしまう。絶望して引きこもっていると・・・。

 絵は見やすく、それほど長いお話ではないのだが、赤ちゃんは途中でちょっとぐずった。

 

『うみキリン』

読みきかせ大型絵本 うみキリン (よみきかせ大型絵本)

 続けて私が大型絵本を読む。ストーリーのあるお話を連続で読むのはちょっと心配だったが、仕方ない。(順番を決めたのは図書館の方)

 大型絵本用のスタンドを使うと、光って見にくいため、Sさんに支えるのを手伝ってもらって、スタンド無しで読むことにした。

 海の青と、キリンの黄色が鮮やかで、大型絵本の効果もあって映える。大きい子達はちゃんと見てくれたと思うが、赤ちゃんはギリギリもった、という感じかも。

 

『ぴったんこってきもちいいね』

ぴったんこってきもちいいね (ことばとからだであそぼう!-2・3歳児のふれあいあそび-)

 次はSさんが紙芝居。これも参加型。女の子とネコが体のいろんな部分をぴったんこする。見ているみんなも、赤ちゃんとママ、きょうだい同士でぴったんこしていて、かわいかった。

 

ひよこちゃん

 最後に、CDに合わせてSさんと私でパネルシアターをした。音楽があるのと、ちょっと変わったものが出てきたのとで、赤ちゃんたちも一斉に注目して集中していた。

 

25分。

朝の読書タイム:2年3組(第3回)

◯ 絵本 『パンのかけらとちいさなあくま』 内田莉莎子/再話、堀内誠一/絵

◯ 絵本 『コアラ アラアラ やってきた』 おおなり修司/文、丸山誠司/絵

 教室に入ると、担任の先生は、いらっしゃらなかった。男の子2人が喧嘩して、1人が相手の首をしめたとかで、1人の女の子がすごい剣幕で責めていた。男の子はケロッとしていたので大したことはないのだろうが、喧嘩といっても行き過ぎた暴力は見過ごせなかったのだろう、その正義感の強い女の子は。

 後で一応先生に報告しておいた。

 まあ、その場では私は特に言及はせず、みんな席につかせて、見やすいところに椅子を移動させて、時間ピッタリに始めた。

 

『パンのかけらとちいさなあくま』

パンのかけらとちいさなあくま―リトアニア民話 (こどものとも傑作集)

 私にとってはおなじみの一冊。貧しい木こりの粗末な弁当(パンのかけら)を盗んだ小さな悪魔が、罪滅しのために木こりを助ける話。欲深い地主をとんちでやり込めるところは痛快。

 シーンとして聞いていた子どもたちも、やり込められて麦と牛をまんまと取られてしまった地主が、ひっくり返って死んでしまった場面では、さすがにどよめきが起こった。「え?死んだの?」「そんなことで死ぬか?」確かに・・・唐突ではある。あはは。

 

『コアラ アラアラ やってきた』

コアラアラアラやってきて

 次は楽しい言葉遊びの絵本。いろんな動物がやってきて、いろんな事が起こる。どれも語呂のいい言葉遊びになっている。

 「コアラ アラアラ やってきて

 「バク バクバク やってきて」 など。

最後の「ふんどし ドシドシ やってきて」では後ろ姿にどよめいていた。「お知り見えてんのかよ」って。

 これは声に出したりして、一緒に楽しく読んだ。

 今日で今年度の読み聞かせはおしまい。

 

2017年度19回目の児童館おはなし会

Oさん◯ 絵本 『ずいとんさん』 日野十成/再話、斎藤隆夫/絵

Oさん◯ 紙芝居 『しりなりべら』 渋谷勲/脚本、福田庄助/絵

私  ◯ 素話 『不思議なリンゴの木』 ポーランドの昔話

私  ◯ 絵本 『ぼく と ばく』 鈴木のりたけ

 

 だいぶ日が長くなってきた。4時半から始めてもまだ明るい。今日は子どもたちは少なめで35人ぐらい。今年度最後の児童館おはなし会だ。

 

いつものようにOさんから。

『ずいとんさん』

ずいとんさん―日本の昔話 (こどものとも傑作集)

 小僧さん(ずいとんさん)の絵がかわいい。ずいとんさんといたずらキツネの知恵比べだ。子どもたちはみんな意味がわかっているようで、本堂にキツネが逃げ込んだ後、仏様が2つになっているのを見て「あ、化けたな」と口々につぶやいていた。

 でも、ちょっとずいとんさんをからかっただけなのに、思い切り叩くなんて、ちょっとキツネがかわいそうだと私は思ってしまった。

 

『しりなりべら』

しりなりべら (日本民話かみしばい選・わらいばなしがいっぱい)

 赤い面で尻をなでるとおならが止まらなくなり、黒い面でなでると止まる不思議なしゃもじを手に入れた男が、うまいことやる話。

 よくある話だが、ちょっと詐欺っぽくて私個人的にはどうかな?と思う。おならを止めた人に娘を嫁にやる、というのも、娘にとってはモノ扱いされてあんまりだと思うし。

 それでも、まあ、おならの愉快な音とはっきりした明るい絵に、子どもたちは楽しんでいたようだ。

 

『不思議なリンゴの木』

 「ポーランドって国、知ってる?」と聞いたら、数人が知ってると言った。行ったことがあるなんて言う子がいたけど、ほんとかな?

 ウラジスラフという優しい若者が主人公。とてもいい話だと思う。ウラジスラフは、自分が美しくなりたいとか金持ちになりたいとか、そういう欲はなくて、人のためになることがしたいと考えるのだ。

 ちょっと長い話だが、子どもたちはしっかり顔を上げて真剣に聞いていたので感心した。

 

『ぼく と ばく』

ぼくとばく: ぴっかぴかえほん

 一文字入れ替える言葉遊びの絵本。それでも、ちゃんと最初から最後までストーリーになっているから楽しい。途中から子どもたちも気づいて、入れ替えた言葉を先取りして言ったりしていた。

 「すの か  すの 」とか「っかり んち  っかり んち」とか、おもしろくて喜んでいた。

 

 25分ぐらい?

朝の読書タイム:2年1組(第2回)

Nさん◯ 絵本 『だんごむし そらを とぶ』 松岡達英

私    ◯ 絵本 『おたからパン』 真珠まりこ

 

 今日は新人のNさんと二人で担当。このクラスにはNさんのお子さんがいて、お母さんに来て欲しいと言われたそうなのだ。嫌がる子もいるけど、来て欲しいという子もいるんだな。

 

 まずNさんから。

『だんごむし そらを とぶ』

だんごむしそらをとぶ

 だんごむしが、トンボの羽をもらって空を飛ぶというファンタジーみたいな話。虫の絵は結構細かくリアルだが、だんごむしが自分に羽をつけてほんとに飛んじゃうところがすごい。でも、いろんな危険な目にあって、やっぱり地面にいた方がいい、と帰ってくる。定番のストーリー展開で、安心できる。

 Nさんは気をつけていたそうだが、廊下側の前の方から見ていると、やはり光が反射してちょっと見にくいところがあった。やはり最初に真ん中に集まってもらえばよかった。

 

『おたからパン』

おたからパン

 パンの存在感がすごい。「おたからパン」というパン屋さんに宝があると勘違いして忍び込んだ泥棒。お宝が欲しければここで働きなさい、とパン屋さん。泥棒は宝につられて働くことになる。美味しいパンの焼き方をみっちり仕込まれて・・・。

 幸せいっぱいの絵本。パンがおいしそうだし、お話もいい! 最後も、次につながる感じがとてもいい。

 子どもたちもよくきいて、最後は「ああ!」と言う声が。

 

10分。

朝の読書タイム:1年1組(第3回)

◯ 絵本 『ケチルさんのぼうけん』 たかどのほうこ

◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 久しぶりの1年1組。そして、今年度最後。1年生も大きくなった。今日は私の一番好きな絵本を持ってきた。ちょっと長めだけど、おもしろいから大丈夫

 

『ケチルさんのぼうけん』

ケチルさんのぼうけん (フレーベル館の新秀作絵本 (8))

 

chocolate-doughnuts.hatenablog.com

 

 ほぼ10分かかるし、ちょっと難しい言葉も出てくるのだが、絵がすばらしいのと、お話がおもしろいので、子どもたちはのめり込んで聞いていた(と思う)。

 1年生もこのくらいになるとあまり声に出さないが、ひとりだけ、さかんに「え、どうなるんだろう?」とか「ひゃ~」とかつぶやく子がいた。

 100ばいの木の根本に掘った穴に、お金じゃなくて人形が入ってしまった後「きには 100のにんぎょうが!」の場面では、みんな圧倒されていた。

 

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 これは定番だが、このクラスではまだ1回ぐらいしか読んでいない。それでも、みんな覚えていてくれて、一緒に唱えてくれた。

 

 次に会う時は2年生だね。

 

 10分。

2017年度18回目の児童館おはなし会

Oさん◯ 紙芝居 『ぬすびと と こひつじ』 新美南吉/原作、千世まゆ子/脚本、藤田勝治/絵

Oさん◯ 絵本 『そらいろの たね』 大村百合子/作、中川李枝子/絵

私    ◯ 素話 『青い煙のヒツジ』 フランスの昔話

私      ◯ 絵本 『ポッケのワンピース』 つちだのぶこ

 

 予報通り、雨。外で遊べないため、みんな中にいて、すぐに集まった。ただし、また2年生の2クラスがインフルエンザで学級閉鎖だとかで、いつもより少ない43人。

 

いつものように、まずOさんの紙芝居から。

 『ぬすびと と こひつじ』

ぬすびととこひつじ (ほのぼの新美南吉ランド)

 子羊を盗んだ泥棒だが、愛らしい子羊に次第に情が移って・・・。

 あとでOさんと話したが、新美南吉性善説なんだなあと。泥棒でも結局、優しい人になっていく。ただ、その過程がわざとらしくなくて自然なので、しっくり来る。いい話だ。

 

『そらいろの たね』

そらいろのたね

 これは定番のロングセラーだけあって、知っている子が多かった。空色の種から家が生えてきて、それがどんどん大きくなるなんて、夢があっていいなあ。

 意地悪なキツネがみんなを追い出さなくても、いずれは枯れてしまったんじゃないかなあと私は思うのだが。

 

『青い煙のヒツジ』

 Oさんがヒツジの紙芝居をすると聞いていたので、ヒツジの昔話を探してきた。日本の昔話ではさすがにヒツジは出てこないのだが、外国のものではたくさんあった。その中から、私の気に入ったものを選んだ。

 年取った羊飼いが、自分の代わりに夕方ヒツジを集めてくれるものがないかと思っていると、妖精が不思議な棒をくれる。それをかまどに入れて青い煙が出てきたらそれで好きなものを描くと、それが本物になるという。早速、若い羊飼いの絵を描いたが・・・。

 子どもたちはよく聞いていて、「オオカミ出したらヒツジを食べちゃうよ」などとつぶやいていた。

 

『ポッケのワンピース』

ポッケのワンピース (学研おはなし絵本)

 「知ってる~」の声が続々上がった。これ、人気の絵本なんだなあ。それでも、読み始めると集中して聴いてくれた。

 ブブノワさんのおかあさんが作ってくれた、ポケットが10こもあるワンピース。(主人公の女の子の名前が「ブブノワさん」って変わっているなあ)喜んで着て出かけると、いろんな動物が「ポッケに はいって いい?」ってきいてきて、ブブノワさんが「どうぞ」って。

 でも、こぐまが入りたがった時には、ブブノワちゃん、さすがに「ポッケが やぶれちゃうよう。」と泣き出して逃げるけど、こぐまも入りたくて泣き出して・・・。

 結局、ほっこりする結末になるので、いい感じ。

 

25分ぐらいかな。