◯ 絵本 『さかさことばでうんどうかい』西村敏雄
◯ 絵本 『さかだちぎつね』 槇ひろし/作、前川欣三/絵
◯ 絵本 『ふたごのたこたこウィンナー』 林木林/作、西村敏雄/絵
◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵
今日も図書室に寄って時間を合わせてから教室に入った。相変わらず図書室は大混雑だった。今朝だけで90人近くの子が利用したそうだ。しかも、外で遊んでから一斉にこの時間に来るらしく、図書委員の子も司書の先生も大忙し。
先日テレビで、キレる子をなくすために週3回朝に10分間思い切り外で遊ぶ時間を作った小学校の話を見たが、うちの小学校ではそんなことしなくても、毎朝外で遊んでいるし、業間(2時間目と3時間目の間の長い休み時間)も、みんな外で遊んでいる。
さて、3年2組に入ると、「あ、読み聞かせだ!」と嬉しそうにいそいそと席についてくれた。後から戻ってくる子をちょっと待ってから、始める。
『さかさことばうんどうかい』
明後日が運動会なので、この絵本を選んだ。上から読んでもしたから読んでも同じ回文でできている絵本。
例えば、パン食い競争では「ぞうくん くうぞ」「よう くうよ」「ぞうくん ぱん くうぞ」など。
担任の先生が1人で笑いまくっていた。子どもたちは反対に冷静。先生はよほどこの絵本が気に入ったらしく、終わった後「メモさせてください」と言って題名や作者を控えていたほど。
『さかだちぎつね』
逆さつながりで、次はこれ。いつも逆立ちしているキツネを何度も見かけ、ついに逆立ちぎつねの村に行く主人公。逆立ちぎつねは「くるりん ぱあぁ くるくる」と言って次々いろんなものを逆さまにしてしまう。最後は絵本そのものまで…
不思議な、面白い絵本。
『ふたごのたこたこウィンナー』
最後は「運動会のお弁当に入っているかな?」と言って、ウィンナーの絵本を。
お箸でつままれたタコウィンナーの兄弟は「とこ たこ とこ たこ」逃げ出す。
この「とこ たこ とこ たこ」が調子よくてかわいい。途中、いろんなところに紛れ込んで、「とこ たこ とこ たこ かくれたよ どこ たこ?」と読者に探させるようになっている。その場面では、絵本を前に差し出してよ~く見せるようにした。すると「あ、見つけた!」と声が上がり、満足そう。
この絵本は絵もはっきり大きくて、読み聞かせにピッタリだと思う。
『こんにちワニ』
最後の締めはこれ。「あ、おもしろいやつ!」と嬉しそう。
「わかる人は一緒に言ってね」と言って始めたのだが、最初のうちは何人か一緒に唱えてくれていたものの、この絵本を初めて見る先生がまたまた大笑いしているうちに、声は出さなくなってしまった。ま、いいか。
12分ぐらいかな。