◯ 絵本 『100万回生きたねこ』 佐野洋子
◯ 絵本 『ココアは、いかが? ふしぎなラベルのものがたり』 油谷勝海/作、木村功/写真、奥井一満/原案 かがくのとも1997年9月号
初めに図書館に顔を出してみる。昨日6年2組に紹介した本をチェック。
『二分間の冒険』を借りて行った子がいたとのこと。よかった。1人だけどね。
2年1組には、時間より数分早く入り、見えやすいところに椅子を移動してもらった。これが意外と時間が掛かる。
『100万回生きたねこ』
「これ、知ってる人?」と聞くと、さすがにほとんどの子が手を上げた。
「お母さんに読んでもらったことある人?」・・・数人。
「その時お母さんが泣きそうになった人?」・・・1人。
この絵本はやっぱり子ども向けというより、大人の心に響くものなんだろうな。だけど、子どもの頃に一度触れて、大人になった時思い出してもう一度読んで欲しい。その時にはなぜ泣けるのか、わかると思う。
そんな事を話してから読み始めることに。
しかし・・・・その間、担任の先生が何度も、姿勢の悪い子、何か別のことをしている子を大きな声で注意するのだ。「ほら!人の話しを聞くときに何やってるの!!」って…。
正直言って先生の声のほうがよっぽど邪魔なんですけど~と言いたかった。
何度も読んでもらったことのある絵本だろうけど、子どもたちはシーンとして神妙に聞いていた。読み終わると、誰かが「先生泣いてる?」と。うーん、泣いてないよね。先生は自分の席で別の仕事してたもん。
『ココアは、いかが? ふしぎなラベルのものがたり』
次は、この前1年生に読んだ不思議な写真絵本。1年生より食いついてきた。
ページごとに絵本を前に差し出してじっくり見せると、「わあ」「どうなってるんだ?」と身を乗り出してきた。
最後に「大きな鏡の前で手鏡をかざすと、こんなふうに鏡の中に鏡の中に鏡の中に・・・ってどこまでも続いて見えるよ」と話した。「へえ!やってみよう」と反応もよい。
ちょうど時間になったので、これで今日はおしまい。
10分。