チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:5年2組(第1回)

◯ 本の紹介 『ドングリ山のやまんばあさん』 富安陽子

◯ 絵本 『まゆとかっぱーやまんばのむすめ まゆのおはなしー』 富安陽子/文、降矢なな/絵

 1分前に教室に行くと、みんな着席して本を開いてちゃんと読書をしていた。感心した。ササッと挨拶をして、すぐに始める。

 

『ドングリ山のやまんばあさん』

ドングリ山のやまんばあさん

 これは去年の5年生にも紹介した本。おもしろいんだ、これが。念のため聞いてみたら、知っているという子は一人もいなかった。昔、課題図書になったこともあるのに。そして、シリーズになって5冊も出ていて、他に絵本も1冊あるのに。

 やまんばあさんは山姥だけど、「3枚のお札」などに出てくるような、人を食べちゃう怖い山姥とはちょっと違うんです。確かに顔はこの通りだけど、純粋で、人里離れた山の中に住んでいます。そして、人間と会ったこともないし、人間の世界のこともあまり知らなかったのです。

 見た目は、まあ、ちょっと変わった人間のおばあさんですが、やっぱり山姥ですから、人間とは違います。ものすごい力持ちだし、運動能力がすごい・・・

 という感じでアドリブで、挿絵を見せたりしながら紹介した。途中、クスッと笑ってくれるところもあり、反応はよかったみたい。

 何人か読んでくれるといいなぁ。

 

『まゆとかっぱーやまんばのむすめ まゆのおはなしー』

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 そして、同じ富安陽子さんが文を書いた絵本を読んだ。「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ6冊のうちの最新作。これは単行本になっていないんだが、6冊の中から季節的に一番合っている気がしたので、選んだ。

 こっちのやまんばは、やまんばあさんとは違って、娘のまゆはこの通りかわいいし、やまんばかあさんもほっそりして綺麗な女の人。でも、ふたりとも山姥だから、やっぱり只者ではないんです。

 台詞のところは少し声色を入れて、うまく読めたと思う。5年生もよく聞いてくれた。

 10分。