◯ 絵本 『からすたろう』八島太郎
◯ 絵本 『どっちもね』 おおなり修司/ことば、高畠純/絵
5年生は大人っぽい。教室に入るとすぐに「さすが高学年だなあ」と感じる。行儀よく落ち着いている。
『からすたろう』
2年前に3年生の1クラスで読んだことがあるので覚えている子がいるかと思ったが、聞いてみても手を挙げる子はいなかった。
chocolate-doughnuts.hatenablog.com
とてもいい話なので、忘れてしまった子も再度聞いて感じて欲しいと思う。
「これはみんなのひいおじいさんが子どもだったぐらい昔の話です。着物を着て学校に行っていたような時代です」と言って始めた。
ゆっくりと、コマ分けされているページは指差しながら読んだ。絵本自体が大きいし、コマ分けも1ページに3つくらいまでで、それほど細かい絵ではないので、大丈夫だと思う。
静かによく聴いてくれた。終わってからもシーンとしていた。
『どっちもね』
次は気分を変えて、言葉遊びの絵本。区切る場所によって、意味がぜんぜん変わるというもの。
いぬ とくい (犬 得意)
いぬと くい (犬と 杭)
など、漢字は書いていないんだけど、それぞれの絵が楽しく意味を表している。どれも動物が出てきて、それらがやることがおもしろいので、さすがの5年生もクスクス笑っていた。
『こんにちワニ』
最後は締めの一冊。これを取り出すと「ああ!」と嬉しそうな声が上がる。久しぶりだもんね。
ニコニコしながらダジャレを楽しんで、一日の始まりはバッチリ。
10分。