Oさん ◯ 絵本『雪の上のなぞのあしあと』あべ弘士
Oさん ◯ 紙芝居『わし、たわし』かとうようこ/作、野村たかあき/絵
私 ◯ 素話『雪』中国の昔話
私 ◯ 絵本『3びきねこさんのそりあそび』 柳生まち子
寒いのに、相変わらず子どもたちは元気に外で遊んでいた。放送が入って児童室に集まると53人。今日もぎっしり。3年生の男の子4~5人が喋りたくてたまらない様子で、どうしても集中しない。
『雪の上のなぞのあしあと』
あべ弘士さんの動物園飼育係時代に実際あったお話だとのこと。ある寒い夜、雪の上にできた不思議な足跡は、いったい誰のもの?
犯人がわかって「足跡というより腹跡」とのところで、笑いが起こった。
今の季節にピッタリ。
『わし、たわし』
ダジャレを入れた話。表紙を見ただけで、このインパクトの強い顔に笑いが起こる。たわしが最近出番がないからと、旅に出る。「おおわし」に捕まえられて空の旅をしたり、海で泳いで「いわし」の群れに出会ったり・・・。
『雪』
昔、ある村では冬に雪が降るのだが、その雪は小麦粉だった。次の日も雪が降るとそれは甘い砂糖。人々はそれを集めて貯蔵しておけば安心。働かなくても食べ物には困らない。そのうち・・・
終わってから「それ、ホントの話?」と聞く子もいた。おもしろいなあ。
このお話は、約1年前にもここで語ったのだが、覚えている子はいなかった。
『3びきねこさんのそりあそび』
3びきねこさんのシリーズなのだが、知っている子はいなかったみたいで、ねこの名前が出てくるたびに「?」という顔をしている。それで、指差すようにした。
ソリをもらった いたち が誰も乗せてあげずに一人で何度もソリ滑りをしている。子どもたちからは「そんなの見せびらかしじゃん」と非難轟々。
そして、ついにみんなが勝手に乗り込んで滑り出したところでは「ぶつかるよ」「壊れるよ」と見事に予想していた。
今年はさっぱり雪が降らないので、ほんとの雪遊びはできないね。