◯ 絵本『ぶらんこのすきなワニくん』 エミーリオ・ウルベルアーガ/絵、カトリン・キッス/文、那須田淳/訳
◯ 絵本『ぞうさんのおとしあな』 高畠純
特別支援学級3クラスが集まっての読み聞かせなので、10人以上いる。1年生から6年生までいろいろ。始まる前は、興奮して廊下をうろちょろしている子もいたが、時間になって席につくと、みんなよく聞いてくれる。
『ぶらんこのすきなワニくん』
図書館のリサイクル市でもらってきた絵本。私は翻訳絵本はあまり得意ではないので、よほど有名なもの以外、手を出すことは少ないのだが、これはたまたまもらったので読んでみた。わかりやすくてかわいい絵本だった。
ワニくんはブランコが大好きなのだが、子どもたちを怖がらせたくないので、誰もいない夜にだけ公園に行ってブランコに乗っていた。でも、ある日、公園でワニの足跡を見つけた女の子が、その足跡をたどってワニくんの家にやって来て・・・。
やさしいワニくんが子どもたちに受け入れられて、「もう わにくんは、 さびしく ありません。」
『ぞうさんのおとしあな』
こちらは、いたずら好きのぞうさんの話。落とし穴を掘って、誰かが落ちるのをワクワクしながら待っていたのだが・・・。
子どもたちはよく反応してくれた。アリが何事もなく通っていくところでは、文を読む前に「軽すぎるからだ」と言っていたし、ウサギがやってくると「飛び越えちゃうよ」。 いろんな動物がやってくるたびに、結果を予想して楽しんでいた。
『カニツンツン』
最後はナンセンス絵本。これは知っている子も多かったようだ。全文かたかなで、意味があったりなかったりの言葉が続く。
私は久しぶりに読むので、ちょっと緊張したが、なんとかうまくいった。
12分ぐらい。