◯ 歌とペープサート『小さな世界』
◯ 紙芝居『だれかな? だれかな?』内山晟/写真、中村翔子/文
◯ 大型絵本『あかまるちゃんとくろまるちゃん』上野与志/作、村松カツ/絵
◯ 紙芝居『よんで よんで』ときわひろみ/作、さとうあや/絵
◯ 紙芝居『くださいな』和歌山静子
◯ 歌とペープサート『とんでったバナナ』
◯ 大型絵本『おべんとうバス』真珠まりこ
児童館に着いてみると、乳幼児親子がいっぱい! 30組ぐらい来ていたんじゃないかな。それぞれ遊戯室や図書室、幼児室などで遊んでいる。
今回は仲間の誰も都合がつかず、私一人でやることになっていたので、急いで準備する。子育て支援の担当の先生が「お手伝いすることはありませんか」とおっしゃってくださったので、大型絵本の時に支えるのと、紙芝居の入れ替えをお願いする。
『小さな世界』
まず、挨拶をして、「景気付けに・・・」と言って、CDの歌を流してペープサートの男の子と女の子(裏はキツネとタヌキ)を持って、適当に振りつけて見せる。赤ちゃんたちは、音楽や目に訴えるものに反応するので、一斉に注目してくれた。
『だれかな? だれかな?』
よし、この勢いで・・・と紙芝居に移る。初めは写真紙芝居。いろんな動物の体の模様がアップで出てきて、「だれかな?」と当ててもらうもの。
赤ちゃんたちは当てることは出来ないが、一人か二人だけ少し大きめの子がいて、張り切って当ててくれた。よかった。
『あかまるちゃんとくろまるちゃん』
次は大型絵本。これは穴あきのしかけ絵本のようになっていて、あかまるちゃんとくろまるちゃんがいろんなものに当てはまるようになっている。単純な赤ちゃん向け絵本なので大丈夫かと思ったが、何人かはバタバタ走りだし、退場してしまった。
でも、真剣に見てくれている親子もいたから、いいか。
『よんで よんで』
小さい子向けの紙芝居。私はとっても好きな作品。坊やがおかあさんに「よんでよんで」と頼みに行くが「まっててね あとでね」と言われてしまう。
仕方なく、ネコさんに頼むと
「ニャン ニャン ニャゴ ニャゴ ニャント ニャンニャン はい おしまい」
と読んでくれる。こうして次々といろんな動物に読んでもらって、喜ぶのだが、やっぱりお母さんがいいと戻ってくると、おかあさんは約束通り今度はお膝に乗せてちゃんと読んでくれる。ここがいいね!
お母さんたちに受けが良かったように思う。
『くださいな』
続いて紙芝居。この紙芝居はもう絶版になっているらしい。
八百屋さんに次々といろんな動物が買い物にやってくる。
「いちごくださいな」手だけが見えて、誰だか当ててもらう紙芝居。これも、さっきの大きい子たちが当ててくれた。
でも、だんだん人数が減ってきたみたいだな~。飽きたかな。
『とんでったバナナ』
それで、また音楽に頼ることに。CDに合わせて歌いながら、ペープサートで『とんでったバナナ』を演じた。やっぱり歌は強いな。一気に集中してくれる。
『おべんとうバス』
最後に、大型絵本の『おべんとうバス』。お弁当の中身(ハンバーグくんとかえびフライちゃんとか)が次々とおべんとうバスに乗り込んでくる。単純でわかりやすい絵本。「かわいいね」と話しかけているお母さんがいた。
最後のページでお弁当が完成し、「何が食べたい?」と聞くと、返事はできないものの、赤ちゃんたちは真剣に見つめていた。お母さんが代わりに返事してくれたけどね。
結局、最後まで残ってちゃんと見てくれていた親子は14組もいた。上出来だと思う。ほとんどが1歳ぐらいまでの赤ちゃんなので、20分以上ちゃんと聞いていられるなんて、偉いなあ。