Oさん◯ 紙芝居 『かりゆしの海』 まついのりこ/作・絵、横井謙典/写真
Oさん◯ 絵本 『たこなんかじゃないよ』 秋野和子/文、秋野亥左牟/絵
私 ◯ 素話 『七夕さんの始まり』 香川県の昔話
私 ◯ 絵本 『ふえたふえた』またきけいこ かがくのとも2013年7月号
今日は45人。みんな早めに整列して体操座りして、待ち構えていた。今日は蒸し暑かったけど、冷房を入れてくれていたらしく、快適。
挨拶をしてから、まずOさんから始める。
『かりゆしの海』
「ユガフ タボーリ」のおまじない、初めのうちは覚えられないようで声が小さかったが、やがてみんな唱えてくれるようになった。
唱えた後、きれいな色とりどりの写真に変わると、「おお~」「絵かな?」と声が上がった。写真だよ。
視覚に訴える紙芝居。まついのりこさん、さすがだと思った。
Oさんが「沖縄に行ったことある人?」と聞いたら、かなり多くの子が手をあげたので驚いた。ほんとかな?「沖縄ってどこ?」ときいている子もいた。
『たこなんかじゃないよ』
海の中のタコの擬態をテーマとした絵本。しかし、擬態がうますぎて(?)どれがタコだかとてもわかりにくかった。子どもたちも「タコ、どれ?」と盛んに言っていた。Oさんは指差したりしていたけど、それでもわかりにくい。
ウツボに襲われたところでは、「どっちが勝ったの?」とよく意味がわからなかったみたい。
タコは色も形も変えて、獲物をあざむいたり、天敵から身を隠したりするのだということはわかるが・・・絵本では絵をもう少しわかりやすくしてくれるとよかった。
ここで私に交代。
『七夕さんの始まり』
七夕が近いので、3年ぐらい前に一度語ったことのある、この話を選んだ。七夕の話はいろいろあるが、これは結構長い。8分以上かかる。
それでも、子どもたちはシーンとして真剣に聴いてくれた。そのおかげで、私も声を張り上げることなく、むしろ場面によってはささやくように語ったりすることができた。そうすることで逆に迫力も出てよかったと思う。
『ふえたふえた』
梅雨らしく今朝は雨が降ったので、最後はこの絵本を読んだ。
色とりどりの傘が並んでいる表紙。
ふえた ふえた
つゆになると あめの ひが ふえた
と始まり、「ふえた ふえた」をキーワードにして、いろいろなものが「ふえた」様子が現れる。
おもいっきり はしったら
と来たら、子どもたちの間から「あせが ふえた」という声があがった。実感こもっているなあ。でも、この絵本ではちょっと違った。
その後も、何度も「あせが ふえた」と言いたい場面があったみたいだが、ちょっと意外なものがふえるのだ。
素話が長めだったので、絵本は短いものにしたが、終わった途端「早い!」と言われた。まあ、そのくらいがちょうどいいのだろう。
25分ぐらい。