チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:1年2組(第4回)

◯ 絵本 『ぽんこちゃん ポン!』乾栄里子/文、西村敏雄/絵

◯ 絵本 『つきよのかいじゅう』 長新太

◯ 絵本 『せんたくばさみが あつまって』 さとうゆみか/作、ピーター・ルービン/撮影 かがくのとも2011年8月号

ぽんこちゃん ポン! つきよのかいじゅう

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 2分前に教室に入ったら、まだ何か作業をしていて、時間通り始められるのか心配になった。でも、幸いチャイムと同時に始められた。

 

『ぽんこちゃん ポン!』

 西村敏雄さんの絵ははっきりしていて遠目が効き、読み聞かせにはとてもいい。

 

 はんこ好きのぽんこちゃんが動物園のスタンプラリーに参加しようと張り切って行ったものの、

「スタンプラリーは きのうまでですよ」

と言われてがっくり。

 ところが、代わりに、ゾウさんが鼻ではんこをペッタンポン!と押してくれ・・・

 いろんな動物がいろんな体の部分ではんこを押してくれるのが楽しい。特に、ゴリラの◯◯◯のはんこには聞いている子どもたちも喜んでいた。

 

『つきよのかいじゅう』

 「知ってる」「保育園で読んでもらった」という声も聞こえた。さすが長新太さんの人気絵本だ。

 このクラスの子どもたちは、元気がよく、思ったことをそのまますぐ口にだすのでおもしろい。(ちょっとうるさいと思うこともあるけどね。)

 ひとりのおとこが もう10ねんも 

 ここにいて、 かいじゅうの

 でてくるのを まっていた。

のところでは、「10年?!」と驚きの声。そうか、この子たちはまだ生まれてから10年も経っていないんだから、10年といえば途方も長い時間に思えるんだろうな。

 

 おとこは むねがドキドキして

 はれつしそうになった。

と読むと、「え?はれつ?!」「はれつするの?」と驚いている。子どもは文字通りとらえるんだ。

 かいじゅう(大男の足)がぐーんとのびて月に届きそうな場面では、

「月がボールみたい」だって。確かに~

 想像の怪獣の姿にはどよめいていたし、沈んでいく場面では「おぼれるんじゃない?」と言った子がいた。

 

『せんたくばさみが あつまって』

 少しだけ時間が余ったので、短いこの絵本を取り出した。

 すると、「知ってる~」「前読んだ」「龍になるやつ」と口々に言う。実は私は忘れていたのだが、先週もこのクラスで読んだばかりだったのだ。

 でも、同じ絵本を読むのもいいかなと思って。そのまま読む。

 何度見てもこの龍はすごいと思う。

 

 これでちょうど10分。

 

 図書室に寄ってみると、昨日5年生に紹介した「やまんばあさん」のシリーズ、入ってすぐのお薦めコーナーに出してくれていたのだが、もう1冊しか残っていなかった。

「ほとんどみんな借りて行きましたよ」と司書の先生。

とりあえず、興味を持ってもらえてよかった。ちゃんと読んでくれるといいなぁ。

ドングリ山のやまんばあさん

 

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