◯ 絵本 『てんぐの はうちわ』香山美子/文、長新太/絵
◯ 絵本 『つきよのかいじゅう』 長新太
◯ 絵本 『もりもりくまさん』長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵
担任の先生がすぐに席に着かせて、机の上のものを片付けさせ、時間通りに始められるようにしてくれた。先生も座って一緒に聞いてくれたのもよかった。
『てんぐの はうちわ』
昔話を元にしたのだろう、どこかで聞いたことのあるような話。天狗をだまして手に入れた葉団扇を使って、鼻を高くしたり低くしたりできるようになった男。
寝ぼけて自分の鼻を高くしてしまい、雲の上のかみなりさまのところまで届いて…。
ちょっと長いお話だが、長新太さんの派手な絵も手伝って、ちゃんと聞いてくれた。
本は横長で結構大きいので、一人で持って読むには少し大変だった。自分の顔がじゃまにならないようにと思うと字が読みにくいし、しっかり腕を伸ばして支えていないとグラグラするし。よく練習した方がいいと思った。
『つきよのかいじゅう』
この時期お馴染みの一冊。知っている子もいたようだが、みんな楽しんでくれた。これも長新太さんの本。
想像の怪獣の絵には笑いが起こり、「足じゃない?」という声も聞こえた。
そして、
ボコボコ ボコボコ ボコボコボン
という擬音もおもしろいらしく、笑っていた。
『もりもりくまさん』
最後は元気に定番のこれを出した。「これ、覚えてる?」と聞くと、にこにこしながら頷いていた。
時間が迫っていたので、今日は早口で。
「も」の字が多くリズムのよい文なので、早口で読むと結構おもしろい。
絵はピンク系で明るく、朝の締めの一冊としてお気に入りだ。
ちょうど10分。