Oさん ◯ 大型絵本 『きょうりゅうのおおきさ』冨田幸光/監修、岡本三紀夫/絵、榎本功/写真
Oさん ◯ 絵本 『だくちる だくちる』阪田寛夫/文、長新太/絵
私 ◯ 素話 『地蔵の田植え』
私 ◯ 絵本 『なきむしおばけ』 なかのひろたか
今日は子どもたちが46人もいた。
Oさんも私もちょっとハプニングがあって、着くのがぎりぎりになってしまい、直前に慌てて打ち合わせ。Oさんに先にやってもらうことにした。
『きょうりゅうのおおきさ』
大型絵本の中でも特に大きく、迫力満点の絵本。二人でやっと支えられるぐらいの大きさ。描かれている絵も、恐竜の実際の大きさを表すために、大きい。
子どもたちは、特に男の子が恐竜の名前に詳しくて、絵を見てすぐに名前を当ててしまう子もいた。お話ではなく、恐竜の解説ばかりの科学絵本だが、みんな興味津々で熱心に見入っていた。
『だくちる だくちる』
恐竜つながりで、続けてOさんがこの絵本を読んだ。立ったまま持って読んだため、端の方の子にはちょっと見づらかったのではないか。
長新太さんのピンク基調の絵は印象的。物語なのだが、文は詩的で、絵の色の派手さに比べるとちょっと地味かもしれない。それでも、子どもたちは静かに聞いていた。
一人ぼっちで寂しかった恐竜イグアノドンのところへやってきた小さな翼竜プテロダクチルスの歌が「だくちる だくちる」で、これが心地よく繰り返される。
ここで私に交代。
『地蔵の田植え』
ちょうど、この辺りの田んぼは田植えが済んだばかりという季節なので、これを選んだ。昔話。
いつもお地蔵さんにお参りしていた働き者の若者が田植えの季節に病気で寝込んでしまう。田植えができず困っていると・・・。
かさ地蔵に通じるようなほのぼのしたお話。単純だが、子どもたちは真剣に聞いてくれた。素話は顔が見えるから、反応はよく分かる。
『なきむしおばけ』
私の大好きな、なかのひろたかさんの絵本。2012年の月刊「こどものとも」で出たのだが、今年になってからハードカバーで出版されたらしい。嬉しいことだ。
お兄ちゃんと喧嘩して泣きそうになったくんちゃん。するとどこからか「ないちゃえ・・・」という声が聞こえてくる。その後もなにかというとその声が。
やがてついにその正体が現れるのだが・・・。
ちょっと怖い声も使ったりしたけど、小学生はおびえたりはしないで面白がっていたようだ。元々それほど怖いお化けではないしね。
今日は人数も多かったのに、30分間ずっと集中して静かに聞いてくれて感心した。児童館の先生たち頑張っていらっしゃるのだろうなあ。