◯ 絵本 『みどりのホース』 安江リエ/作、やぎゅうげんいちろう/絵
◯ 絵本 『いつもいつもそうかな』 内田麟太郎/作、下谷二助/絵
◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/作、スズキコージ/絵
今日は梅雨の晴れ間で、真夏のような暑さだったので、朝になって急遽内容を変更した。
5分前に教室前で待機していると、すぐに準備ができて入れてくれたので、3分ぐらい早く始めることができた。
『みどりのホース』
これは夏にピッタリのお話。
ちょっと生意気なみどりのホースがけんたを誘って散歩に出かける。
他人の車を勝手に洗って怒られたり、砂場で遊ぶ男の子たちにホースで水を流してやったり、「いたずらがきされたとこが、かゆくてかゆくてたまらないの」と訴えるコンクリートの塀を綺麗にしてやったり、けんたとホースは大活躍。
特に、ケヤキの木に頼まれて水を高く飛ばしてかけてやるところでは、女の子と犬も喜んで飛沫の下を駆けまわり、気持ちよさそう。
台詞が多いが、誰が言ったものなのかが後から出てくるところが多く、言い方を間違えたりするので注意が必要。私はこっそり「 」の前に鉛筆で(け)(けんたの意味)などとメモしておいた。
子どもたちはしーんと静かに聞いていた。
『いつもいつもそうかな』
次はガラッと変わって言葉遊びの絵本。
いつも いつも かえるは すぐかえると いって いるのかな
いつも いつも いかは いかった いるのかな
と、2ページ目に行くと、もう「ダジャレじゃん!」と気づいた様子。そして、その後はくつろいで笑ったり、「んなわけねーじゃん」とツッコミを入れたりして楽しんでいた。
いつも いつもはしは はしっこ あるいて いるのかな
の場面では、箸が道の端を歩いている絵がかいてあるのだが、ここで「えー汚い」と言ってくるのには苦笑。確かに、箸が道を歩いていたら、汚れちゃって、そんな箸で食べたくないよね。しかも、口につくほうが地面に触れている形で歩いているし。
『もりもりくまさん』
最後は定番の『もりもりくまさん』。みんな覚えていてくれた。
今日は残り4分もあったので、時間を合わせるために、珍しくゆっくり読んだ。
1ページ毎に絵をゆっくり見せた。
すると、子どもたちはいろいろ気づくんだよね。
力こぶのところでは「すげえ~」「腕でかい」とびっくりしていたし、昼寝している場面では、くまさんの頭の上にアリが乗っていることに気づいて「刺されるよ」と気にしていた。
最後の方でくまさんが夕ご飯を作ったところでは「すごいごちそう」と感心し、その後、家にもりもりお客がやってきた場面では「レストラン経営してるみたい」と言った子がいた。この「経営してる」という言葉に担任の先生がウケていた。3年生のチビッコが使うにしては難しい言葉だったからね。
これでちょうど時間ピッタリ。13分ぐらい。