チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

親子の広場

◯ 絵本 『ブーブーブーどこいった』 西村敏雄

◯ 大型絵本 『サンドイッチ・サンドイッチ』 小西英子

◯ 紙芝居 『たんたんとんとん』仲川道子/作、三石知佐子/絵

◯ 大型絵本 『なにをたべてきたの?』 岸田衿子/作、長野博一/絵

◯ 紙芝居 『みんなでたいそう』 新沢としひこ/作、長谷川義史/絵

◯ 大型絵本 『れいぞうこ』 新井洋行/絵

 

 未就園児と母親18組。赤ちゃんは少なくて、駆け回れる2才児以上の子が多かったようだ。「これなら、ちゃんとしたお話の絵本も行けるかな?」と期待したのが間違いだった…。

 自由遊びから、お集まりして、おかあさんといっしょに座る。「一人で座れる子は前に来て座っていいよ」と声をかけると4歳ぐらいの子が数人前に来た。しかし、紹介が終わってさあ始めようとすると、その二人が「トイレ行ってくる~」と大きな声で言ってドタバタと走っていった。苦笑。

 ともかく、始めることに。

 

『ブーブーブーどこいった』

ブーブーブーどこいった

 まずはSさんがお話の絵本を読んだ。 

 いなくなったこぶたちゃんたちを探すお母さん。ブーブーという声を頼りに探すものの、ラッパの音だったり、自動車の音だったり、おならの音だったり・・・。

 繰り返しが多くてリズムもいいし、楽しい絵本。西村敏雄さんのとぼけた温かい絵もいい。

 しか~し、今日の子どもたちは全然落ち着かなかった。さっきの2人が特に、立ったり座ったり、前に出てきたり、どこかへ行ったり。他の子達より年長で背が高いので立ってしまうと後ろの子が見えないではないか。そのくせ、別の小さい子が立つと「見えない~!!」と叫ぶ。困ったちゃんだった。後ろのもっと小さい子たちでちゃんと見ている子もいっぱいいたのに。

 

『サンドイッチ・サンドイッチ』

サンドイッチ サンドイッチ (幼児絵本シリーズ)

 次に私が大型絵本を読む。これは大型絵本なので大きいし、リアルな食材がバーンと出てきてサンドイッチを作っていく話なので、単純でおいしそう。

 さっきの子たちもやっと注目してくれて、少し落ち着いた。「トマト好き~」「私チーズも好き!」などと声がかかるくらいはオッケー。

 最後にサンドイッチが出来上がると、私が何も言わないうちから前に出てきて「食べよう!」と取って食べる真似をするおしゃまさん。私は手にとって他の子にもわけてあげた。(ごっこ遊び)

 

『たんたんとんとん』

たんたんとんとん (ことばとからだであそぼう!-2・3歳児のふれあいあそび-)

 次にSさんが紙芝居を演じた。肩たたきの絵本。これも単純で小さい子向け。

 お母さんに肩たたきをしていると、ネコも肩たたきをしてもらいたがり、してあげるとグーンと伸びる。カメは首が伸びる。

 絵も見やすくとっても楽しい絵本。肩たたきをするところは、私も脇で一緒に肩たたきの仕草をした。

 うーん。しかし、子どもたちは落ち着かない。

 

『なにをたべてきたの?』

なにをたべてきたの?

 また私が大型絵本を読む。

 これはとても有名なロングセラーの絵本だ。知っている子も多いのではないかと思ったが、どうだろう? 「知ってるー」という声は出なかった。

 これも、ぶたがリンゴ、レモン、メロン、ぶどう、と次々と食べていくので、子どもたちの興味をひいたようだ。自分たちの好きな食べ物がアップで描いてあると、さすがに注目してくれる。

 でも、ちゃんと聞いていたかどうかは…。

 

『みんなでたいそう』

みんなでたいそう (ことばとからだであそぼう!-2・3歳児のふれあいあそび-)

 元気すぎる子どもたちに少し体を動かしてもらおうと、Sさんが体操の紙芝居をした。いろんな動物のまねをしたりする単純な体操が1画面ごとに出てくる。

 みんなに立ってもらって、やってもらったが、駆け回る子はあまり乗ってこなかった。もっと小さい子を抱っこしているお母さんたちのほうが一生けん命やってくれた。

 最後にSさんが「はい、おしまい」と言ったため、解散だと思ったのか、みんなバラけそうになって焦る。私があわてて、「もう一度座って集まって~」と声をかけた。

 

『れいぞうこ』

れいぞうこ (あけて・あけてえほん)

 私がまた大型絵本。今度は絵本そのものが冷蔵庫になっていて、呼ばれた食材が返事をして出てくるお話。これもいいのだが、ちょっと地味だったかも。あっという間に終わってしまった。

 

 場合によってはもっと読もうかと用意はしてあったが、この様子では限界だと思い、おしまいにした。

 

 20分。