◯ 絵本 『ことりをすきになった山』 アリス・マクレーラン/文、エリック・カール/絵
早めに教室に行ってみると、ほとんど空っぽ。寒いのにみんな校庭を走っていたらしい。でも、時間前には続々と帰ってきた。
さすが6年生、紅潮した顔ではあるが、きちんと席について、姿勢もいい。下級生とは全然雰囲気も違う。
『ことりをすきになった山』
2学期も明日で終わり。今日はちょっと長い(ちょうど10分かかる)この絵本を持ってきた。2年前に児童館で読んで以来だ。
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山と小鳥のジョイの恋愛のようでもある不思議な話。ジョイに1年に1回しか来てもらえない寂しさに耐えかねた山が涙の川を流すと、それが幸いして長い月日の後、緑の山に変わる。そして最後にはついに、ジョイが住み着いてくれるというハッピーエンド。
山の台詞は重々しく、小鳥のジョイは高めの声で、地の文はその中間の普通の声で、と一応区別して読んだ。
子どもたちはシーンとして聞いていて、最後に扉、裏表紙、と見せるまで、じっとこちらに集中していて、身じろぎもしない。すごい。
10分。