チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:3年1組(第3回)

◯ 絵本『きたきつねのしあわせ』手島圭三郎

◯ 絵本『しらないまち』田島征三

 

 今年度最後の朝読書。このクラスはなぜか私の割り当て回数が少なかった。

 

 『きたきつねのしあわせ』

きたきつねのしあわせ (いきるよろこびシリーズ)

 迫力のある版画が素晴らしく、それだけでも見る価値がある。

 これは、老いたキタキツネの晩年の話。キタキツネの寿命は5年ぐらいなのだそうだ。連れ合いも亡くし、体も弱っていくが、たくましく成長した子どもたち、孫たちの姿を見て、幸せな一生だったと満足しながら天に召されていく。

「ゆきのそらを どこまでも のぼっていきました」

のところで「あ、死んだんだ」というつぶやきが聞こえた。わかったんだね。

 

『しらないまち』

しらないまち

 2冊めは、ガラッと変わって不思議なナンセンス絵本にした。この絵本は、なんと、表紙から本文が始まっている。扉にも。

 遠足のバスに乗り遅れた「ぼく」は、次に来たバスに乗って「しらないまち」に

行ってしまう。そこでは、たんぽぽの子どもたちが歩いていたり、道端に小鳥が生えていたり、不思議な事ばかり。

 途中「がいろじゅ」の意味がわからないようだったので、「道路の脇に植えられている木ね」と一言添えた。

 変なことばかり起こって、たんぽぽに食べられちゃったけど、結局うちに帰ることができて、ぼうしや服をなくしたことも叱られなかったから、めでたしめでたし。

 

10分。