Oさん◯ 絵本 『みんな おなじ でも みんな ちがう』 奥井一満/作、得能通弘/写真
Oさん◯ 紙芝居 『ふしぎなおとしもの』 山本省三
私 ◯ 素話 『花に化けた山姥』
私 ◯ 絵本 『まゆとおに』 富安陽子/作、降矢なな/絵
初夏の陽気でみんな元気よく外で遊んだあと、しばし横になって休憩していた。先生が「あと1分たったら起きて」というと、それぞれ60数えてから起きてきた。40人位いる。
『みんな おなじ でも みんな ちがう』
ページいっぱいに同じものの写真が並んでいる。でも、よくよく見るとひとつひとつ少しずつ模様や形が違う。できれば、個人でじっくり眺めたい絵本だ。
この人数なので子どもたちは「さくらんぼ!」「きのこ!」「そらまめ!」など競って声を上げ、ただの当てっこになってしまい、絵本の趣旨は伝わらなかったように思う。
『ふしぎなおとしもの』
次はお話の紙芝居だったので、今度は静かにちゃんと聞いていた。
おばあさんは金貨の入った壺を拾ったはずが、引っ張って帰る道々、次々に変わって、最後にはオバケだったことがわかる。でも、そのオバケは寂しくて遊びたかったとのことで・・・。
楽天的で明るい話。
『花に化けた山姥』
これはちょっと怖い。貧しい村にやってきて餅を奪っていく山姥。なんとかやっつけようと庄屋さんが、餅に似た石を真っ赤に焼いて山姥の口に入れると・・・。
そこでめでたしめでたしかと思いきや、山姥は思わぬ形で復讐しに来る。
庄屋さんが食べられてしまう、まさかの結末に、子どもたちはちょっとびっくりして「それからどうなったの?」ときく子もいた。
『まゆとおに』
これは人気の絵本だけあって、「知ってる」の声。でも、読み始めると、可愛らしい「まゆ」の見た目に似合わぬ怪力に「え~!?」「すげ~」などと驚いたり笑ったりしていた。
お話も絵も素晴らしくて、みんな釘付けだった。やっぱりこれはいい絵本だなあ。
20分~25分ぐらい。