◯ 絵本 『ゴムあたまポンたろう』 長新太
◯ 絵本 『トイレとっきゅう』 織茂恭子
みんな体操着に着替えていて、宿題を提出したり、図工の絵を仕上げていたり、忙しそうだったが、ちゃんと時間どおりに始めることができた。
『ゴムあたまポンたろう』
頭がゴムの「ゴムあたまポンたろう」が、いろんなものにぶつかって弾んで飛んでいくだけの話。長新太さんだから、絵が派手で迫力がある。最初からありえない設定であるせいか、何が起こっても子どもたちは平気で見ていた。
『トイレとっきゅう』
これは私の準定番絵本で、たいていいつも持っていく。このクラスで読むのは初めてだったので、子どもたちは奇想天外な内容にびっくりしていた。
低学年の子どもたちは、おしっこ、うんち、という言葉が出てきただけで喜ぶ。それが、トイレが遠足に出かけてしまうのだから、もう夢中になっていた。
自分もおしっこが詰まって困った経験があるのだろう、トイレがいなくなって困っている男の子に感情移入している様子も見られた。
「ああ、おもしろかった」との声が嬉しい。
『カニツンツン』
これも定番絵本。とはいえ、私も読むのがちょっと久しぶりなので、難しかった。
意味不明の言葉が次々出てきて、カラフルで不思議な絵とともに、迫ってくる。
子どもたちはびっくりしたり笑ったり。
終わった時に「もう一回!」の声が上がった。嬉しいけど、もう一回読む時間はないよ。
『こんにちワニ』
最後はこれ。さすがにみんな覚えていてくれた。「一緒に言ってみようか」と誘うと、みんなで1ページ毎に復唱してくれた。
楽しく終わることができてよかった。
10分(ほんとかな?)。