◯ 絵本 『まじょがかぜをひいたらね』 高畠じゅん子/作、高畠純/絵
◯ 絵本 『トイレとっきゅう』 織茂恭子
◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/作、スズキコージ/絵
◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵
先生の声がけですぐに前に集まってきたが、前に来すぎる子や、明らかに変なところへ移動する子もいて、ちょっと混乱。始まってからも、数人落ち着かない子がいて、先生が廊下へ連れ出す場面もあった。まあ、私は気にしないけど。
『わたし』
初めは久しぶりにこの絵本を読んでみることにした。
わたし
おとこのこから みると おんなのこ
あかちゃんから みると おねえちゃん
同じ「わたし」でも、誰から見るかによって、違う存在になるという気づきを求める絵本。おもしろいな~と思うのだが、意外なことに2年生でも意味がよくわからない子がいたみたい。読み進むうちにわかってくれたのならいいけど。どうだったかな。
『まじょがかぜをひいたらね』
次は純粋に楽しい絵本。
題名を読んだ段階で、「魔法で治すんでしょ?」という声。
でも、実はそう単純なものではないのだ。そして、引っ掛けがいっぱいある。
まず びょういんに
(ここでページをめくると)
いきません!
だって。
また、途中でミンクが出てくると「ミンクって何?」と聞く子がいる。「毛がふわふわの、こういう動物だよ」と一言答えてから進む。確かにミンクは子どもには難しいかもね。
『トイレとっきゅう』
これは、ちょっと変わった(ぶっ飛んだ)お話で、私は大好き。子どもたちにも結構人気で、定番絵本にしているのだが、このクラスの子達にはお初だったらしい。
男の子が夜中にトイレに行こうとすると、なんとトイレがリュックを背負ってお菓子を持って
「きょうは トイレの えんそくだ。 らんらんらん うれしいな」
とご機嫌で出かけてしまう。
おしっこをしたい男の子は追いかけていくが、トイレは駅で「トイレえんそく号」に乗り込む。男の子は切符ばないので入れず、駅のトイレに行こうとすると、駅のトイレも遠足に行っちゃったという・・・
びっくりするような展開だ。子どもたちもびっくり。結末にもびっくりしていた。
『もりもりくまさん』
最後、のつもりで定番のこの絵本を出すと、「ああ」と思い出してくれた様子。時間があまりないから、早口で頑張って読んだのだが、読み終わってみると、先生はいらっしゃらない。
「あれ? 先生、いらっしゃらないね」と言うと、
「先生が帰ってくるまで、ずっと読んで!」との声。
それでは短い絵本を読んで待とう、ということで、
定番中の定番、『こんにちワニ』を読むことにした。今度はゆっくり読んだ。それでも1分ぐらいで終わってしまうから。
おなじみなので、みんな声を出して一緒に読んで(唱えて?)くれた。
先生は、まだ・・・。もう一冊行っちゃえ。ダジャレつながりで~
『おかしなおかし』
『こんにちワニ』よりちょっと高級な言葉遊びなのだが、ゆっくり絵も見せながら読んだ。今度は途中で先生が後ろからそっと入っていらっしゃるのが見えたので、これを最後まで読んでおしまいにした。
結局15分ぐらい。