◯ 絵本 『あめだまを たべた ライオン』 今江祥智/作、和田誠/絵
◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵
2分前ぐらいに入って行くと、まだテスト直しなどでガサガサしていたが、なんとかチャイムと同時に始められた。
『あめだまを たべた ライオン』
ある日、空から落ちてきたあめだまを思わず食べてしまったライオン。「うぉ~」と吠えようと思っても、出てくる声は子猫のような「ニィ…」という可愛い声になってしまった。そのため狩りにも出ず引きこもるようになったライオンのところへ、1匹のうさぎがやってくる…。
まあ、もちろんあり得ない話なのだが、ライオンと子ウサギの、ちょっとほのぼのする友情物語、かな。
和田誠の絵は相変わらずわかりやすく、見やすく、ちょっととぼけていてかわいい。
『あな』
こちらは30年以上前から子どもたちの支持を集めているロングセラーなのだが、聞いてみると、知っている子は数人だった。
読み始めると、やっぱり食いつきが違う。ただ男の子が穴を掘るだけの、こんなに単純な、大した盛り上がりもない、淡々としたお話なのに、何かが子どもたちの心を捉えるのだ。これぞ名作だと思った。
『こんにちワニ』
最後に、定番のこの絵本を読んだ。「覚えている人は一緒に声を出してね」と言っておいたのだが、初めのうち声は出ず、少し進んでから遠慮がちに何人かが一緒に声を出してくれた。まだあまり慣れていないのか、恥ずかしがっているのか。
10分。