◯ 絵本 『にんぎょひめ』 アンデルセン童話 曽野綾子/文、いわさきちひろ/絵
◯ 絵本 『へろへろおじさん』 佐々木マキ
先生がすでにいらっしゃったせいか、みんな素早く準備してすぐに始められた。
『にんぎょひめ』
ディズニーの「リトル・マーメイド」を観て、ストーリーがガラッと変えられているのにショックを受け、ぜひ元のアンデルセン童話を子どもたちに紹介したいと思った。高学年になれば、この人魚姫の悲しくも美しい愛の物語が理解できるのではないかと。
初めに「ディズニーの『リトル・マーメイド』観たことある人?」と聞いてみたら、半分ぐらいの子が手を上げた。
それとは違うということを話してから、静かにゆっくり読んだ。終わったら拍手してくれたのは、いつものことだっけ?
『へろへろおじさん』
『にんぎょひめ』でしんみりとしたところで、久しぶりに(多分この子達にとっては3年ぶり)この絵本を読む。低学年の頃は大笑いしていたのに、5年生になると、こういうドタバタにはもう笑わないみたい。おじさんが次々と災難に見舞われるのをおもしろいとは思わないんだね。それが成長かな。
それでも、最後に優しい気持ちになれるから、高学年にとっては別の意味でいいえほんだと思う。
12分。