◯ 絵本 『だいふくもち』 田島征三
◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵
「おはようございます!」と元気な声で挨拶してくれた1年生。見える所に移動してもらってから始める。
『だいふくもち』
「大福餅って知ってる?」と念の為聞いてみたら、知っている子は数人だった。びっくり。「丸いお餅で、中にあんこが入っているんだよ」と説明してから読み始めることに。
初めに小さい大福餅がピュッと飛び出したところで笑った子がいたのだが、「静かにして!」とおませな女の子が注意していて、ちょっと雰囲気悪くなるなあと思った。
この話は、初めのうちはそんなふうにおもしろいのだが、最後は単に欲張りすぎた男が貧乏に逆戻りするだけじゃなくて、自分も干からびて消えてしまう・・・という怖い結末。
台詞の部分だけでなく、地の文も土佐弁で書かれているので、ちょっとわかりにくいところが多くて私は戸惑った。
「はらが へったぞ。 なんか おおせ」
「だれじゃあ、そんなところへ ずびこうだ やつは」
とか
うれたち うれたち、ごさくは たちまち おおがねもちになった。
など。
でも、説明は加えずにそのまま読み進めた。
『かぞえうたのほん』
これは私の定番絵本だが、このクラスでは読むのが初めて。結構笑ってくれた。
12分。