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チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

2017年度1回目の児童館おはなし会

Oさん ◯ 大型絵本 『にじいろのしまうま』 こやま峰子/作、やなせたかし/絵

Oさん ◯ 絵本 『みどりのトカゲと あかいながしかく』 スティーブ・アントニー/作、吉上恭太/訳

私  ◯ 素話 『とかげのしっぽ』

私  ◯ 絵本 『まじょのふるどうぐや』 佐々木マキ (「こどものとも」2003年5月号)

 

 今年度初の児童館おはなし会。これから入学する新一年生もたくさんいたが、みんな行儀がいい。

 

『にじいろのしまうま』

にじいろのしまうま

 大型絵本なので私も絵本を支えて手伝ったが、それでも時々グラグラしてしまった。やっぱり専用のスタンドがあるといいなあ。

 お話は単純でわかりやすい。日照りが続いて川も干上がって木々も枯れてしまったとき、美しい虹色のシマウマが、自分の虹色をと引き換えに水や草や植物をもらうという話。

 初めのうち、「カバオくんがいる」などとざわついていた子どもたちも、だんだんに落ち着いて聴いてくれるようになった。

 

『みどりのトカゲと あかいながしかく』

みどりのトカゲとあかいながしかく (児童書)

 色つながりで、今度は緑と赤。これを書いた人は色覚障害を持っているそうだ。

 みどりのトカゲたちと赤い長四角たちは仲が悪く、戦ってばかり。

 1ぴきのトカゲがふと「なんのためにたたかっているの?」と聞いたら、赤い長四角に踏み潰されてしまった。ここで一番前の男の子が息を呑んで「オーマイガッ!」と言った。あまりにもピッタリで感心(?)した。

 どんどん戦いは激しくなり、やがて双方疲れ果てて・・・

 やっぱり平和がいいね、という話。

 

『とかげのしっぽ』

 ここで私と交代。トカゲつながりでこの昔話をした。ちょっと脚色しながら。

 昔々、神様が人や動物を作ったばかりの頃、みんなにしっぽをつけてやったが、うっかりトカゲにだけはしっぽをつけるのを忘れてしまった。トカゲが頼みに行っても神様は「あいにくしっぽはもうない。だが、誰かに頼んでしっぽを譲ってもらえば、それをお前に付け替えてやれる」という。そこでトカゲはいろんな動物に交渉に行く。

 子どもたちは集中して聞いていた。

 最後に人間にしっぽを譲ってもらおうとするところでは、「え?」という顔をしていた。

 終わってから、「みんなはどう?しっぽが欲しい?」と聞くと「いらない!」と。素直で可愛い。

 

『まじょのふるどうぐや』

まじょのふるどうぐや  こどものとも

 

 最後に佐々木マキさんの魔女シリーズを読んだ。

 絵も鮮やかで、はっきりしていて、お話もわかりやすい。子どもたちは惹き込まれていた。

 魔女シリーズは「まじょのかんづめ」「まじょのふるどうぐや」「まじょのすいぞくかん」があって、どれも同じパターンなのだが、そのマンネリがまたいい。

 今普通に手に入るのは「まじょのかんづめ」だけらしい。幸い私は「まじょのふるどうぐや」と「まじょのすいぞくかん」を月刊誌で買ってあるので、大切にしなくては。

 

 20分ぐらい。

和歌山静子さん講演会

おしゃべりなたまごやき (寺村輝夫の王さまシリーズ)

 寺村輝夫さんの王さまシリーズなどの絵で有名な和歌山静子さん。1940年生まれとのことだが、若々しくて驚いた。話し方も(よく言われるそうだが)平野レミさん風で、よどみなくいつまでも喋っていられるという感じ。

 お話は、次から次へとポンポン飛んで、ついていくのが大変だった。

 戦後、子どもの頃の楽しみといえば街頭紙芝居で、紙芝居屋さんが行ってしまった後も集まった異年齢の子どもたちでいろんな遊びをしたという思い出話。

 お父様が持っていた「暮しの手帖」の表紙の絵や、花森安治の文章に影響を受けたこと。それからお父様の思い出話がひとしきり続いた。

 寺村輝夫さんとの出会いの話になったかと思ったら、ひらがなは縦書きに適しているとか、理論社が倒産して大損害を受け、再建のために奔走したとか、話は飛ぶ。

 『ひまわり』を読み聞かせ。

ひまわり (福音館の幼児絵本シリーズ)

 そして、この絵本ができるまでのラフを何種類も見せながら、編集者の方とのやり取りや実際のひまわりの観察で絵や言葉がどう変わっていったかなどお話くださった。

 

 次に堀内誠一さんとの出会いの話。和歌山さんが絵本の在り方について一番影響を受けたのが、堀内誠一さんなのだそうだ。そこで堀内誠一さんの絵本を何冊か読んでくださった。

いかだはぴしゃぴしゃ

 これは最後にみんなでスイカを食べるところがミソなんだそうだ。どこからスイカが出てきたんだろう?と思って前の絵を見返してみると、最初からいかだの後ろにスイカがプカプカついてきている。それを見つける楽しさもある。「でもこの本、絶版になっちゃったのよね」と残念そうだった。

てんのくぎをうちにいった はりっこ (こどものとも傑作集)

 これは私も持っているのだが、「3びきのくま」のオマージュが入っているとは知らなかった。和歌山さんも息子さんも、気づいたそうだ。

3びきのくま (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)

 

 

こすずめのぼうけん (こどものとも傑作集)

おやゆびちーちゃん (世界傑作童話シリーズ)

「おやゆびちーちゃん」は完訳版。この本を読んであげた時、息子さんが最後のところで涙を流したそうだ。「王子様と幸せになったんだからいいじゃない」と言ったら、息子さんは「ツバメがかわいそう」と言って泣いたのだと。

 それでハッとした。これを描く時に堀内誠一が「ツバメが描けない、ツバメが描けない」と言っていたのを思い出したが、そういうことだったのかと。ツバメをとびきりハンサムに描きたかったのだ。これは、実はツバメの悲恋の物語だった。

 

やこうれっしゃ (こどものとも傑作集)

 息子さんとの思い出の続きで、この「やこうれっしゃ」の話が出た。息子さんが大好きだった。4歳の時に父親を亡くし、母親の和歌山さんも忙しくてなかなか絵本を読んであげられない時、息子さんは字のないこの絵本を何度も読んでいた。実際に夜行列車に乗ったときの思い出も話してくださった。

 

瀬田貞二さんとの出会いについて触れたかと思ったら、茂田井武(もたいたけし)さんの話に飛んで、

セロひきのゴーシュ (福音館創作童話シリーズ)

 この「セロひきのゴーシュ」の絵の素晴らしさについて。最後にゴーシュが観客の前で1人で演奏する場面、あえてゴーシュの後ろから描いている。ゴーシュの顔は見えないが、観客の顔がみんなゴーシュに集中していて、それによってゴーシュがどんな演奏をしているのか分かるという。

 そこから画家の安泰さんの話に飛ぶ。「こねこちゃん」という紙芝居が素晴らしいとのこと。でも、これも品切れになって、今は手に入らない。

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 和歌山さんは、太い黒線で囲まれたはっきりした絵が特徴だが、松居直さんに言われて他のタイプの絵や版画なども試してみた。それらの絵本も見せてくださったが、確かに見慣れている和歌山さんの絵とはぜんぜん違う。「いいじゃない」と言われたものの、絵本は売れなかった。

 それで、結局黒い太線の絵に戻ってきたとのこと。

 

 こうして次から次へとお話が止まらず、予定の2時間を10分オーバーした。質問は受け付けない予定だったのに、和歌山さんが「何かお聞きになりたいことがありますか」と呼びかけたため、お一人が質問。それに対して、答えというよりきっかけをもらった感じでまた和歌山さんの止まらないお話が始まった。

 私は次に行かなければならないところがあったので、最初の予定時刻を30分過ぎたところで仕方なく抜けさせていただいた。

 講演者としては、時間は守ってもらわないと・・・。また、行き当たりばったりの思いつきで喋りまくるのではなく、きちんと構成を考えてきてくれていたらもっと聞きやすかったと思う。

 和歌山静子さん、パワフルすぎ~。

朝の読書タイム:1年2組(第6回)

◯ 絵本 『くった のんだ わらった』 内田莉莎子/再話、佐々木マキ/画

◯ 絵本 『ぱくぱく はんぶん』 渡辺鉄太/文、南伸坊/絵 (こどものとも年中向き2017年4月号)

 

 今年度最後の読み聞かせは1年2組。「椅子を持って集まって」と言うと張り切って前に出てくる。そんなに接近しなくても・・・と思うほど。

 

『くった のんだ わらった』

くった のんだ わらった―ポーランド民話 (こどものとも傑作集)

 これはポーランドの民話だそうだ。佐々木マキさんの絵なのでとても見やすく親しみやすい。

 モグラに巣をおびやかされたヒバリが、モグラを追い払ってくれるようオオカミに頼むが、オオカミは次々と交換条件を出す。「ごちそうを たらふく くわせてくれたら」など。ヒバリは仕方なく次々と(人間をあざむいて)オオカミの願いを叶える。

 お話は、どう解釈していいのか迷う内容なのだが、オオカミも最後にはヒバリの頼みをちゃんときいてくれたから、まあいいか。食べること、飲むこと、笑うこと、それが満たされれば幸せってことなのかな?

 

『ぱくぱく はんぶん』

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 おばあさんが大きなケーキを焼いて、おじいさんに「はんぶん のこしといてね。わたしも あとで たべるんだから 」と言っておいた。おじいさんはちゃんと半分残したが、続いて犬や猫やニワトリやリスやカマキリやハチが次々に半分食べて行ったので、おばあさんが戻ってきた時に残っていたのは、半分の半分の半分の・・・。

 みんな半分しか食べていなくて悪気はないんだけど、どんどん小さくなっていくケーキ。どんどん小さい動物がやってくるところもおもしろい。

 子どもたちは、ケーキがなくなってしまうんじゃないかと、ハラハラしながら見ていたようだ。

 絵はシンプルで、とても見やすい。みんな半分ずつしか食べていないのに、なぜそんなに小さくなってしまったのか、図解もあってわかりやすくなっている。

 ちょっと時間オーバーしてしまったので、これでおしまい。

 

11分。

朝の読書タイム:6年2組(第3回)

◯ 本の紹介 星新一の本

◯ 朗読 『妖精』(『ねらわれた星』より) 星新一

◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)

ボッコちゃん (新潮文庫)

 

 星新一を知っている子はいないようだったので、ショート・ショートについて軽く説明をして、ヤングアダルト向けに編集された本を何冊か見せた。さらに、文庫本の方も見せて、「この中にいくつぐらいのお話が入っていると思う?」ときいた。「20?」などと聞こえたが、正解は50!

 

『妖精』

 『ねらわれた星』の中から、『妖精』を途中まで朗読した。オチの手前でストップ。時間が気になってちょっと早口気味に鳴ったせいか、2年前より食いつきが悪かった気がする。

 それでも、誰か手に取ってくれるといいのだが。

 文庫本ならこの『妖精』は『ボッコちゃん』に収録されているので、それも紹介した。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 間もなく卒業でお別れなので、最後に懐かしい『こんにちワニ』で締めた。あまり反応はなかったけど、心の中では何か感じてくれたと思う。

 

10分。

2016年度19回目(最後)の児童館おはなし会

◯ 素話 『凍ってしまった声』 長野県の昔話

◯ 絵本 『ハルおばあさんのオルガン』 なるみやますみ

◯ 絵本 『どっとこ どうぶつえん』中村至男

◯ 絵本 『おばあさんとマリーちゃん』 織茂恭子 (こどものとも2000年10月号)

 

 今日は今年度最後の児童館おはなし会。でも、相棒のOさんはお休みなので私が一人で行った。子どもたちは47人。みんな大きくなったなあ。

 

『凍ってしまった声』

 「長野県は寒くて雪が多いんだよ」と始める。

 そして、昔は雪の中にトンネルを作って竹筒の節を抜いたものを通してそこから電話のように話をした・・・というところまで来たら、3年生の男の子が「あ、それ聞いたことある!」と。おお、すごい、覚えてたのか?! 

 2年前に一度児童館で話したから、3年生は確かに聞いたことがあるかもしれない。でも、子どもにとって2年前なんて大昔だから多分覚えていないだろうと思ったのに、すごいなあ。

 

chocolate-doughnuts.hatenablog.com

  その後はみんな静かに聞いてくれた。短くて単純な昔話はいいものだ。

 

『ハルおばあさんのオルガン』

ハルおばあさんのオルガン

 さて、今日のメインの絵本はこれ。ちょっと長いので、1人の時に読もうと思っていた。実はこれも2年前に読んだことがある。

 

chocolate-doughnuts.hatenablog.com

 

 ちょっとやんちゃな子どもたちも、意外にもシーンとして聴き入っていた。やっぱりお話がおもしろいからだろう。絵本と幼年童話の間ぐらいの分量があるのだが、ちゃんと最後まで聞いてくれてよかった。

 

『どっとこ どうぶつえん』

どっとこ どうぶつえん (こどものとも絵本)

 ちょっと休憩も兼ねて、当て物っぽいこの絵本を読む(?)ことにした。これはドットでできている絵で、文字はない。

 みんな大きな声で答えてくれた。「簡単!」と言っていたが、シロクマやラクダあたりでは、数秒考えてから声が上がった。最後のマンドリルは答えが出ず、教えた。「マントヒヒ」までは行ったんだけどね。

 すごく盛り上がった。

 

『おばあさんとマリーちゃん』

おばあさんとマリーちゃん こどものとも 2000年10月号

 

 

 最後にもう一冊おばあさんの絵本を読む。これもとてもいい絵本なんだけど、ハードカバーでは出版されていないみたい。 

 ひとりで寂しいおばあさん、犬を飼おうと思いついて「どなたか いぬを ください」貼り紙をした。「こいぬが きたら なまえは マリーよ」とわくわくして待つおばあさんのところへ自分からやってきたのは、なんと、マリーちゃんという名にはまったくふさわしくない大きな犬。その上食いしん坊で、おばあさんのご飯もオヤツのドーナツも全部食べてしまう…。

 最後はもちろんハッピーエンドで、温かい気持ちになれる絵本。

 この大きな犬の声をドスの利いた声で読んだら、「オオカミか?」と言われてしまった。ちょっとやりすぎたかな。

 25分ぐらい。

朝の読書タイム:2年1組(第7回)

◯ 『わたしはあかねこ』 サトシン/作、西村敏雄/絵

◯ 『わたし』 谷川俊太郎/文、長新太/絵

◯ 『しんじなくてもいいけれど』 内田麟太郎/作、早川純子/絵

◯ 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 赤いほっぺの元気な2年生たち。「椅子だけ持って、見えやすいところに移動して!10秒ね!」と言うと、ニコニコしてすぐに動いた。

 

『わたしはあかねこ』

わたしはあかねこ

 しろねこ母さんとくろねこ父さんから生まれたこねこたちのうち、1匹だけが赤いねこ。家族はみんな白と黒なので、あかねこのことを心配してなんとか白か黒にしようといろいろ提案してくる。でも、あかねこは自分の色が好き。変えたくない。そこで、家を出る決心をする。

 他とは違う自分をはっきり肯定しているあかねこがすごい。そして、ありのままの自分を認めてくれる相手を見つけて幸せになるというハッピーエンドもいい。

 子どもたちはそんな難しいことは多分考えていなくて、生まれたこねこたちがカラフルなので「わあ~」「いろんな色だ」などと喜んでいた程度。でも、何かが心に残るといいな。

 

『わたし』

わたし (かがくのとも傑作集―わくわくにんげん)

 「わたし」つながりで、この絵本を選んだ。ロングセラーの名作なのだが、知っている子はあまりいなかった。

 わたし

 おとこのこから みると おんなのこ

など、1ページ毎に「うん、うん」と大きくうないてくれる子どもたちがかわいかった。さすが、2年生はちゃんと意味がわかるんだね。

 おかあさんから みると

 むすめの みちこ

のところでは「みちこっていう名前なんだ?」と納得している。思ったことを全部口にするのが低学年の特徴だ。

 

『しんじなくてもいいけれど』

しんじなくてもいいけれど

 次は迫力ある絵とびっくりする内容の絵本にした。これはストーリーというより絵を楽しむものなので、1ページ毎にしっかり絵を見せる時間をとった。

 子どもたちはそれぞれ「しんじる!」「しんじな~い!」などと答えてくれる。

 こんなに でっかい 木だった

のところで、ほとんどの子が「あるある!」というのには驚いた。自転車で枝に登れるくらい大きな木が描かれているんだけど…。子どもにとっては木は大きくて当たり前なのかな。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 あと1~2分になったところで、「こんにちワニ!」とリクエストが出たので、定番のこの絵本を出す。「分かる人は一緒に言ってね」というと、みんなで声を合わせてくれた。いい感じ。

 

10分。

 

親子の広場

◯ 絵本 『ブーブーブーどこいった』 西村敏雄

◯ 大型絵本 『サンドイッチ・サンドイッチ』 小西英子

◯ 紙芝居 『たんたんとんとん』仲川道子/作、三石知佐子/絵

◯ 大型絵本 『なにをたべてきたの?』 岸田衿子/作、長野博一/絵

◯ 紙芝居 『みんなでたいそう』 新沢としひこ/作、長谷川義史/絵

◯ 大型絵本 『れいぞうこ』 新井洋行/絵

 

 未就園児と母親18組。赤ちゃんは少なくて、駆け回れる2才児以上の子が多かったようだ。「これなら、ちゃんとしたお話の絵本も行けるかな?」と期待したのが間違いだった…。

 自由遊びから、お集まりして、おかあさんといっしょに座る。「一人で座れる子は前に来て座っていいよ」と声をかけると4歳ぐらいの子が数人前に来た。しかし、紹介が終わってさあ始めようとすると、その二人が「トイレ行ってくる~」と大きな声で言ってドタバタと走っていった。苦笑。

 ともかく、始めることに。

 

『ブーブーブーどこいった』

ブーブーブーどこいった

 まずはSさんがお話の絵本を読んだ。 

 いなくなったこぶたちゃんたちを探すお母さん。ブーブーという声を頼りに探すものの、ラッパの音だったり、自動車の音だったり、おならの音だったり・・・。

 繰り返しが多くてリズムもいいし、楽しい絵本。西村敏雄さんのとぼけた温かい絵もいい。

 しか~し、今日の子どもたちは全然落ち着かなかった。さっきの2人が特に、立ったり座ったり、前に出てきたり、どこかへ行ったり。他の子達より年長で背が高いので立ってしまうと後ろの子が見えないではないか。そのくせ、別の小さい子が立つと「見えない~!!」と叫ぶ。困ったちゃんだった。後ろのもっと小さい子たちでちゃんと見ている子もいっぱいいたのに。

 

『サンドイッチ・サンドイッチ』

サンドイッチ サンドイッチ (幼児絵本シリーズ)

 次に私が大型絵本を読む。これは大型絵本なので大きいし、リアルな食材がバーンと出てきてサンドイッチを作っていく話なので、単純でおいしそう。

 さっきの子たちもやっと注目してくれて、少し落ち着いた。「トマト好き~」「私チーズも好き!」などと声がかかるくらいはオッケー。

 最後にサンドイッチが出来上がると、私が何も言わないうちから前に出てきて「食べよう!」と取って食べる真似をするおしゃまさん。私は手にとって他の子にもわけてあげた。(ごっこ遊び)

 

『たんたんとんとん』

たんたんとんとん (ことばとからだであそぼう!-2・3歳児のふれあいあそび-)

 次にSさんが紙芝居を演じた。肩たたきの絵本。これも単純で小さい子向け。

 お母さんに肩たたきをしていると、ネコも肩たたきをしてもらいたがり、してあげるとグーンと伸びる。カメは首が伸びる。

 絵も見やすくとっても楽しい絵本。肩たたきをするところは、私も脇で一緒に肩たたきの仕草をした。

 うーん。しかし、子どもたちは落ち着かない。

 

『なにをたべてきたの?』

なにをたべてきたの?

 また私が大型絵本を読む。

 これはとても有名なロングセラーの絵本だ。知っている子も多いのではないかと思ったが、どうだろう? 「知ってるー」という声は出なかった。

 これも、ぶたがリンゴ、レモン、メロン、ぶどう、と次々と食べていくので、子どもたちの興味をひいたようだ。自分たちの好きな食べ物がアップで描いてあると、さすがに注目してくれる。

 でも、ちゃんと聞いていたかどうかは…。

 

『みんなでたいそう』

みんなでたいそう (ことばとからだであそぼう!-2・3歳児のふれあいあそび-)

 元気すぎる子どもたちに少し体を動かしてもらおうと、Sさんが体操の紙芝居をした。いろんな動物のまねをしたりする単純な体操が1画面ごとに出てくる。

 みんなに立ってもらって、やってもらったが、駆け回る子はあまり乗ってこなかった。もっと小さい子を抱っこしているお母さんたちのほうが一生けん命やってくれた。

 最後にSさんが「はい、おしまい」と言ったため、解散だと思ったのか、みんなバラけそうになって焦る。私があわてて、「もう一度座って集まって~」と声をかけた。

 

『れいぞうこ』

れいぞうこ (あけて・あけてえほん)

 私がまた大型絵本。今度は絵本そのものが冷蔵庫になっていて、呼ばれた食材が返事をして出てくるお話。これもいいのだが、ちょっと地味だったかも。あっという間に終わってしまった。

 

 場合によってはもっと読もうかと用意はしてあったが、この様子では限界だと思い、おしまいにした。

 

 20分。