チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

2018年度17回目の児童館おはなし会

Oさん◯ 紙芝居 『おもちおばけ』古山広子/脚本、福田庄助/絵

Oさん◯ 絵本『かえるをのんだととさん』 日野十成/再話、斎藤隆夫/絵

私  ◯ 素話『まさかの話』

私  ◯ 絵本『にたものどうし』 奥井一満/文、U.G.サトー/絵

 

 4時からの予定で行ったのだが、児童館の都合でいろいろあって、実際に始められたのは4時20分頃。インフルエンザは、まだここでは流行していないとのこと。

 

『おもちおばけ』

おもちおばけ (紙芝居ベストセレクション 第3集)

 今の時期にちょうどいい紙芝居。おもちのおばけに捕まってしまった父親を取り返すためにがんばる男の子。

 それほど怖くはなく、おもちがプーッとふくらんで中に取り込まれてしまうところ、そのまま縮んで閉じ込められてしまうところ、助けるために再度火鉢であぶってふくらませていくところ、なかなかおもしろい。

 最後は、部屋を綺麗にしておかないとおばけが住み着いてしまうのだという教訓じみた感じになっている。

 

『かえるをのんだととさん』

かえるをのんだ ととさん―日本の昔話 (こどものとも絵本)

 有名な昔話だが、うまく絵にしたものだと思う。派手でわかりやすく、次々といろんなものを飲み込んでいくおじいさんに、子どもたちも驚いたり喜んだりしていた。

 ただ、次に何を飲み込むかが絵でネタバレしてしまうのが、絵本の弱点かな。

 

ここで私に交代。

『まさかの話』

 おじいさん繋がりで、「お話を聞くのが大好きなおじいさん」と言うところから始めた。実は吉四六(きっちょむ)さんのとんち話のひとつ。

 吉四六さんがおじいさんにお話を聞かせるという二重構造になっているため、語り方に気をつけた。吉四六さんのお話と、それを聞くおじいさんと吉四六さんのやりとりが混乱しないように、口調や間を工夫した。

 おかげで子どもたちはちゃんと理解してくれたようで、最後におじいさんが約束を破って「まさかそんなこと・・・」と言ってしまう場面では「あああ」という声も上がった。まあ、それ以上に自分たちが「え~、ありえない」と叫んでいたが。

 

『にたものどうし』

にたものどうし かがくのとも

 Oさんの紙芝居と絵本がどちらもちょっと長めのお話だったので、私は軽いものを選んできた。

 これは自然のものと人間の作ったもので似ているものを挙げていく絵本。さっきの素話に出てきた「とんび」が最初のページに出てきて、ちょうどよかった。とんびとハンググライダー、似ているね。他には、カマキリの足と電気スタンド、魚の鱗と屋根の瓦、などなど。

子どもたちは「ああ、似てる」とか「似てないよ」とか言いながら見ていた。

 

25分。

 

 

 

朝の読書タイム:5年1組(第2回)

◯ 絵本『からすたろう』やしまたろう

◯ 絵本『ぺちゃくちゃばーぶー』たかどのほうこ

◯ 絵本『こんにちワニ』中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 なんとこのクラスは今年度まだ2回め。おとなしいクラスだ。忘れないうちに『からすたろう』を読むことにした。

 

『からすたろう』

からすたろう

 初めに、少し説明をした。これは作者が子どもの頃の経験をもとに書いたもので、まだみんな着物を来て学校に行っていたような昔の話。スクールバスもないから、どんなに遠くても山道を1時間歩いて学校に通っていた子もいた。

 私は読み慣れているので、ゆっくりスムーズに読める。みんな静かに聞いていた。

 

『ぺちゃくちゃばーぶー』

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 次は何にしようかちょっと迷ったが、鳥つながりでこれを出してみた。「これ、知ってる?」と聞いたのだが、シーンとしているので。

 普通に静かに聞いていたが、途中でちょっとだけ囁き声が聞こえた。

 あとで記録を見てみたら、11月にこのクラスで読んでいたではないか。まあ、いいけどね。5年生になると「知ってる~」とか言わないんだ。とってもかわいい素敵なお話を2回聴いたんだから、しっかり覚えていてほしい。

 

chocolate-doughnuts.hatenablog.com

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 締めは、いつものようにこれ。「これは覚えてるよね?一生忘れないでよ!」と言って読んだ。数十秒で終わる。

 

15分弱。

朝の読書タイム:3年2組(第4回)

◯ 絵本『ゆきむすめ』赤羽末吉/絵、今江祥智/文

◯ 絵本『うえからみたり よこからみたり』麻生知子 こどものとも年少版2018年9月号

 

 新年初の小学校での読書タイム。このクラスは元気いっぱい。

『ゆきむすめ』

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 これは、北国の昔話風創作童話とでも言うのだろうか。昔話の「ゆきおんな」とは違う、もっと複雑な深い話。ちょっと怖くて、最後は悲しい愛の物語。赤羽末吉さんの絵が独特の雰囲気を出している。

 8分以上かかるのだが、3年生でもちゃんと聴いてくれた。

 1981年の出版なので、絶版になっていないかと心配だったが、ちゃんとまだ入手可能だった。

 

『うえからみたり よこからみたり』

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 長いお話で疲れただろうから、2冊めは気楽な当て物参加型の絵本にした。

いつも見慣れているものでも、真上から見たり、真横から見たりすると、意外にわからないものだ。「難しい~」と言う声も聞こえたが、子どもたちは結構よく当てていた。観察力があるのかな。

 

11分ぐらい。

 

 

2018年度16回目の児童館おはなし会

Oさん◯ 紙芝居『ぼろぼろじまのたからもの』本田カヨ子/脚本、草間真之介/絵

Oさん◯ 絵本『おせちのおしょうがつ』ねぎしれいこ/作、吉田朋子/絵

私  ◯ 素話『凍ってしまった声』 長野の昔話

私  ◯ 絵本『かまくらレストラン』 真珠まりこ

 

 冬休み最後の日。子どもたちは少なめで、34人。

 

 まずはOさんの紙芝居。

『ぼろぼろじまのたからもの』

 アニメ風の絵で、これは南欧イタリアの昔話らしい。ネズミの被害でボロボロになってしまった島に猫をあげて喜ばれ、たくさんの宝物をもらって帰った男。弟は、それならもっといいものをもらって来ようと、立派な馬を持ってその島を訪れるが、お礼にくれた宝物とは・・・。

 子どもたちはよく理解していて、最後のところは「猫だ」「猫だよ」というささやきがあちこちから聞こえた。

 

『おせちのおしょうがつ』

おせちのおしょうがつ (ワンダーおはなし絵本)

 「お正月に何を食べた?」とOさんがきくと、「お餅しか食べなかった!」など、リアルな反応。

 この絵本は、フェルト手芸の絵でおせち料理がかわいく擬人化されている。また、さりげなく、おせちに込められた願いなどが紹介されている。この季節にはちょうどいい絵本だと思う。でも、小学生には、ちょっと幼いかな。

 

 ここで私に交代。

『凍ってしまった声』

 2年くらい前にも語ったものだが、覚えている子はいなかったみたい。「雪、降ってほしい!」と子どもらしい声。

 寒さで声が凍ってしまって届かなかった・・・というおもしろい単純な話。春になってから聞こえてきたのはなぜだろう?というところでは「融けたから!」と言っている子もいた。よくわかっている。

 

かまくらレストラン』

かまくらレストラン

 これも雪の話。静かなあたたかいお話。おしるこが食べたくなる。

 このあとおやつの時間なので「みんなのおやつはおしるこ・・・ではないと思うけど」と言ったら「絶対違う!」「100%違う!」だって。

 

25分ぐらい。

 

朝の読書タイム:2年1組(第5回)

◯ 絵本『つんつくせんせいとかさじぞう』たかどのほうこ

◯ 絵本『ぺちゃくちゃばーぶー』たかどのほうこ

◯ 絵本『カニツンツン』 金関寿夫/文、元永定正/絵

◯ 絵本『こんにちワニ』中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 ラッキーなことに5分も早く担任の先生が「どうぞ」と入れてくださった。しかも、すでに皆椅子を持って真ん中に集まっていて準備万端。

 

『つんつくせんせいとかさじぞう』

つんつくせんせいとかさじぞう (えほんあらかると)

 ちょうど国語の授業で「かさこじぞう」を習ったはずなので、今だ!とばかりにこの絵本を読むことにした。

 もとのお話をちゃんと知っていると、このパロディも楽しいはず。

 つんつくえんの子どもたちと、ちょっとおかしなつんつく先生が、15人のお地蔵様に傘と手ぬぐいをかけてあげて、待っていると、果たしてお地蔵さんたちが米俵を持ってお礼にやってくるが、つんつくえんを素通りしてしまう。驚いた子どもたちとつんつく先生は慌てて追いかける・・・。

 ところどころに入っている小さな字の台詞も、全部ではないが少し織り交ぜながら読んだ。このへんは、以前作者のたかどのほうこさんご自身の読み聞かせのときに学んだやり方。

 他の「つんつくせんせい」シリーズ同様楽しいお話で、この季節にぴったりだった。

 

『ぺちゃくちゃばーぶー』

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 同じたかどのほうこさんの作品を続けて読む。これは本当にかわいいお話。

 赤ちゃんの「ばぶばぶ」などという台詞のところで笑いが起こった。2年生なんて、私から見ればまだまだ赤ちゃんと近いものだけど、彼らにとっては違うんだろうな。

 

カニツンツン』

カニ ツンツン (こどものとも傑作集)

 これは定番だが、このクラスではあまり馴染みがなかったようだ。おかしな言葉が続き、カラフルな絵があらわれるページを進めるに従って、笑いが起こって、とっても喜んでいた。いい反応だ!

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 最後にこれを出すと、さすがに「あ、知ってる!」の声。一緒に声を出して読んで(唱えて)くれた。

 

15分。いつもこのくらい時間が取れるといいのになぁ。

 

親子の広場

Sさん◯ 紙芝居『おいしいものなあに』土田康晴

私   ◯ 大型絵本『なにたべてきたの?』岸田衿子/作、長野博一/絵

Sさん◯ 紙芝居『サンタクマーズがこないわけ』塩田守男

私   ◯ 大型絵本『三びきのやぎのがらがらどん』マーシャ・ブラウン/絵、瀬田貞二/訳

私   ◯ 紙芝居『だれかな だれかな』中村翔子/文、内山晟/写真

Sさん◯ 大型絵本『ひつじぱん』あきやまただし

私   ◯ 紙芝居『たんばりんじゃじゃん』八木田宣子/脚本、和歌山静子/絵

Sさん◯ ペープサートで歌『赤鼻のトナカイ』

 

 晴れて暖かかったせいか、20組もの親子が集まった。0歳の赤ちゃんも多いが、3歳ぐらいのしゃべれる子も数人いた。

 図書館とは違い、本に興味のある親子ばかりではないので、ざわざわしがち。それはわかっていたので、赤ちゃん向けの短い易しいものを選んできた。

 

まずSさんから

『おいしいものなあに』

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 赤い食べ物なんだ?など、参加型の紙芝居。答えてくれる子は1人ぐらいだったけど、次の場面では子どもの好きそうな赤い食べ物がたくさん並び、お母さんが声をかけたりしていた。まあ、それだけに、ガヤガヤしてしまうのだが。

 次々といろんな色のおいしそうなものが登場するので、2~3歳ぐらいの答えられる子が多ければもっと盛り上がったことだろう。

 

『なにたべてきたの?』

なにをたべてきたの?

 次は私が、人気の大型絵本を読んだ。大きな絵本で、とても鮮やかで色も綺麗なので目を引いたようだ。だいぶ静かに聴いてくれた。ただ、この絵本はつやつやしていて光りやすいため、押さえてくれていたSさんと一緒に、角度に気を使った。

 

『サンタクマーズがこないわけ』

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 これは、ちゃんとストーリーになっている紙芝居。クリスマスの日、なぜか靴下にプレゼントが入っていない。がっかりした森の動物たちが・・・。

 クリスマスに因んで持ってきたのだが、今日のちびちゃんたちには理解されなかったかも。でも、大きめの何人かは一生懸命見ていた。

 

三びきのやぎのがらがらどん

三びきのやぎのがらがらどん (大型絵本)

 これはお馴染みの絵本だろうから、と思って持ってきた。大型絵本なので一層迫力がある。トロルの台詞は思い切り大きな怖い声で言ってみた。

 ただ、本当は小さなヤギの小さな声から中くらいのヤギの中くらいの声・・・と変化をつけたかったのに、会場ががやがやしていたため、どうしても小さい声にできなかった。終始声を張り上げるようになってしまい、喉が枯れそう。マイクを借りたほうが良かったかもしれないと思った。広い部屋ではないのに。

 子どもが騒いだり歩き回ったり、ブロックをいじったり、そういうのは仕方ないが、親同士がおしゃべりしているのはちょっとがっかりする。今日はそれほどひどくはなかったけれど。

 

『だれかな だれかな』

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 変化をつけるために、写真の紙芝居を出した。動物の一部から、何の動物か当てるもの。あんまり反応はなかったけれど、仕方ない。正解の動物が出てきたところでちょっと目を引いたくらいだった。

 

『ひつじぱん』

ひつじぱん (たんぽぽえほんシリーズ)

 かわいくておいしそうなパンがいっぱいでてくる人気の絵本。これも大型絵本で持ってきたので、とてもきれい。ひつじのパンやさんが、いろんな形のパンを焼き上げるだけンド単純な絵本。相変わらずざわついているものの、喜んでみている子もいた。

 

『たんばりんじゃじゃん』

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 これは先週図書館でも読んだもの。今日は図書館とは違って静かに見てはくれないが、声を張り上げてなんとか読み上げた。タンバリンやカスタネットなど実際の楽器を持ってきて鳴らしたほうがよかったかもしれない。

 

『赤鼻のトナカイ』

 その紙芝居につなげて、みんなで歌いましょう!と。

 CDに合わせてペープサートのサンタクロースとトナカイを見せながら、みんなで歌った。驚いたことに、赤ちゃんも皆、歌や音楽には惹きつけられて、一斉にこちらに注目し、歌えないもののリズムに乗って楽しそうにしていた。お母さんたちは一緒に歌ってくれた。

 締めにはちょうどよかった。

 

 30分ぐらい。

 

 

 

 

 

2018年度15回目の児童館おはなし会

Oさん◯ 紙芝居『あとかくしの雪』ときわひろみ/脚本、藤本四郎/絵

Oさん◯ 絵本『へんしんするゆび』宇田敦子/作、寄藤文平/デザイン かがくのとも 2014年3月号)

私  ◯ 素話『雪』中国の昔話

 

私  ◯ 絵本『クリスマスのつぼ』 ジャック・ケント/作・絵、清水真砂子/訳

 

 今日はちょっと少なくて34人ぐらい。外でいっぱい遊んだ後だが、元気だった。

『あとかくしの雪』

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 心温まる昔話。Oさんはこの絵が好きで選んできたとのこと。お腹をすかした旅のお坊さんのために、庄屋の畑から大根を盗んできたお婆さんだが、足跡が残ったため次の朝には捕まってしまうと怯えている。でも、朝起きてみると一面の雪で足跡は隠されていた。

 そこで終わると、子どもたちは「え?」「終わり?」とキョトンとしていた。「雪かきしたらバレちゃうじゃん」などと言っている。確かにね~。でも、この話は多分、雪深い地方で、一度雪が積もったらどんどん重ねて積もって、春までとけないんじゃないかな。

 

『へんしんするゆび』

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 絵本に開いた穴から指を出すと、それがソーセージになったりスナック菓子になったり時計の針になったりする楽しい絵本。

 中にはちょっと無理があるものもあったが、子どもたちは楽しそうにしていた。

 

ここで私に交代。

『雪』

 「あとかくしの雪」にちなんで、私も雪の話を持ってきたが、これは雪の代わりに小麦粉や砂糖が降る村の話。「小麦粉って何?」「片栗粉は?」などの声も出た。単純な話だが、子どもたちはよく聞いて夢中になっていた。

 

『クリスマスのつぼ』

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 これはメキシコの話。2つのつぼの話を通して、メキシコのクリスマスの風習が紹介されている。一緒に作られたのに全く違う使われ方をした2つのつぼだが、最後はゴミ捨て場で再び一緒になる。そして「だれにも みんな それぞれに ねうちがあるとわかって うれしかったのです」と締めてある。