チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

2017年度5回目の児童館おはなし会

Oさん◯ 紙芝居 『ざしきわらし ほーいほい』 さえぐさひろこ/脚本、梅田俊作/絵

Oさん◯ 絵本 『みつけたぞ ぼくのにじ』 ドン・フリーマン/文/絵、大岡信/訳

私      ◯ 素話 『虹の鳥』 オーストラリアの昔話

私      ◯ 絵本 『やまんばあかちゃん』 富安陽子/文、大島妙子/絵

 

 44人。今日は天気がよく、外で元気に遊んだためか、ほっぺが赤い。眠そうな子もいる。

 

ざしきわらし ほーいほい』

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 赤い頭巾に赤いちゃんちゃんこ、赤い顔したはだしの子が、こすずばあさんの家に現れる。いたずらっ子だが、こすずばあさんは笑ってかわいがっているようだ。ある日・・・

 不思議な、憎めない座敷わらしのお話。

 結構地味で長めのお話だが、子どもたちはシーンとして聞いていた。が、数人本当に眠くて頭がグラグラしている子がいた。この子たちは結局、その後もずっと眠っていたー。

 

『みつけたぞ ぼくのにじ』

みつけたぞぼくのにじ (岩波の子どもの本)

 数日前、雷雨と晴れが交互に何度もやってきて、きれいな虹が出たそうだ。Oさんはその話から入った。子どもたちも「見た!」という子が多くて、ちょっと興奮気味。

 この絵本は、虹と友だちになって一緒に遊ぶ男の子のお話。夢がある。

「3色しかないよ」などという子もいたが。

 ちょっと小さくて遠くの子には見にくかったと思うが、絵は細かくなくて単純なのでストーリーを追うのには問題なかった。

 

ここで私に交代。

『虹の鳥』

 虹の話を受け取って、オーストラリアの昔話を語ることに。「オーストラリア」と言っただけで「知ってる!」と声が上がる。

 虹に黒いシミができてしまって、原因は虫が虹を食べているからだという。天から虹色の鳥がやってきて、地上の鳥たちに助けを求める。

 そのころ鳥たちはみんな灰色や黒の地味な色だった。求めに応じて虹を助けに行った鳥もいれば、いろいろ理由をつけて行かなかった鳥もいた。

 虹を助けるために、苦労して虫をやっつけた鳥たちは虹の色が移ってきれいな色になった。行かなかった鳥は、灰色や黒のまま。

 と、話していくと、急に思いついたらしく「あ、カラス!」「カラスは行かなかったんだ!」と叫ぶ子たち。可愛いなあ。

 

『やまんばあかちゃん』

やまんばあかちゃん

 これは12分もかかるのでちょっと迷ったが、家で読んでみたらとても心地よかったので、読むことにした。朝の読書タイムでは長すぎて読めないし。

 昔、富士山の噴火で飛んできた岩から生まれた、やまんばあかちゃん。ものすごくパワフル。森の動物達は順番に里親になって、やまんばあかちゃんを育てていくことにした。

 とっしんドーン、ゆさゆさビューン、ヒューバシャンパクリなど、それぞれ自分の得意技を教えていく。

 静かによく聞いてくれたが、終わった時に「長かった」と言う声が聞こえた。やっぱりちょっと飽きたのかな?

 

 30分くらい。

 

 

朝の読書タイム:2年2組(第1回)

◯ 絵本 『ケチルさんのぼうけん』 たかどのほうこ

◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵

 

 元気いっぱいの2年生。私が顔を出したときからもう興奮気味だった。

 

『ケチルさんのぼうけん』

ケチルさんのぼうけん (フレーベル館の新秀作絵本 (8))

 私の大好きな絵本。2000年に購入してから何回読んだかわからない。昨年、高楼方子さんの講演会でサインもいただいた。 

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  表紙を見せたところですでに「ケチルさん?!」と笑い声。

「ケチルさんというのは、このおじさんですが、どんな性格だと思いますか?」と聞くと、もちろん大きな声で

「ケチ~!」と。そう、言いたくてしょうがなかったんでしょう?言わせてあげました。

 さて、冒頭から期待を裏切らず「ケチルさんは けちでした」とある。子どもたちは興奮収まらず、大声で「ケチ~」「え~?お菓子も食べないの?」などと声を上げる子がたくさんいて、ちょっとじゃまになるほどだった。しかし、一方で「静かにしてよ」とたしなめる子もいて、まもなく自然に静かに聞くようになった。

 100倍に増やす予定だった金貨が底なし沼に落ちてしまい、代わりに人形が「100ばいの木」の根本に掘った穴に落ちたところで、子どもたちは(人形が増えるぞ)と予感したみたい。そして、次のページの迫力ある100個の人形の場面では笑いが起こった。

 「その人形売ればいいじゃん」と現実的なことを言う子もいた。

 いずれにしても、2年生になったばかりのこの子たちが、このお話のおもしろさをちゃんと理解してくれたのには感動した。

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ) カニ ツンツン (こどものとも傑作集)

 

 少し時間が余ったので定番絵本を読むことにした。『かぞえうたのほん』と『カニツンツン』を見せてどちらがいいか手をあげてもらったら、意外と接戦だったがわずかに『かぞえうたのほん』た多かったのでこちらにした。

 去年一度読んだものだが、あらためてよく笑ってくれた。また読むよ。

 でも、終わった後も「カニがよかったな~」と言う声も聞こえたので、次回は『カニツンツン』を読まなくては!

 

 13分ぐらい。

 

2017年度4回目の児童館おはなし会

Oさん◯ 紙芝居『クモヨばあさんのすばらしいす』 松井スーザン/脚本、市居みか/絵

Oさん◯ 絵本 『カエルくんのみずたまり』 宮西達也

私  ◯ 素話 『京のカエル・大阪のカエル』 京都府の昔話

私  ◯ 絵本 『おぶさりてい』 川村たかし/文、関屋敏隆/絵

 

 今日は50人近くいた。みんなで「テルーの唄」を歌ってからおはなし会開始。

 

『クモヨばあさんのすばらしいす』

クモヨばあさんのすばらしいす (ともだちだいすき)

 蜘蛛のクモヨばあさんが、仲間を励ますために素晴らしい巣を作るという話。

確かに蜘蛛の巣は美しいし、素敵なお話ではあるんだけど、蜘蛛の巣は虫を捕らえるための罠でしょう? 獲物である蝶なんかと仲良くしちゃダメじゃないの? 飾り立てて目立たせちゃダメじゃないの? ・・・なんて私は考えてしまう。

 賛否両論かもしれない。

 子どもたちは普通に受け容れていたようだけれど。

 

『カエルくんのみずたまり』

カエルくんのみずたまり (チューリップえほんシリーズ)

 水たまりから、サンマやペンギンやワニなどが出てくるたびに「そんなにでかくないだろ!」などと子どもたちは反応していた。でも、最後にウシガエルが水たまりの水を飲み干してしまった時「その動物たちはどうなったんだろう?」とは思わなかったみたい。

 

ここで私に交代。

『京のカエル・大阪のカエル』

 京のカエルが大阪見物に、大阪のカエルが京見物に出かけ、間の天王山のてっぺんでバッタリ出会った。そして、それぞれ行く先の様子を眺めようと伸び上がって見るのだが・・・。

 初め言葉だけで話して、それからペープサートで作ったカエルを出し、伸び上がった時に目が後ろに行くために、実は自分たちの町を見たんだということを説明した。

 ペープサートを取り出した途端、目を輝かせて身を乗り出してきた。そして「ああ、そういうことか」と深く頷いていた。可愛いものだ。

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『おぶさりてい』

おぶさりてい (日本の民話えほん)

 「知ってる~」と言う声が聞こえたが、知っている話とはちょっと違ったかも。

 太郎・次郎・三郎の兄弟が順に光るお化けに挑んでいくが、お約束どおり上の二人は逃げ帰ってきて、末っ子の三郎だけが恐れずにおぶって帰ってくる。

「やーい、あにさ。ひかりものを せおうて もってきたが、どうするべえか」

と言うところでは「どうするんだよ?」と笑いが起こった。

 最後の場面では「小判だ!」「だから光ってたんだ!」と納得していた。

 絵も迫力があって、お話もおもしろかったね。

 

25分ぐらい。

朝の読書タイム:6年2組(第1回)

◯ 絵本 『からすたろう』 やしまたろう

◯ 絵本 『かぞえうたのほん』 岸田衿子/文、スズキコージ/絵

◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 さすが6年生。きちんと席について落ち着いていた。

 

からすたろう

 高学年向きと思う『からすたろう』を選んできた。

「作者のやしまたろうさんが、自分の子供の頃を思い出してかいたお話です。だから、かなり昔の話になります。」

と言って始めた。

 

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  みんなしーんとして集中して聞いてくれた。おかげで、私もゆっくりと噛みしめるように読むことができたと思う。最後の方は思わず涙が出そうになってしまった(でも、こらえた)。

 これは、それまでみんなにバカにされてきた主人公が、6年生のときの担任の先生に認められて、周囲の評価も変わっていくという話だ。だから、6年生に聞かせるのにちょうどよかったと思う。

 

『かぞえうたのほん』

かぞえうたのほん (日本傑作絵本シリーズ)

 時間が余ったので定番絵本を読むことにした。

「これ、覚えてる人?」と聞くと、ほぼ全員の手が上がった。嬉しそうだった。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 最後にはいつもの『こんにちワニ』。

 何度も読んでいると、大きくなってからも覚えていてくれるので嬉しい。そう言えば先日の運動会で、見に来ていた高校生ぐらいの女の子たち(卒業生)に「あ、『こんにちワニ』!」と声をかけられた。私の顔と定番絵本がしっかり結びついているんだな。逆に、この絵本を目にしたときは私のことを思い出してくれるんだろうな❤

 

10分。

朝の読書タイム:5年2組(第1回)

◯ 絵本 『100万回生きたねこ佐野洋子

◯ 絵本 『おじさんのかさ』 佐野洋子

 

 5年生になって初なので、絵本にした。『100万回生きたねこ』のように、高学年にこそ読んで欲しい絵本ってあるけれど、その頃にはもう絵本を手に取ることもなくなっちゃうんだよね。だから、私はあえて読み聞かせに入れる。

 

100万回生きたねこ

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

 さすがにこれは有名な絵本なのでみんな知っていると思ったが、やっぱり半分ぐらいしか知らなくて、読んだ(または、読んでもらった)ことのある子は2人だけだった。

 ゆっくり、心を込めて読んでいったのだが、そうすると最後の方で泣きそうになってしまう。今日もちょっと危なかった。

 

『おじさんのかさ』

おじさんのかさ (講談社の創作絵本)

 しんみりしたまま1日を過ごすのはかわいそうなので、続いてこの絵本を読む。

同じく佐野洋子さんの作品だが、これはちょっとかわいいおじさんの話。

 今日はちょうど雨降りだったので、ぴったりだ。

 3分の残り時間で読むのはちょっとむずかしくて、途中で時間が気になってしまったが、なんとか読み切った。

 「あめがふったら ポンポロロン」と歌うところ、おじさんの声は子どもたちの声より1オクターブ下げて歌ったら、クスッと笑い声が聞こえた。

 

10分ーちょっと過ぎたかな。

朝の読書タイム:4年2組(第1回)

◯ 素話 『白い石と黒い石』

◯ 絵本 『ぱくぱく はんぶん』 渡辺鉄太/文、南伸坊/絵 「こどものとも年中向き」2017年4月号

 

 41人の机がぎっしり詰まって、迫って来る感じ。先生がいらっしゃらなくても、みんな席について静かに本を読んだりしていた。

 

『白い石と黒い石』

 毎年4年生に聞かせようと思っているのに、去年は1クラスしかできなかった。だから、忘れないうちに第一回の今日、これを持ってきた。 

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  みんなすごい集中力で聞いてくれて、最後の答えを話すと「お~!」「ああ、そういうことか」と深く納得してくれた様子なのでよかった。心に残るといいな。

 

『ぱくぱく はんぶん』

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 続けて数学に関係するような絵本として、これを読んだ。

「分数、習った?」と聞いたら「うん!」と元気に答えてくれた。

 大きなケーキが、半分、また半分、と次々食べられていくと、子どもたちは「なくなっちゃうよ」「また?」と気が気でない様子。おもしろかった。

 最後はハッピーエンドだからいいけどね。

 

 10分。

朝の読書タイム:3年2組(第1回)

◯ 絵本 『クムカン山のトラたいじ』 松谷みよ子/文、梶山俊夫/絵

◯ 絵本 『みずたまレンズ』 今森光彦

 

 先週は運動会の直前だったため朝の読書タイムはなかった。それで今日は久しぶりの小学校での読み聞かせ。

 5分前に教室に行ってみると、みんな絵の具で絵を描いている様子。でも、すぐに片付けて用意をしてくれた。

 

『クムカン山のトラたいじ』

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 3年生になったのでこのくらい大丈夫だろうと、ちょっと長めの朝鮮の昔話を持ってきた。

 「朝鮮の昔話です」というと、「北朝鮮?」ときいてくる。今、ミサイルの件などでよく耳にするからね。

 読み始めると、みんな集中してよく聞いてくれた。

 冒頭に「とうさんがいないので、いつもいじめられる」というところがあり、ちょっと気になったが、これは父の仇を討ちに行く話なので仕方がない。サラッと流した。

 「水がめの耳」とか「はりのメド」とか、わかりにくそうな言葉は素早く説明を入れた。絵があるので少しは助けになるとは思ったが。

 梶山俊夫さんの絵はダイナミックで特にトラは迫力がある。お話もすごい冒険ものなのでおもしろいと思う。

 私としては、主人公のキルリヨンが、トラのお腹の中で出会った娘をちゃっかり自分の家に連れて行ってしまうところが納得できなかった。娘だって自分の親のところへ帰りたかったんじゃないのかな?

 まあ、昔話にはおかしなところがよくあるものだから。

 

『みずたまレンズ』

みずたまレンズ (かがくのとも傑作集 どきどきしぜん)

 今日は雨降りなので、もう一冊はこれにした。長さもちょうどいいし。

「去年読んだことあるかもしれないけど」というと、「知ってる~」「忘れた~」など、いろいろな声が聞こえた。

 美しい写真絵本なので、各ページよく見せながら進めた。

「みんなが帰る頃には雨が上がっていると思うから、水玉を覗いてみてね」

と言って締めた。

 『こんにちワニ』を読んでしまおうか一瞬迷ったが、時間になっていたのであきらめた。

 

10分。