チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:3年3組(第3回)

○ 絵本 『にんげんごっこきむらゆういち/文、長新太/絵

○ 絵本 『おこりんぼうおじさん』 おかいみほ

○ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 最初から先生がいらしたせいか、みんなとても落ち着いて静かに待っていた。

 

絵本 『にんげんごっこ

にんげんごっこ (講談社の創作絵本)

これは私の大好きな絵本。

人間の世界を知りたい動物たちに、ネコが自慢げに説明します。ただ、そのやり方は、シマウマを横断歩道に見立てたり、キリンを踏切の遮断機にしたり・・・。一番かわいそうだったのは、便器にされたカバ。カバの口を開けさせてそこにネコが座り、う~んと唸って・・・

子どもたちは静かに聞いていたが、面白がっていたと思う。

 

○ 絵本 『おこりんぼうおじさん』

 「ぼく」が石をけったら知らないおじさんの足に当たった。でも「ぼく」は謝らなかった。するとそのおじさんはついてきて、「ぼく」がよく見ないで横断歩道を渡ったり、家に帰っても手を洗わなかったり、そのたびに「プンプンプンプン」と注意してくる。

 ちょうどこの絵本を読んでいる時に校長先生が後ろからこっそり入って来られて、一緒に聞いてくれた。「子どもたち、身を乗り出して夢中になっていましたよ」と、後でお言葉をいただいた。

 

○ 絵本 『こんにちワニ』

こんにちワニ 【3歳 4歳からの絵本】 (わははは!ことばあそびブック)

 これは定番なので、唱和してくれた。

 

10分。

 

朝の読書タイム:3年1組(第3回)

◯ 絵本 『りゅうになりそこねたハブ』 儀間比呂志

◯ 絵本 『へろへろおじさん』 佐々木マキ

◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 先日5年生のあるクラスで学級閉鎖になったそうだが、このクラスは(何人か欠席はいたが)元気そうだった。

 

◯ 絵本 『りゅうになりそこねたハブ』

 やはり「ハブ」を知らない子が多いようだったので、「沖縄によくいる毒蛇です」と説明してから始めたのだが、「毒蛇」を強調しすぎたためか、絵本の中で主人公の男とハブが出合う場面では、かまれるのではないかと心配そうだった。

 読み終わると「りゅうは死んだの?」という声。確かに、お話の中でははっきりとは書いていない。「どうだろうねえ」とぼやかしておいた。

 

◯ 絵本 『へろへろおじさん』

へろへろおじさん (こどものとも絵本)

 これは私がよく読む絵本なのだが、初めての子が多かったようだ。低学年と違って、おじさんが不幸に見舞われるたびに笑う子はほとんどいなかった。おじさんが最後にアイスを買ったときは、落としてしまうのを予想してハラハラしていたみたい。さすがだ。

 

◯ 絵本 『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 これはみんな覚えていて「知ってる」「これ、好き!」と嬉しそう。時間を見ながら、今日は早口で読んだ。うまく読めて満足。

 

◯ 絵本 『こんにちワニ』

こんにちワニ 【3歳 4歳からの絵本】 (わははは!ことばあそびブック)

 これも「あ、それ!」と大喜びで、みんなで唱和してくれた。

 

10分。

朝の読書タイム:5年2組(第3回)

◯ 絵本 『りゅうになりそこねたハブ』 儀間比呂志 こどものとも年中向き2018年1月号

◯ 絵本 『十二支のおやこえほん』 高畠純

 

 朝職員室に行くと、5年1組は体調不良の子が多いとのことで、1組で読み聞かせをする予定だったNさんは6年生に変更になっていた。5年2組は元気だから大丈夫で、私は変わらず。

 廊下で待っていると、窓から見事な虹が見えた。

 

◯ 絵本 『りゅうになりそこねたハブ』

 辰年にちなんで、竜の絵本を持ってきた。探してみて驚いたが、竜の絵本は結構たくさんあるものだ。これは沖縄の昔話。

 絵がはっきりしていて読み聞かせには向いていると思う。お話は昔ばなしの王道という感じ。竜のうんこが万病に効く薬だというのは驚いた。

 

◯ 絵本 『十二支のおやこえほん』

十二支のおやこえほん

 こちらは十二支の動物が順に出てくる小話的な絵本。時々クスッと笑い声が出た。

 

 5年生の多くは年男年女で、辰年生まれ。12歳になる。

 

10分。

児童館でのおはなし会

私  ◯ 素話 『凍ってしまった声』 長野県の昔話

Nさん◯ 大型絵本 『ダイオウイカイカたろう』  ザ・キャビンカンパニー

私  ◯ 絵本 『まゆとりゅう』 富安陽子/作、降矢なな/絵

Nさん◯ 絵本 『タローズベーカリー』 さのももこ/文、かげ山なおみ/絵

 

 新年初めての児童館おはなし会。思いがけず大勢の子どもたちが待っていた。特に1年生の男の子たちが元気いっぱいで、並ぶのを待っている間もジャンプしたりしている。

 

私  ◯ 素話 『凍ってしまった声』

 竹筒の中で凍ってしまった声が、春になってから解けて聞こえてきたという短いお話。結構おもしろがっていた。

 

Nさん◯ 大型絵本 『ダイオウイカイカたろう』

だいおういかのいかたろう (ひまわりえほんシリーズ)

 これはNさんの得意の絵本。踊りも入っているので、私が絵本を持って、Nさんは踊ったりした。一緒に踊る子は・・・いなかったね。

 

私  ◯ 絵本 『まゆとりゅう』

まゆとりゅう―やまんばのむすめ まゆのおはなし (こどものとも絵本)

 辰年にちなんで、龍の絵本。「見たことある~」という声が聞こえたが、多分この「まゆ」のシリーズだろう。7冊も出ているのだ。

 9分かかる長い話だが、いろいろツッコミを入れながら最後まで聞いてくれた。

 

Nさん◯ 絵本 『タローズベーカリー』

タローズベーカリー (momo book)

  これもNさんのお気に入り。犬のタローが開いたパン屋の話。途中、誹謗中傷が広がって危機が訪れるが、一人の女の子のお陰でまた繁盛する。

 子どもたちはいろんなパンや、お客にいろんな動物がまざっているのに興奮していた。

 

30分。

 

 

 

朝の読書タイム:4年2組(第3回)

◯ 絵本 『十二支のおやこえほん』 高畠純

◯ 絵本 『にているね!?』 五味太郎

◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 新年最初の読み聞かせ。でもまあ、あっさりしたものだ。

 

◯ 絵本 『十二支のおやこえほん』

十二支のおやこえほん

 新年なので十二支の絵本を選んだ。十二支の由来についての絵本はたくさんあるが、これは全く違う。ネズミから始まって、各動物の親子の一コマ漫画という感じ。

 どれもクスッと笑えて、かわいい話。イラストもかわいい。

 

◯ 絵本 『にているね!?』

にているね!? (かがくのとも絵本)

 馬と椅子。椅子は馬に「おまえ おれに にているよね」と言って、似ている部分を挙げ始める。それが結構説得力があって、しまいには馬も納得して「ぼくときみは おんなじだ」と言ったところ、椅子は「いや おんなじじゃない にているっていうことさ」とばっさり。この二人のやり取りがおもしろい。

 

◯ 絵本 『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 ここからは定番絵本。時間に合わせて読む速度を調節した。

 

◯ 絵本 『こんにちワニ』

こんにちワニ 【3歳 4歳からの絵本】 (わははは!ことばあそびブック)

 そして締めはこれ。

 このクラスでの読み聞かせは今年度最後だとのことだ。

 

10分。

 

児童館でのおはなし会

Nさん◯ 大型絵本 『トラネコとクロネコ』 宮西達也

私   ◯ 素話 『雪』(小麦粉と砂糖) 中国の昔話

Nさん◯ 絵本 『タローズベーカリー』

私  ◯ 絵本 『おおさむ こさむ』 こいでやすこ

 

 寒い日。今日は分館でのおはなし会だったので、子どもの人数は少なくて、8人だけ。みんな乗り出して見てくれた。

 

◯ 大型絵本 『トラネコとクロネコ

トラネコとクロネコ (ひまわりえほんシリーズ)

 前回、本館で読んだもの。今日は少人数なので、よく見えたと思う。大型絵本で、縦になるページもあるので、私が支えるのを手伝った。

 

◯ 素話 『雪』(小麦粉と砂糖)

 雪のかわりに小麦粉や砂糖が降る村の話。みんな「ええ?」という感じで聴いていた。最後は「餓死じゃん」と。

 

◯ 絵本 『タローズベーカリー』

タローズベーカリー (momo book)

 おいしそうなパン。子どもたちは最初「ベーカリー」が分からず、「ベリー?」などと言っていた。

 内容はなかなか現代的で面白い。犬のタローが始めたパン屋さんは人気だったが、犬が作っていることがばれて、あらぬ噂や中傷が広がって、お客が来なくなってしまう。

 でも、最後はめでたしめでたし。

 

◯ 絵本 『おおさむ こさむ』

おおさむ こさむ (こどものとも傑作集)

 表紙を見せただけで「寒い~」という声が上がった。たしかに寒い、そしてちょっと怖いお話。かわいい雪だるまだと思って一緒に遊んでいたのに、それが怖いゆきぼうずだと分かり、凍らせられそうになる。

 盛り上がりがあり、ドキドキする。私はこの話、大好き。

 

20分ぐらい。

朝の読書タイム:6年1組(第4回)

◯ 絵本 『クリスマスのほし』 マーカス・フィスター/作、俵万智/訳

◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵

◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 ざわざわしていた子どもたちも、時間になると自然に席に着き、準備ができていた。

 

◯ 絵本 『クリスマスのほし』

クリスマスのほし (世界の絵本(新))

 これは星の部分などがキラキラ光る仕様で、美しい。イエス・キリストの誕生の話。クリスマスの由来を知らない子どもたちにいいかな、と思って紹介した。

 宗教的な意味合いはあまり強くないが、「へいわを もたらす かた」「わたしたちに、へいわへの みちを おしえて くださる かた」がお生まれになった、と繰り返し強調されている。今のイスラエルのことを考えると悲しくなる。

 

◯ 絵本 『もりもりくまさん』

もりもりくまさん (たんぽぽえほんシリーズ)

 次は明るい定番絵本。さくっと読んだ。

 

◯ 絵本 『こんにちワニ』

こんにちワニ 【3歳 4歳からの絵本】 (わははは!ことばあそびブック)

 「そして、最後は・・・」と言うと、「こんにちワニ!」という声が上がった。そうですよ。

 

10分。