◯ 絵本 『タンゲくん』 片山健
◯ 絵本 『へろへろおじさん』 佐々木マキ
◯ 絵本 『もりもりくまさん』 長野ヒデ子/文、スズキコージ/絵
なんと、このクラスは今回がまだ2回め。定番絵本もあまり聞いていないのだった。
『タンゲくん』
私のお気に入り。今日はこれをメインに持ってきた。
片目がつぶれているネコ。なぜか「わたし」の膝に乗ってきた。「わたし」から「タンゲくん」への愛情がすごい。そして、「タンゲくん」は誇り高い。
決してかわいらしいネコではないのだが、子どもたちは「かっこいい!」と言って見ていた。
物語としては地味で、何の事件が起こるわけでもなく、「わたし」がタンゲくんのことを語る形で進む。それでも、この素晴らしい絵と、温かい愛情あふれる言葉で、率いつけられる。
『へろへろおじさん』
ここからは定番絵本。『へろへろおじさん』は、このクラスで初めてだったが、珍しく笑わなかった。1年生なのに、ませているのかな。
今まで低学年で読んだ時は、おじさんが階段から落ちたり、頭の上にマットが落ちてきたり、ブタに踏みつけられたりするたびにゲラゲラ笑うのだったが。このクラスでは、おじさんに同情しているようだった。最後にアイスクリームを買ったところでは、落とすんじゃないかと心配していた感じ。こんなこともあるんだな。
『もりもりくまさん』
これは前に1回読んだことがあるのだが、覚えていない子が多かった。派手な色づかいの絵と、調子の良い詩のような言葉。「わお!」が何度も出てくるのも喜ぶ。
『こんにちワニ』
ほぼ時間になってしまったが、最後にササッとこれを読んだ。定番中の定番だから。
久しぶりに「もう1回読んで!」が出て嬉しかった。でも、また今度ね。
17分ぐらい?