私 ◯ 素話 『友だちにあげたリンゴ』 福岡県の民話
私 ◯ 紙芝居 『フランケンシュタイン』
Oさん◯ 言葉遊び 『くちびるたいそう』まどみちお
Oさん◯ 絵本 『秋』 五味太郎
Oさん◯ 絵本 『イカタコつるつる』 長新太
今日は振替で学校が休みだったので、児童館に来ている子は朝からずっとだ。しかも、今日は雨降り。長い一日だろうなあ。1~3年生24人ぐらいいた。
『友だちにあげたリンゴ』 福娘童話集より
まず、いつものように私が昔話を一つ。今日のは4人兄弟が、父親にもらったリンゴをどうしたか、という話。単純で、ちょっと教訓的すぎたかな。それでもよく聞いてくれた。
私が自分で読んだとき、4人兄弟が混乱したので、語る時は指を4本出して、指し示しながら語った。私も語りやすかったし、多分聞いている方も理解しやすかっただろう。
日が短くなり、しかも今日は雨なので、すでに薄暗くなっている。そこでちょっと怖い紙芝居を演じるのにピッタリ。
実は、私がちょうどメアリー・シェりーの原作を読んだところだったので、図書館でこの紙芝居に目が留まったのだ。読んでみると、意外にも原作の意図を汲んで、なかなかよくできていたので、これを選んだ。
私の気合が入っていたこともあるが、みんなシーンとしてとてもよく聞いてくれた。怪物の悲しさも伝わったかもしれない。
終わってからも、誰ひとり口をきかず、空気が固まっていた。
ここでOさんに交代。
『くちびるたいそう』
Oさんが、その雰囲気を和らげるべく、牛乳パックで作ったカエルの人形を使って、まどみちおさんの『くちびるたいそう』をやった。口がパクパク動いてかわいい。
次に、カレンダーの裏に書いてきたものを見せながら、子どもたちにも一緒にこの詩を読んでもらった。みんな素直に声を合わせて上手に読めた。
『秋』
今日は寒くて、秋というより冬の初めという感じだったが、この絵本はそんな季節の移り変わりを表していたピッタリだったと思う。
竿の先に、トンボだけじゃなく秋を表すいろんなものが「とまる」。
「ありえね~」などと言いながらみんな喜んでみていた。
最後に雪がひとひら落ちてきて、裏表紙で雪だるまが竿の先にとまる。その辺りが素敵でリアルだと思った。雪はまだ降らないが、今日は寒いから。
『イカタコつるつる』
最後は、長新太さんのたのしい絵本。イカがラーメンを食べているうち、足とラーメンがこんがらがって、間違って足を食べそうになったり、タコがスパゲッティを食べていたら…。
ちょっと飽きて隣の子にちょっかいを出している子もいたけど、ほとんどの子は行儀よくしていた。
全部で25分ぐらいかな。