○ 絵本 『せかいいちうつくしいぼくの村』 小林豊
今日はこの一冊。10分でぎりぎり読めるかどうかというところ。
まず表紙を見せて「これ、知ってる?」と聞いてみた。すると「あ、なんか、教科書にある!」と言う子がいた。
そう、これは4年生の国語の教科書の最後のほうに出てくる。ただ、教科書では絵は挿絵程度に少し載っているだけなので、授業で習う前に絵の大きな絵本で読んでおいてあげたいと思った。
私自身は何度も読んでいるおなじみの絵本なのだが、久しぶりに読んでみると、やっぱりいい絵本だなぁあと感じる。子どもたちもシーンとして聞いてくれた。そして、最後のページの衝撃的な一文
この としの ふゆ、
村は せんそうで はかいされ、
いまは もう ありません。
のところでは、ハッと息を呑む音が聞こえた。
10分