チョコドーナツの読み聞かせボランティア記録

子どもたちへのおはなし会の記録です

おはなし会の記録(小学校や児童館等での絵本読み聞かせ、紙芝居、素話など)

朝の読書タイム:2年3組(第3回)

◯ 絵本 『ごちそうの木』 ジョン・キラカ/作、さくまゆみこ/訳

◯ 絵本 『こんにちワニ』 中川ひろたか/文、村上康成/絵

 

 5分前に教室に着くと、先生がまだいらっしゃらなくて、体操着に着替える子、宿題を集める子、などでごった返していた。仕方ないので「用意ができた子から席について」と声を掛ける。

 なんとか落ち着いたので、端の子は椅子を持って真ん中に移動するように言ってから始める。

 

『ごちそうの木』

ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし

 色使いがとても華やかで目を引く。子どもたちは「あ、立ってる!」と、動物が洋服を着て2本足で立っていることに注目した。

 「アフリカの昔話です」と紹介したが、アフリカと言ってもピンとこないみたいだった。なんと説明したものかちょっと困ってしまった。

 お話は長いのだが、繰り返し3回と4回目に成功、という昔話の定石通りに進むので、難しくはない。

 ただ、「水牛」が出てきたときには「水牛って?」と聞かれた。とりあえず絵を指さしたけれど、この絵はかなり擬人化していて、実際の水牛とはだいぶ違うので、分かってくれたかどうか不安。

 この絵本は全ページ、右ページが全部文で、左ページが絵になっている。左に絵本を持って読む私には読みやすかった。

 最後は「大きいから なんでも できるとは かぎらないし、小さくても だいじな なかまなんだからね」と、ちょっと教訓めいた台詞が入る。

 これでほぼ10分使ってしまった。

 

『こんにちワニ』

こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)

 最後にササッと定番のこの絵本を読んで終わりにした。珍しくシーンとして無反応だった。

 でも、終わった後小さな声で「おもしろかった」とつぶやいている子がいたのでよかった。

 

12分ぐらい。